ファイアーエムブレム 覚醒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/07 02:35 UTC 版)
ゲーム内容
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- 難易度選択とモード選択
- 今作の難易度は「ノーマル」「ハード」「ルナティック」の3段階から選択可能。ルナティックをクリアすると「ルナティック+」が解禁される。そして、難易度とは別に、『新・紋章の謎』に引き続き、キャラクターのHPが0になった場合に死亡扱い(一部キャラクターはリタイア扱い)となり2度と戦えなくなる「クラシックモード」と、撤退に留まり次のマップ以降も使用できる「カジュアルモード」のどちらかを選択することになる。
- なお、親世代に該当する女性キャラクター全てと、ストーリー展開に関わる一部男性キャラクターは、上述のクラシックモードで倒されても撤退扱いとなり死亡しない(以降、ユニットとして使用することは出来ない)。
- デュアルシステム
- 初登場のシステム。2人のユニットが隣接する「デュアル」と、同時に1つのマスに入る「ダブル」の2種を指し、戦闘時に味方ユニットが加勢し2対1の状況にできるというもの。命中や回避などの確率が上昇する「支援効果」を受けることができるほか、味方が追加攻撃を行うデュアルアタック、あるいは味方が敵の攻撃を防御しダメージを無効化してくれるデュアルガードが発生することもある。複数のユニットが隣接していれば支援効果は同時に受けることができるが、デュアルアタック・デュアルガードは1戦闘につき1人としか行われない。
- 味方同士の絆が強いほど、支援効果の上昇値やデュアルアタック&ガードの発生確率は高まり、絆もまたデュアルによって高められていく。
- ダブルは従来の「救出」に似ているが、大きな違いとしてユニット数が一時的に少なくなる以外のデメリット(能力の低下など)が特に存在しないのと、前衛・後衛の概念が存在しており、ダブル中の戦闘は前衛が行い、後衛はデュアルによって前衛をサポートする形となっている。前衛と後衛は入れ替えることも可能。前衛のキャラが撃破されてマップから消失すると、自動的にダブルは解除される。
- また、ダブルには前衛のユニットの能力が上昇するという特性があり、魔法系ユニットが後衛になると魔力が一時的に上昇するなど、後衛のユニットの特徴に応じた能力が強化される。後衛ユニットが強く、また両者の支援レベルが高いほど効果は大きくなる。
- みんなの部屋
- ワールドマップのメニューから訪問できる。キャラクターの詳細なプロフィールを参照したり、ランダムでアイテム入手・経験値獲得・武器レベル上昇・支援度(絆)アップ・ステータスの一時的上昇・裏話的な雑談(独白)などのイベントが発生する。イベントはプレイ時間の経過とともに自動的に蓄積され、3DS本体内の日時が各キャラの誕生日と一致した場合は一度に3連続でイベントが発生する(単体イベントのみ)。
- 名簿
- 「みんなの部屋」に置いてある、自軍キャラクターに関するプロフィール。フレデリクによると仲間が増えると自動的に追加されている様子(マイユニットも不思議そうにしていたらしい)。その存在は仲間内でも意外に知られていないようで、マイユニットとフレデリクの他には、サイリとロランしか知らなかった。
- イベントマス
- 戦闘マップ上に2か所常設されているキラキラと光るエフェクトのボーナスエリアのことで、「みんなの部屋」とほぼ同じイベントが発生する。
- 結婚システム
- 異性同士で支援会話の最高レベルであるSを選択すると両者は結婚することになり、マイユニットの場合は専用のイラストと声優によるボイスが付加された告白イベントが挿入される。
- その後、一部の女性キャラを除いて固有の子供が産まれることになり、2年後の世界(ヴァルム戦争期)における14章を過ぎてから進行状況によって解放される外伝マップで仲間にすることが可能となる。産まれる子供の髪色は一部を除き遺伝によって父親と同じになる。
- 通信要素
