ビーファイターカブト スタッフ

ビーファイターカブト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/13 02:53 UTC 版)

ビーファイターカブト』は、1996年3月3日から1997年2月16日までテレビ朝日系列で、毎週日曜8時 - 8時30分(JST)に全50話が放送された東映制作の特撮テレビドラマ、および主人公が変身するヒーローの名称。


注釈

  1. ^ 当時バンダイの担当者であった野中剛は、ヒット作の2年目であるため成績を落とせないというプレッシャーからキャラクターを次々に投入する手法を選択したと証言している[5]。当初は敵味方合わせて10人ぐらいのイメージであったが、新ヒーローを大量に出すのは大変であったことから、個々のキャラクターを立たせたり、ドラマの盛り上がりを考慮に入れた作劇上の都合から、ゲストで先輩ビーファイターを出し、1人ずつ新戦士を登場させることとなった[6]
  2. ^ 超人機メタルダー』や『世界忍者戦ジライヤ』のような多人数キャラというコンセプトで進めていたわけではなく、結果的に時代へのフィッティングが出来てしまった「そうなった」作品であったという[6]
  3. ^ 書籍『メタルヒーロー怪人デザイン大鑑 奇怪千蛮』では、ビークラッシャーの方向性を汲んで次作『ビーロボカブタック』では敵キャラクターがレギュラー化したと記述している[7]
  4. ^ 次作『ビーロボカブタック』がカブトムシをモチーフとしているのはその名残りであるという[6]
  5. ^ 本作品のビデオソフト版にもそのD-2デジタルVTRマスターが原版として使用されているが、後年リリースされたDVDでは全話フィルム原版からのリマスターが使用されている。
  6. ^ 全編がステレオ放送になるのは次作『ビーロボカブタック』からである。
  7. ^ 後に18歳。
  8. ^ 「僕」と言う場合もある。
  9. ^ 第6話から3年生。
  10. ^ 盛大にアラームが鳴り、皆の注目を集めた。その際甲平は「妹にポケベル持たされちゃって」とごまかしていた。
  11. ^ 学校関係者の前では犠牲を出しても超重甲しなかったこともあれば学園祭で招聘されたアイドルの前では躊躇いもなく即超重甲したことがある。
  12. ^ ラストの卒業式のシーンでは、甲平を落第させる案も考えてられていた[14]
  13. ^ 当初はペルー人という設定を意識して黒いメイクを施していたが、手間がかかることから次第にナチュラルメイクになっていった[20]
  14. ^ 第6話から2年生。
  15. ^ 劇中ではコマンドボイサーと呼称されたこともあり、書籍によってはこちらに準じている[26][15]
  16. ^ 演出のイメージは馬上槍試合[15]
  17. ^ 光、嵐、地は劇中未使用。
  18. ^ 当初は『ウルトラセブン』のウルトラホークのように前後で3台のビークルが連結する合体案もあったが、最終的にシンプルにまとめられた[15]
  19. ^ 日本の試作を流用したものではなく、アメリカ版のオリジナル企画であったというが、フィギュアにも対応可能な変形機構のため、スムーズに進んだという[6]
  20. ^ 甲平以外のビーファイターやゆいも生体時限爆弾と化した。なお、甲平が無事だった理由は雨が降り始めた時、仲間たちが老師の最期を看取る中、涙を見せまいとカブトの姿でいたことから、ネオインセクトアーマーが雨が体内に入るのを防いでくれたため。
  21. ^ 書籍『宇宙船YEAR BOOK 1997』では、名称を復活ライジャと記載している[41]
  22. ^ 書籍『宇宙船YEAR BOOK 1997』では、名称をグレートデズルと記載している[44]
  23. ^ 書籍『宇宙船YEAR BOOK 1997』では、名称を復活デズルと記載している[41]
  24. ^ 主にそのメルザード怪人の特性を現す言葉が入る。
  25. ^ 第1話のテロップでは「巨大生物要塞 メルザードス」と表記されており、デザイン画や書籍などではこちらに準じている[53]
  26. ^ 書籍『ビーファイターカブト超全集』では、前作に登場したビートイングラムはこの戦いの中で存在した昆虫次元の武器であることを記述している[54]
  27. ^ 書籍『ビーファイターカブト超全集』では、劇場版『重甲ビーファイター』に登場したドラゴの故郷も、地球の昆虫の先祖が住んでいた昆虫次元に存在していたことを記述している[54]
  28. ^ 第1話では「増田弘」と誤表記されている。
  29. ^ フリオの登場まで[58]
  30. ^ フリオとアクションの撮影が両方ある際には、代役に名乗りを任せて、その間に着替えて立ち回りは高岩が担当している[58]
  31. ^ 怪人デザインは担当していない[70]
  32. ^ 書籍『全怪獣怪人大事典 中巻』では、名称をモゲラートと記載している[71]
  33. ^ 書籍『全怪獣怪人大事典 中巻』では、名称をパイナップラーと記載している[72]
  34. ^ ザボデーラ、ザイレーン、ヘルガーマ、ディノザーラ、イソギララ[46]
  35. ^ 書籍『宇宙船YEAR BOOK 1997』では、名称をトリケライジャと記載している[73]
  36. ^ 11月3日は「第28回全日本大学駅伝」中継のため放送休止。
  37. ^ 書籍『宇宙船YEAR BOOK 1997』では、名称をミスティーホーンと記載している[73]
  38. ^ 当局の開局に伴い、岩手県での本シリーズの放送がIBC岩手放送での前作終了以来半年ぶりに復活した。
  39. ^ 第24話と第30話は、高校野球中継の影響で未放映。なお、本来高校野球中継と重なっていたのは第24話と第25話の週であったが、その第25話が第27話まで続く三部作構成で、続く第28・29話も前後編構成となっていた関係でいずれも放送を飛ばすことができなかった為か、この5回分はキー局から1週遅れで放送されその次の1話完結回であった第30話の放送が飛ばされることになった(その為、第29話放送後の次回予告も第31話の予告に差し替えられた)。
  40. ^ 声も原典と同様に中里栄臣が担当。

