パーソナルコンピュータ 歴史

パーソナルコンピュータ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/21 02:34 UTC 版)

パーソナルコンピュータ: personal computer)は、個人によって占有されて使用されるコンピュータのことである。


注釈

  1. ^ 日本独自の略語である。(著書『インターネットの秘密』より)[要文献特定詳細情報]
  2. ^ MacとPC/AT互換機を対比する場合など[2][3][4][5]
  3. ^ "Personal computer"は、Merriam-Websterオンライン辞典では「個人が汎用目的で使うための、マイクロプロセッサを備え、一般的なソフトウェア(ワープロソフトやブラウザなど)を動かすために設計されたコンピュータ[8]」と定義されている。
  4. ^ アラン・ケイは、GUIを搭載しA4サイズ程度の片手で持てる小型のコンピュータをも構想し、それを「ダイナミックメディア(メタメディア)機能を備えた本(ブック)」という意味を込めて「ダイナブック」と呼んだ。このダイナブック構想は今日のノートパソコンやタブレット型PCに多大な影響を与えている。
  5. ^ 1977年10月の出荷は100台のみで、主に雑誌社向けの出荷であり、一般ユーザ向けの出荷ではなかった。一般向けの出荷は1977年12月から。だが12月以降も受注した数を生産することができず、バックオーダーが積み上がる事態となり、主メモリが4KBのバージョンの受注をキャンセルする事態となった[12]
  6. ^ 具体的には、ヒンジ機構を備え、開けたり閉めたりできる形状・構造のこと。
  7. ^ ノートPCを底面側から見た向きになっているメインボードの写真。通常のユーザの視点でいえば、左右を入れ替えるようにして裏返しにしてある写真ということになる。通常、ノートPCのRAM(この写真では青色の板)の増設はPC底面の蓋を開けて行えるようになっている。
  8. ^ かつてはマザーボード上に、カジュアルな用途では必要十分な性能を持つグラフィックスプロセッサ(GPU)を搭載していることが多かったが、Intel Core iシリーズやAMD APUなどのGPUを内蔵したCPUが主流となってからは、マザーボードがGPUを搭載することは少なくなり、以後の世代ではそれらのCPUが内蔵しているGPUのための周辺回路などが「オンボードグラフィック機能」となっている。
  9. ^ 2022年秋時点で、Dell、HP、ASUS、Acerなど世界のメジャーなPCメーカーが通販で提供している量販モデルのPCのほとんどがデフォルトの選択でSSDを搭載している状態になっている(HDDはあくまで2番目以降の選択肢として選ぶような、例外的な位置づけになっている)。
  10. ^ もともとPC内部はノイズの宝庫であり、かつては音質の悪さから敬遠されることもあったが、S/PDIFおよびHDMIのようなデジタル伝送規格やHigh Definition Audio規格の普及など、技術の向上により、一般的な視聴用途であればオーディオ専用機器と比べてもさほど遜色はない機種もある。
    (出典:【藤本健のDigital Audio Laboratory】「パソコンの音が悪い」は当たり前? オーディオ出力性能を数値で比較 AV Watch)
  11. ^ なおパソコンなしでメモリーカードを直接挿入したり、デジタルカメラとUSBケーブルで直接接続したりすることで、メモリカードやカメラ内に保存されている画像や文書を印刷できるものもあるが、そういう使い方は「PCの周辺機器」としての使用法ではない。
  12. ^ シャープにとってはMebius以来の再参入となった[40]
  13. ^ 2017年ブランド復活。
  14. ^ 例えば、高木産業(現:パーパス)はかつて「PURPOSE」ブランドでパソコンを販売していたが、2003年頃に撤退している。
    PURPOSEパソコンの廃棄について [リンク切れ]
  15. ^ 旧:コンパック製品については、合併したヒューレット・パッカードで回収を行っている。2001年に一度日本から撤退したゲートウェイ製品については、再進出後の現日本法人で回収を行っている。

