ファイナルファンタジータクティクス A2 封穴のグリモア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/28 01:41 UTC 版)
ジャンル | シミュレーションRPG |
---|---|
対応機種 | ニンテンドーDS |
開発元 | スクウェア・エニックス |
発売元 | スクウェア・エニックス |
音楽 | 崎元仁(ベイシスケイプ) |
人数 | 1人 |
メディア | ニンテンドーDS専用カード |
発売日 | 2007年10月25日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
売上本数 |
30万本[1] 75万本[1] |
概要
『ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウィング(FFXIIRW)』(ニンテンドーDS)、『ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争』(PSP)に続くイヴァリース・アライアンス第3弾。夏休みに本を読んでいた主人公・ルッソが異世界に飛ばされることから物語が始まる。『ファイナルファンタジーXII(FFXII)』、『FFXIIRW』のキャラクターが登場することからわかる通り、同作から数年後の別の地方が舞台となっている。『FFTA』の続編となるタイトルではあるが、一部のキャラクターが登場するだけで物語に直接の繋がりはない。
プロローグ
学校の図書室に本の整理をしにやってきたルッソは一冊の不思議な本を見つける。途中から何も書かれていない本の最後のページには「空白を埋める者、その名を告げよ」と書かれていた。軽い気持ちで自分の名前を書き込んだルッソだったが、本が光を放ち、不思議な空間を通り抜け見知らぬ場所に落ちてきてしまう。異世界イヴァリースにて、新たな物語が始まる。
舞台設定
イヴァリース
今作の舞台であるイヴァリース・ユトランド地方は『FFXII』のイヴァリースの西部に位置し、ロアル大陸、オーダリア大陸の2つの大陸を指している。また、前作とは性質の異なる「ジャッジ」と「ロウ」が存在しているほか、ヒュムを始めとした多くの種族が暮らしている。主に五つの地域に分類され、それぞれを各地の領主が治めている。前作のように現実世界が作り変えられたわけではなく、異世界であるイヴァリースに主人公が迷い込んでしまったという設定である。
- ヤクト
- ヤクトと呼ばれる場所も存在するが、前作と設定が異なる。
時代
- 現代
- 成長したミュート・ランデル(前作のキャラクター)らしき人物がいることから前作の十数年後にあたるものと思われる。
- イヴァリース
- ヴァンたちの冒険(『FFXII』、『FFXIIRW』)よりも後の世界で、空賊ヴァンの知名度が上がりつつある。『FFT』の冒頭にある飛行艇が存在していた時代に相当すると思われる。『FFT』ではロストテクノロジーとなっているものが、この時代の機工の町ゴーグで開発されている。
特色
- ジャッジ
- 今作のジャッジは前作のような法の番人ではなく、契約によって「死」を無効化するゴーレムのような存在である。ロウを守っている間はクランアビリティ効果が付き、守ったままクエストをクリアすると褒美アイテムや装備が貰える。違反するとクランアビリティ効果切れ、戦闘不能になるとそのクエスト内で復活させることが出来なくなる。
- ロウ
- クエストごとに異なるロウが設定されている。
- グリモア
- 魔道書の総称。この時代ではグリモアと呼べる書は減少傾向にある。
- ミスト
- 自然界にあふれる魔力の素。イヴァリースにあふれている。
- 優れし者
- 生まれながらにして他者より優れた才能をもつ者たちの総称、またの名をエアレス。基本的には通常の人間より長命だが、その力故に身体が耐え切れず短命の者もいる。また、優れし者であること自体が他者との確執を生み、彼らを苦しめる原因になることもある。彼等が編み出した技・総称「アーツ」を使える。
システム
エンゲージ
前作との大きな変更はないものの細かいルールが変更されている。
- エンゲージ開始時にMPは0からスタートし、行動順序が回ってくるたびに10ずつ蓄積される。
- 攻撃を交わしてもユニットの方向が変わらない。
- 二刀流で一撃目にクリティカルが出てもノックバックされず、二発目の発動後に押し出される。
- 水中でも攻撃できるが、一部の種族は水に入ることができない。
- 遠距離攻撃ではカウンターが発動しない。
- 低確率でスペシャルコマンドが発生し、自分の隣接マスの敵・味方のキャラクター数によって効果が変化するシステムがある。
ユニット
今作ではボスユニットに3×3のマスを占領し、移動しないタイプのものが多数存在する(デカトリス、ラフレシアなど)
クエストなどでサブストーリーとして何度も登場するキャラクターには特別にイラストが用意されている(バウエン、ラブリーボイスなど)
アビリティ
アビリティが宿る武器を装備した状態で(クエストクリアによって)アビリティポイント(AP)を貯めることで使えるようになる。習得可能アビリティは大別してアクション、リアクション、サポートの3種になり、前作にあったコンボアビリティは廃止された。
神獣召喚
特殊なアクセサリーを装備することによって神獣召喚のコマンドが追加される、外すと無くなる。
一度、行動を成功させるとたまる「スマッシュゲージ」を一定値貯めることで、神獣が召喚可能になる。
複数のアクセサリーを装備することで複数の神獣を一回の戦闘で一人のユニットが召喚することが可能だが、一種類の神獣は一回の戦闘で一度だけしか召喚できない。
ワールドマップの移動・月・日数
いくつかの駒が1つの地域にまとめられ、地域単位で移動する際に日数がカウントされる。また、クエストをクリアした際にも日数が経過する。
- 1か月スキップする場所が存在する。
- 12か月各20日。
クエスト・クエスト関連アイテム(おたから)・装備品
戦闘系統のクエストでも一部は派遣で済ませられるようになった。
敵を倒したとき(ゾンビ、ゴーストは除く)、エンゲージが終了したときなどに「おたから」が手に入り、それを持っていることでクエストを受けられる。
手に入れた「おたから」の組み合わせによって、製錬された装備品はショップで購入できるようになる。一度購入したら再び製錬しないといけないものもある。
モードとセーブ
本作にはノーマル、ハードのモードがある。ハードはノーマルに比べ、敵の攻撃力が上昇する。
セーブスペースは2つある。
- ^ a b “Final Fantasy Tactics A2: Grimoire of the Rift (Nintendo DS) - Sales, Wiki, Cheats, Walkthrough, Release Date, Gameplay, ROM on VGChartz”. 2023年7月6日閲覧。
- ^ a b “ともに旅するふたりの仲間が判明! 『ファイナルファンタジータクティクス A2 封穴のグリモア』”. ファミ通.com (2007年5月9日). 2023年7月6日閲覧。
- ^ “『FFXII』のヴァンが登場! 『ファイナルファンタジータクティクス A2 封穴のグリモア』”. ファミ通.com (2007年8月23日). 2023年7月6日閲覧。
- 1 ファイナルファンタジータクティクス A2 封穴のグリモアとは
- 2 ファイナルファンタジータクティクス A2 封穴のグリモアの概要
- 3 登場キャラクター
- 4 種族
- 5 スタッフ
固有名詞の分類
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