出典

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  2. ^ a b c 宇宙船YB 1997, p. 63
  3. ^ 宇宙船161100 2018, pp. 100–101, 「[対談]日笠淳×野中剛
  4. ^ 『テレビランドカラーグラフデラックス「重甲ビーファイター・ビーファイターカブト15大戦士激闘ファイル」』[要ページ番号]
  5. ^ a b c d 宇宙船164 2019, pp. 104–107, 「[対談]日下秀昭×野中剛」
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q フィギュア王296 2022, pp. 68–71, 「玩具開発者対談SIDE1996」
  7. ^ a b 奇怪千蛮 2017, p. 248, 「ビーファイターカブト」
  8. ^ 「tjトピックス バンダイ、タカラ、チヨダなどの中間決戦」『トイジャーナル』1996年12月号、東京玩具人形問屋協同組合、1996年12月1日、24頁。 
  9. ^ スタジオたるかす 編「プレックス座談会」『ROMAN ALBUM HYPER MOOK 2 超合金魂 ポピー・バンダイキャラクター玩具25年史』徳間書店、1998年3月10日、82頁。ISBN 4-19-720035-8 
  10. ^ 最強戦士列伝 2014, pp. 164–165, 「ビーファイターカブト」
  11. ^ 最強戦士列伝 2014, pp. 166–167, 「光と闇のビッグバトル!ビーファイターカブト熱戦史」
  12. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 超全集 1997, pp. 4–5, 「ビーファイターカブト・鳥羽甲平」
  13. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q フィギュア王296 2022, pp. 62–64, 「特別企画 コマンドボイサー&インセクトコマンダー COMPLETE EDITION発売記念! ビーファイターカブト 新旧トイ&グッズコレクション」
  14. ^ ビーロボ カブタック 第1回”. ビーロボ カブタック 東映公式サイト. 2012年1月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月4日閲覧。
  15. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai フィギュア王296 2022, pp. 72–89, 「ビーファイターカブト玩具カタログ1996」
  16. ^ a b c d e f g h i j k l m 超全集 1997, pp. 6–7, 「ビーファイタークワガー・橘健吾」
  17. ^ a b c d e f g h i j k l m 超全集 1997, pp. 8–9, 「ビーファイターテントウ・鮎川蘭」
  18. ^ a b c gvsg 2012, p. 65, 「メタルヒーロー クロニクル」
  19. ^ a b c d e f g h i j k l m 超全集 1997, p. 10, 「ビーファイターヤンマ」
  20. ^ a b c d e f スーパー戦隊21st 5 2017, p. 33, 「スーパー戦隊制作の裏舞台 高岩成二
  21. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 超全集 1997, p. 11, 「ビーファイターゲンジ」
  22. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 超全集 1997, p. 12, 「ビーファイターミン」
  23. ^ a b c d e f g h i j k 超全集 1997, p. 13, 「ビーファイターアゲハ」
  24. ^ a b c d e f g 超全集 1997, p. 15, 「BFカブトの仲間たち」
  25. ^ a b 超全集 1997, pp. 48–49, 「コスモアカデミア大研究」
  26. ^ a b c d e 超全集 1997, p. 2, 「ネオインセクトアーマーの秘密」
  27. ^ 超全集 1997, p. 43, 「ビーファイターカブト大図解」
  28. ^ 特撮全史 2020, p. 71, 「ビーファイターカブト」
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  30. ^ a b c d e 超全集 1997, p. 18, 「大甲神カブテリオス」
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  32. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 超全集 1997, pp. 16–17, 「ネオビートマシン」
  33. ^ フィギュア王296 2022, pp. 65–67, 「玩具開発者座談会SIDE2022」
  34. ^ a b ビーファイターカブト 第38話東映 Official Site)内
