ピクロトキシン ピクロトキシンの概要

ピクロトキシン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 04:59 UTC 版)

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ピクロトキシン
識別
CAS番号
124-87-8 
ATCコード none
PubChem CID: 5360688
IUPHAR/BPS 4051
DrugBank DB00466 
ChemSpider 16736444 
UNII ZLT174DL7U 
KEGG C09529  
ChEMBL CHEMBL506977 
化学的データ
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厳密にはピクロトキシニン(Picrotoxinin、C15H16O6)とピクロチン(Picrotin、C15H18O7)の2つの化合物の混合物である。両者の構造はコリアミルチンに類似している(コリアミルチンも同様に痙攣を引き起こす)。

抑制性の神経伝達物質であるγ-アミノ酪酸(GABA)の受容体であるGABAA受容体を遮断することにより興奮性神経を抑制支配から解き放ち、興奮性神経からの指令を異常に増強する。ピクロトキシンを大量に投与すると間代性痙攣を引き起こし、長時間作用させると脊髄にも作用し強直性痙攣を引き起こす。臨床的には用いられない。

参考文献

  • 伊藤勝昭ほか編集 『新獣医薬理学 第二版』 近代出版 2004年 ISBN 4874021018

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