- ニンテンドーネットワークに対応している。ローカルプレイでは他のプレイヤーとタッグを組んでデュアル(勝ち抜き戦)に挑んだり、すれちがい通信では相手から配信されたチームが所持しているアイテムの購入や対戦、いつの間に通信ではシリーズ過去作に登場したキャラクターや貴重なアイテムが配信され、有料コンテンツを購入したりすることもできる。
- なお、配信されたチームを率いている「配信リーダー」のキャラクターは直接金銭でスカウトしたり戦闘して勝利することで仲間とすることもできる。ただし上限は次項の追加コンテンツで詳述する「魔符」のキャラも数に含んだ20人までで、上限を超えて仲間にしようとすると誰か一人と別れる必要がある。「マイユニ名鑑」に記録が残っていれば再度仲間にすることも可能(ただし軍資金が必要)。また、配信キャラは全キャラが支援会話および固有台詞なしで、チェンジ可能な兵種はマイユニットと同じになる(性別限定・特定キャラ限定以外の兵種には全てチェンジできる)。
- いつの間に通信で送られてくる「おしらせリスト」のナビゲーターはアンナだが、8月9日と9月13日だけはリズに変わる。
- 追加コンテンツ
- 「#ダウンローダブル・コンテント」を参照
- クラスとスキル
- 「#クラス」を参照「#スキル」を参照
- その他の相違点
- ^ ドイツも欧州連合の一国ではあるが、発売日や価格とは異なりレイティングに関しては事情があるため別記。
- ^ ただしフルボイスかつ一字一句同一なのはデモ(アニメ)シーンや重要なイベントの一部のみで、それ以外の場面ではライブラリー音声を使い回す方式での肉声表現となっている。
- ^ これは任天堂のゲーム商業の歴史上としても初の導入であり、当時報道もされた。
- ^ 欧文の用法としての言い換え=本題と副題を区別する意味の 「:」(コロン)を併記している場合もある。
- ^ 『ファイアーエムブレム ヒーローズ』以降の作品では佐藤聡美が担当。
- ^ その中には、初めから母親遺伝の解釈で描かれていると思しき者も見られる(ウード、ジェローム、シンシア、セレナ、ブレディ、ロランなど)。
- ^ 『ファイアーエムブレム ヒーローズ』に登場する幼少期の姿は恒松あゆみが担当している。
- ^ Avatarの前に置かれる 「あなた」 などを意味する単語は公用語毎で異なり、イギリス英語やオーストラリア英語ではYour、伊語ではil tuo、独語ではDein、仏語ではvotre、西語ではTu、などと表記される。
- ^ ただし、人々の想いにより低確率ではあるが世界に留まれる可能性がナーガから語られており、エンディング終了後は無事生還したと考えられるシーンが流れる。
- ^ ノノとの支援会話ではフレデリクから教わった野戦料理を純粋に 「美味しい」 と評価され、マイユニット自身も食べて問題が無かった。
- ^ 細谷の男/僕1、沢城の女/私1が登場。容姿は共に白髪の若いタイプで、『覚醒』でのマイユニット作成時にデフォルトで用意されているペアの初期状態が最も近い。また、幼少期の姿も登場しており、そちらは沢城が男女共に演じている。
- ^ 『暗黒竜』における赤の騎士、カインの異名。緑の騎士アベルの異名である「黒豹」についても言及される。
- ^ スタッフ自身が 「分かり難かったかな」 と述べているが、斧そのものではなく斧の刃の部分が知らぬ間に抜け落ちていて柄(持ち手)だけが残っており、その刃をミリエルが拾ってきたシーンとして描いている。
- ^ スタッフ曰く 「近代の発明品(科学技術の進歩)を連想させるから」 という判断があったため、前作 『暁の女神』(『新・紋章の謎』)までの過去シリーズではせいぜい片眼鏡までが実用レベルの世界観と設定し、あえて登場させなかったという。
- ^ 岡田の引退に伴い、2022年12月以降の『ファイアーエムブレム ヒーローズ』では三木美が担当。
- ^ マイユニット男との支援会話では自分が妹であり 「お兄ちゃん」 と呼んでいるが、女同士だった場合は姉妹ネタには触れない展開のため、厳密にはインバースが自分を(マイユニット女の)妹と意識しているのかは不明。
- ^ 最高司祭という呼び名については、日本国外版では13章冒頭デモのファウダーによる紹介&初登場時における一文にて、最高の司祭長あるいは教皇といった意味の 「A hierophant. the highest of (he or her) order in all Plegia.」 と訳されている。