  35. ^ a b 「[対談]尾上克郎×野中剛」『宇宙船』vol.169(SUMMER 2020.夏)、ホビージャパン、2020年8月3日、112-113頁、ISBN 978-4-7986-2243-9 
  36. ^ a b c 宇宙船164 2019, p. 108, 五十嵐浩司「名作SF3Dモデルワールド BUILT.44 DX超合金 大甲神カブテリオス」
  37. ^ a b c d 超全集 1997, p. 19, 「邪甲神クワガタイタン」
  38. ^ a b c d e f 超全集 1997, p. 20, 「メルザード一族」
  39. ^ a b 奇怪千蛮 2017, p. 249
  40. ^ a b c d e f g h i j k l m n 超全集 1997, p. 21, 「メルザード一族」
  41. ^ a b 宇宙船YB 1997, p. 28
  42. ^ 奇怪千蛮 2017, p. 251
  43. ^ a b 奇怪千蛮 2017, p. 252
  44. ^ 宇宙船YB 1997, p. 63.
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  46. ^ a b c d e f g h i j k 超全集 1997, pp. 22–23, 「マザーメルザードの子どもたち」
  47. ^ a b 奇怪千蛮 2017, p. 253
  48. ^ a b 奇怪千蛮 2017, p. 255
  49. ^ a b 奇怪千蛮 2017, p. 271, 「重甲ビーファイター ビーファイターカブト PLEXデザインVILLAIN COLLECTION」
  50. ^ 奇怪千蛮 2017, p. 270, 「重甲ビーファイター ビーファイターカブト PLEXデザインVILLAIN COLLECTION」
  51. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 超全集 1997, pp. 24–25, 「闇の四鎧将ビークラッシャー」
  52. ^ a b c d e f g h i j 最強戦士列伝 2014, pp. 168–169, 「ビーファイターカブトが立ち向かう悪の組織とは?」
  53. ^ a b c d e 奇怪千蛮 2017, p. 250
  54. ^ a b c d 超全集 1997, pp. 50–51, 「リアル再現ストーリー 光と闇の超次元昆虫伝説」
  55. ^ a b c d 仮面俳優列伝 2014, pp. 5–22, 「第1章 Mr.平成ライダー&Mr.レッドの軌跡 01 高岩成二」(東映ヒーローMAX vol.27・28掲載)
  56. ^ a b 仮面俳優列伝 2014, pp. 133–142, 「第4章 東映ヒーロー史に刻み込まれた匠の技と業 12 日下秀昭
  57. ^ 「LIST OF WORKS 高岩成二」『JAE NAKED HERO』太田出版、2010年3月8日、141頁頁。ISBN 978-4-7783-1210-7 
  58. ^ a b ACTion 2021, p. 44.
  59. ^ 飯島玲子他「連載「スーツアクター Close Up」高岩成二×福沢博文 対談」『ヒーローヴィジョン』Vol.39、東京ニュース通信社、2011年3月、89頁、ISBN 978-4-86336-133-1 
  60. ^ 64cd932a07f2465のツイート(992463915987623936)
  61. ^ a b c 仮面俳優列伝 2014, pp. 81–90, 「第2章 昭和から平成へ仮面の下のイノベーション 07 今井靖彦」
  62. ^ a b 64cd932a07f2465のツイート(992460793152065539)
  63. ^ 宇宙船172 2021, p. 118, 「[対談]橋本恵子×野中剛」.
  64. ^ 64cd932a07f2465のツイート(992466089115189249)
  65. ^ a b オープニングクレジットより
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  67. ^ 仮面俳優列伝 2014, pp. 47–60, 「第2章 昭和から平成へ仮面の下のイノベーション 04 岡元次郎」(東映ヒーローMAX vol.31掲載)
  68. ^ 仮面俳優列伝 2014, pp. 191–198, 「第5章 プレイヤーからアクション監督への転進 18 石垣広文」
  69. ^ 奇怪千蛮 2017, pp. 279–281, 取材・執筆 大黒秀一「DESIGNER INTERVIEW_15 原田吉朗」
  70. ^ 奇怪千蛮 2017, p. 276, 取材・執筆 ガイガン山崎(チェーンソー兄弟)「DESIGNER INTERVIEW_13 森木靖泰 2」
  71. ^ 全怪獣怪人 中 2003, p. 180.
  72. ^ 全怪獣怪人 中 2003, p. 181.
  73. ^ a b 宇宙船YB 1997, pp. 29、63

出典(リンク)

参照話数

  1. ^ 第5話
  2. ^ a b 第7話
  3. ^ 第4話
  4. ^ 第11話
  5. ^ 第3話
  6. ^ 第6話
  7. ^ 第22話
  8. ^ 第33話






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