ピラフ一味 シュウ(ソバ)

ピラフ一味

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/07 05:39 UTC 版)

シュウ(ソバ)

声 - 玄田哲章

ピラフの部下の一人。犬の姿をした動物型地球人で、忍者のような服装をしている。ピラフよりは常識的だが、それでも抜けた性格。アニメでは服装に合わせて軽快な動きも見せるが、特に忍術を使えるわけではない。ピラフマシンで悟空に敗れた際、道着が焼けこげた悟空に服を取られたことがある。

原作では「シュウ」の他に、もう一つ「ソバ」という名前が存在する。これはアニメ化にあたり鳥山が名前を求められた[16]際、ソバと名付けたことを忘れ再度シュウと命名してしまったため[3]。結局原作・アニメともにシュウが正式名称となったが、原作ではそれ以後もソバになっている箇所がある。単行本7巻の巻末コーナーでは、「シウ」とまたさらに名前を間違えられていた[16]。後に刊行された単行本の完全版では、名前は全て初期設定のソバに統一され、関連した台詞はソバに差し替えられた[17]。『ドラゴンボールZ 神と神』以降は正式名称のシュウで全て統一されている。

アニメ・映画でのシュウ(ソバ)

『ドラゴンボール』
第1話から登場。原作同様、3人セットで描かれている。レッドリボン軍編では、悟空のかぶりものをして六星球を手に入れるという活躍をみせている。原作では省かれていたピラフマシン戦後から第22回天下一武道会までの3年間の出来事が数話オリジナルエピソードで描かれており、その間の悟空はずっとシュウの服を着たまま行動していた。
『ドラゴンボール超』
後述の劇場版と同様、3人とも若返った姿で登場する[注 3]。しかしピラフに使い走りにされた時は「俺、もう老犬なのに」と文句を言っていた。
『ドラゴンボールZ 神と神』
物語開始以前に一度ドラゴンボール集めに成功し、若返りを願ったことにより3人とも子供の姿になっている[注 3]。小さくされた影響でピラフは「どんなアルバイトにも雇ってもらえなかった」と悔しがっていたが、逆にシュウは「犬の寿命をとっくに越えていたので嬉しい」と喜んでいた。
『ドラゴンボールZ 復活の「F」』
『神と神』同様に子供の姿で登場する[注 3]。機転を利かせ二つ目の願いで100万ゼニーを手に入れることに成功。その大金で、ご馳走を食べるために立ち去っていった(彼らいわく「まずは腹ごしらえからだ」ともんじゃ焼きを食べに行った)。

注釈

  1. ^ 魔人ブウが地球を破壊した際に死亡したはずだが、アニメでポルンガの力で生き返ったことが明かされているので、世界征服を企みつつも根っからの悪人ではないことも判明した。
  2. ^ その際ピラフは、悟空に久々に遭遇するや「誰だあいつは!?」と口走っている。一方で、悟空は「お前ピラフだろ」と懐かしがっていた。
  3. ^ a b c d e f g h 『神と神』と『超』“未来”トランクス編ではそれぞれの世界の地球のドラゴンボールの力で若返っているとされているが、『超』の現代で若返った理由は不明。
  4. ^ 加えてブルマの頼みにより、トランクスが余計なことに首を突っ込まないように監視していた。

出典

  1. ^ 鳥山明「其之二十一 満月」『DRAGON BALL 第2巻』集英社ジャンプ・コミックス〉、1986年1月15日、ISBN 4-08-851832-2、135、145頁。
  2. ^ a b 鳥山明「其之十九 ついに龍あらわる!」『DRAGON BALL 第2巻』106-111頁。
  3. ^ a b c FOREVER 2004, pp. 159, 「capsule column 5 キャラ名の由来を知りたい!」
  4. ^ 原作第2巻, 第18話.
  5. ^ 原作第2巻, 第19話.
  6. ^ 大全集7巻 1996, pp. 122, 「鳥山明がお送りする DBキャラ秘密の話」
  7. ^ a b 渡辺彰則編「第3章 キャラクター事典」『ドラゴンボール大全集 7巻』102頁。
  8. ^ a b 冒険SPECIAL 1987, pp. 31, 「DRAGONBALL 徹底全激闘史 男の履歴書」
  9. ^ 渡辺彰則編「種族の章 六種族を完全考察 種族の章 地球人」『ドラゴンボール大全集 第4巻』集英社、1995年10月9日、ISBN 4-08-782754-2、68頁。
  10. ^ 鳥山明「DRAGON BALL 龍珠問答 宇宙で生きるさまざまな種族! 地球人」『DRAGON BALL フルカラー 人造人間・セル編5』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2014年5月7日、ISBN 978-4-08-880105-6、223頁。
  11. ^ Vジャンプ編集部編「STORY GUIDE plus 完全マークリスト」『ドラゴンボール超全集 1巻』集英社(愛蔵版コミックス)、2013年2月10日、ISBN 978-4-08-782496-4、201頁。
  12. ^ 冒険SPECIAL 1987, pp. 139, 「鳥山先生に完全密着取材Q&A!!なるほど!?ザ・ドラゴンボール」
  13. ^ a b c d 渡辺彰則編「乗り物の章 ロボット」『ドラゴンボール大全集 第4巻』136-141頁。
  14. ^ 鳥山明、とよたろう「其之二十七 修行と日常 そして…」『DRAGON BALL超 第5巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2018年3月7日、ISBN 978-4-08-881447-6、98頁。
  15. ^ 伊能昭夫編「原作者 鳥山明先生SPインタビュー!!!」『Vジャンプ』2013年5月号、集英社、2013年3月21日、35頁、雑誌 11323-05。 
  16. ^ a b 鳥山明「とりやまさんのDRAGON BALLなんでもかんでもコーナー」『DRAGON BALL 第7巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1987年5月15日、ISBN 4-08-851837-3、190-191頁。
  17. ^ ドラゴンボール完全版 第8巻 其之百十 079頁4コマ目
  18. ^ 鳥山明、とよたろう「特別マンガ」『ドラゴンボール超』 第2巻、集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2016年12月2日、212-213頁。ISBN 978-4-08-880867-3 


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