出典

  1. ^ PC” (英語). Cambridge Dictionary. Cambridge University Press & Assessment. 2024年4月8日閲覧。
  2. ^ Mac* vs. PC Debate”. intel.com. Intel. 2014年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月14日閲覧。
  3. ^ Mac vs. PC cost analysis: How does it all add up?”. Computerworld. Computerworld, Inc (2007年6月8日). 2014年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月14日閲覧。
  4. ^ Don't buy a new PC or Mac before you read this”. CNET. CBS Interactive (2013年8月22日). 2014年10月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月14日閲覧。
  5. ^ Mac or PC? Ten reasons why Macs are better than PCs”. Macworld. IDG (2013年12月11日). 2014年12月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月14日閲覧。
  6. ^ 西順一郎「マトリックス経営計画(完)-その実現面-」『経営実務』1980年6月号、30 - 33頁。NDLJP:2662216/18
  7. ^ a b c 小項目事典, ブリタニカ国際大百科事典. “パーソナル・コンピュータとは”. コトバンク. 2021年1月10日閲覧。
  8. ^ Personal computer Definition & Meaning”. Merriam-Webster. 2024年4月14日閲覧。
  9. ^ a b c d e f g 星野岳穂、松野泰也、足立芳寛. “世界全体のインターネット普及率とパソコン設置台数の将来予測”. 開発技術学会. 2022年8月12日閲覧。
  10. ^ 『マイ・コンピュータ入門 - コンピュータはあなたにもつくれる』 pp.78-118、 「第三章 マイ・コンピュータのつくり方」
  11. ^ June 10, 1978 - Apple II Released Today”. This Day in History. Mountain View, CA: Computer History Museum. 2012年6月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月4日閲覧。
  12. ^ A tribute to Jack Tramiel, father of Commodore 64”. ZDNet. 2024年1月30日閲覧。
  13. ^ 小林紀興「東芝の奇襲で日本電気が受けた深傷」、光文社、1990年、128頁。
  14. ^ 『日本経済新聞』 1990年7月31日朝刊、23面。
  15. ^ CASS, STEPHEN (August 2023). “Hands On Yugoslavia's Home-Brewed Microcomputer”. IEEE Spectrum 60 (8): pp.16-18. 
  16. ^ 塩田紳二「国産銘機列伝 : History 「そして、世界標準がやって来た」」『ASCII』第22巻第8号、アスキー、1998年、378 - 379頁、ISSN 03865428 
  17. ^ 「パソコン業界のあの事件を追え!:オフィスとパーソナルコンピュータ」『ASCII』第30巻第8号、アスキー、2006年、74 - 75頁。 
  18. ^ インターネットの歴史概要<通信の歴史<歴史<木暮仁”. 木暮仁. 2016年11月8日閲覧。
  19. ^ 第2章 通信分野の国際的動向と今後の展望”. JICA. 2022年8月12日閲覧。
  20. ^ 20代のノートPC利用者は約4割、デスクトップPCだと2割以下に【プラネット調べ】 | Web担当者Forum
  21. ^ 佐藤岳大 (2016年5月17日). “2015年度国内PC出荷台数、前年比21.4%減で1,000万台を割る結果に”. PC Watch. https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/757813.html 2017年10月30日閲覧。 
  22. ^ “スマホに押され…PC国内出荷が1千万台割れ”. 読売新聞. (2015年4月23日). オリジナルの2015年5月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150505061038/http://www.yomiuri.co.jp/it/20150423-OYT1T50119.html 
  23. ^ デジタル大辞泉
  24. ^ 大河原克行. “2023年の国内PC出荷台数は過去最低。一方、明るい兆しに期待の声”. PC Watch. インプレス. 2024年4月14日閲覧。
  25. ^ NEC 直販サイト
  26. ^ Dell 直販サイト(日本人向けの画面には「ノート」と記載されている。だがウェブサイトのurlの末尾は「laptops」となっている。つまり全く同じものを、日本人向けには「ノート」と呼び、英語圏では「laptop」と呼んでいる)
  27. ^ Laricchia, Federica. “Tablet shipments market share by vendor worldwide from 2nd quarter 2011 to 4th quarter 2023”. Statista. 2024年4月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月14日閲覧。 “Around 128.5 million units of tablets were shipped worldwide in 2023”
  28. ^ ノートパソコンとデスクトップどっちを選ぶ?メリットとデメリットを比較”. NEC LAVIE公式サイト. NEC (2023年8月30日). 2024年4月14日閲覧。
  29. ^ ノートブックとデスクトップパソコンの違いを比較|自分にぴったりなのはどっち?”. Lenovo (2023年4月13日). 2024年4月14日閲覧。
  30. ^ なべ焼き (2023年3月14日). “デスクトップパソコンの選び方とは?種類やメリットもあわせて紹介”. ASUS Store. ASUS. 2024年4月14日閲覧。
  31. ^ Intel Core i7 1195G7 vs Apple M1 Pro NanoReview.net
  32. ^ a b c e-words「メインメモリ」
  33. ^ a b c e-words「ストレージ」
  34. ^ Gigazine「MicrosoftがPCにHDDではなくSSDを搭載するようメーカーに要求か、切り替え期限は2023年」
  35. ^ Western Digitalの14TB HDDが発売、データセンター向けの「Ultrastar DC HC530」 - AKIBA PC Hotline!
  36. ^ 過去最大の20TB HDDが12月17日に発売、SeagateのNAS向け「IronWolf Pro」 - AKIBA PC Hotline!
  37. ^ ファームウェアとは?ファームウェアアップデート(更新)方法や注意点をご紹介|ドスパラ通販【公式】
  38. ^ ChromebookでLinuxをセットアップする - Chromebook ヘルプ
  39. ^ [1]
  40. ^ シャープ、パソコン事業再参入へ 東芝から買収する方針:朝日新聞デジタル
  41. ^ a b PC事業の譲渡に関する正式契約の締結について - ソニー ニュースリリース
  42. ^ How AMD is resurrecting itself as a formidable rival to Intel - PCWorld”. IDG Consumer (2016年4月22日). 2016年11月13日閲覧。
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  44. ^ Hassan Mujtaba (2015年11月17日). “GPU Market Share Results For Q3 2015 - AMD and NVIDIA See Increased AIB GPU Shipments as PC Gaming Market Grows”. WCCF PTE LTD.. 2016年11月13日閲覧。
  45. ^ Samsung’s Market Share Is Expected to Increase in Fiscal 2016”. Market Realist (2015年12月9日). 2016年11月13日閲覧。
  46. ^ Gartner Says Worldwide PC Shipments Grew 2.3% in 4Q19 and 0.6% for the Year
  47. ^ 2019年のPC国内出荷は前年比45.7%増の活況 IDC調べ
  48. ^ a b c d 中国「リサイクル産業の都」が払う電子ごみ処理の代償 AFP 2014年10月29日
  49. ^ [2]






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