ヒシクイ 生態

ヒシクイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/12/17 04:49 UTC 版)

生態

湖沼湿原河川水田、海岸などに生息する[2][3][5][6]。夜間は大きな水場の中央に集まり休む[6]

食性は植物食で、、茎、根、果実種子などを食べる[1][2][6]。和名はヒシの果実を食べることが由来[1][2][4]。種小名fabalisは「豆の」の意で、豆を食べることが由来で英名(bean=豆)と同義[1]

繁殖形態は卵生。タイガ(亜種コザクラバシガン、亜種ヒシクイ、亜種ヒメヒシクイ、亜種ロシアヒシクイ)やツンドラ(基亜種、亜種オオヒシクイ、亜種ニシシベリアヒシクイ)で繁殖する[4][5][a 2]。4-5個の卵を産む[4]。抱卵期間は25-29日で、ツンドラで繁殖する個体の方が短い傾向がある[4]

人間との関係

開発による生息地やそれに伴う食物の減少、乱獲などにより生息数は減少している。日本では1971年に国の天然記念物に指定されている[2]福島潟霞ヶ浦では越冬地を守るために水田の保全が行われており、ここで収穫された米はヒシクイ米として販売され収益が保全事業へと還元されている[6]

A. f. middendorffii オオヒシクイ
準絶滅危惧(NT)環境省レッドリスト[a 2]
Status jenv NT.png
A. f. serrirostris ヒシクイ
絶滅危惧II類(VU)環境省レッドリスト[a 2]
Status jenv VU.png

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  1. ^ a b c d 安部直哉 『山溪名前図鑑 野鳥の名前』、山と溪谷社2008年、270頁。
  2. ^ a b c d e 加藤陸奥雄、沼田眞、渡辺景隆、畑正憲監修 『日本の天然記念物』、講談社1995年、669、671頁。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n 桐原政志 『日本の鳥550 水辺の鳥』、文一総合出版2000年、104-105頁。
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育 (ガンカモ目)』、財団法人東京動物園協会、1980年、24-26頁。
  5. ^ a b c d e f g h i j k l 真木広造、大西敏一 『日本の野鳥590』、平凡社、2000年、86-87頁。
  6. ^ a b c d 『小学館の図鑑NEO 鳥』、小学館2002年、28、181頁。


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