- ^ a b 『ファイアーエムブレム ヒーローズ』以降の作品では高田憂希が担当。
- ^ しかし、公式ウェブサイト 「-BACKGROUND-」 での会話では 「友達も家族も恋人もいない」 と言っている。
- ^ ただし自分の指揮は卑怯かついやらしい戦法であり、誰一人として死なせまいとしたマイユニットの指揮よりも生き残った駒が少ないというどんな犠牲もいとわない形振り構わずの勝敗だったため、盤上では勝ったが実戦ではマイユニットの指揮こそが相応しいと述べ自身を否定している。最終的には20連勝の後の1勝を加えて3戦中1敗という勝率になった。
- ^ なお、ミネルヴァとの付き合いが10年と述べられていることから、セルジュの現年齢は約19歳と逆算できるが真相は不詳。
- ^ ただし息子であるシャンブレーの遺伝で判明する通り、人間体で髪の毛のようになっているのは頭髪ではなくタグエルの 「体毛」 である。
- ^ 過去作の 『烈火の剣』に関係する「魔符」などのゲストユニットとのかけあいでは「(エレブ大陸に)行ったことがあるような、ないような」などと話しており、当該作に登場するプレイヤーの分身(アバター)キャラである軍師のデフォルト名「マーク (Mark) 」の同音異字語になっている。
- ^ 全体ではなく頭頂部のメッシュっぽい一部のみが父親と同色になる。
- ^ “任天堂株式会社 2017年3月期 経営方針説明会 / 第3四半期決算説明会 プレゼンテーション資料”. 任天堂 (2017年2月1日). 2017年2月1日閲覧。
- ^ 『メイキングオブファイアーエムブレム 開発秘話で綴る25周年、覚醒そしてif』徳間書店、2015年、113頁。ISBN 9784198640569。
- ^ “Official Site - Fire Emblem Awakening for Nintendo 3DS”. 2017年5月15日閲覧。
- ^ 公式ウェブサイト 「About the Game 『仲間を活かして戦局を切り開く』」。
- ^ “社長が訊く『ファイアーエムブレム覚醒』”. 任天堂 (2017年1月29日). 2017年1月29日閲覧。
- ^ “社長が訊く『ファイアーエムブレムif』”. 任天堂 (2015年6月24日). 2015年6月24日閲覧。
- ^ 「Wii U版「モンスターハンター フロンティアG」と「ファイアーエムブレム 覚醒」のコラボが決定。クロムとルキナを模した武具が登場 - 4Gamer.net」 4Gamer.net、2013年12月6日
- ^ 「12章 海より来る者」 クリア後のクロムの台詞。
- ^ マイユニット女との支援会話B。
- ^ a b 公式ウェブサイト 「-BACKGROUND-」 。a……世界観と物語 「9章 -聖王エメリナ-」 。b……アンナの攻略部屋 「6章 未来を知る者」 。
- ^ ノワール&サーリャの夫の支援会話C。
- ^ ノノとの支援会話C。
- ^ みんなの部屋やイベントマスでの独り言。
- ^ リリース当時の店頭配布チラシやPOP広告上の登場タイトルに、『暗黒竜と光の剣』 『紋章の謎』『新・暗黒竜』『新・紋章』との記載がある。
- ^ 「“ゲーム業界は元気”積極的にアピールを――TGS2012 基調講演 CESA会長・鵜之澤伸氏【TGS 2012】」 ファミ通.com、2012年9月20日
- ^ 「Fire Emblem Awakening - GameTrailers.com」 GameTrailers.com
- ^ 「Fire Emblem Awakening review Nintendo Insider」 Nintendo Insider、2013年4月15日
- ^ ファミ通アワード2012授賞式が開催 ゲーム・オブ・ザ・イヤーは『とびだせ どうぶつの森』
- ^ IGNが選ぶBEST OF 2013、3DSの年間大賞は『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』
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