ハンドボール ルール

ハンドボール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/01 16:25 UTC 版)

ハンドボール: handball)は、7人ずつの2チームが1個のボールを手で扱い、相手のゴールになげ入れて得点を競うチームスポーツ送球(そうきゅう)[2]とも呼ばれる。公式競技は屋内で行われ[3]、時間内に多くの得点を挙げたチームが勝利となる。


注釈

  1. ^ 1960年代まで主流であった11人制では、サッカーの同じ大きさのフィールドやゴールを使用し、屋外で競技を行っていた。
  2. ^ 初の近代オリンピックとなった、1896年アテネオリンピックの射撃競技やフェンシング競技では、銀メダルや銅メダルを獲得している。「ニールセン法」という、心肺蘇生法の開発者としても知られる。
  3. ^ 監督やコーチなどのスタッフは、4人までベンチ入りできる。
  4. ^ 自陣の交代ライン以外から交代した場合は、不正交代として2分間の退場となる。
  5. ^ 退場処分を受けたチームは、2分間コート上の人数を1人減らす必要があるため、もともとコート上にいた選手1人もベンチに下がる(指名退場)。ベンチに下がった選手に退場などの罰則は記録されず、交代出場も可能。
  6. ^ 例として、前半で2回タイムアウトを請求した場合は後半の請求回数は1回まで。前後半に3回まとめて使うことはできない。ただし、後半終了5分前以降は、それまでの請求回数に関わらず1回しかタイムアウトを請求できない。
  7. ^ タイムアウトを請求したチームのボールで再開する。タイムアウト請求時に各種スローの権利があればそのスローから、プレー中であればボール所持地点からのフリースローとなる。
  8. ^ バスケットボールのスリーポイントシュートのような概念は無く、一度に2点以上入ることは無い
  9. ^ バスケットボールのブザービーターのような概念は無く、時間内にゴールライン上を通過しなければ得点とはならない。ただし7mスローやフリースロー中であれば、スローのやり直しとなる(一投のみ可)。
  10. ^ 得点は次のスローオフ時点で確定するため、得点記録はゴールが決まった時間でなく、次のスローオフが行われた時間(もしくは前後半終了時間)となる。ゴールした時間をオフィシャル(記録席)が記録していたため、得点の取り消しに気付かず、大きなトラブルに発展した事例もある。
  11. ^ 相手から速攻を受けるため、サッカーのようなゴールパフォーマンスが行われることは無い(帰陣しながら喜びを表すことは多い)。両チームが互いに素早いスローオフを繰り返す、激しい試合展開もみられる。
  12. ^ 12歳以下はサイドライン36mが標準とされる(Jクイックハンドボール)。
  13. ^ ゴールエリアの大きさも、フットサルのペナルティーエリアと同一の大きさである。ただし各ライン幅は異なる(ハンドボール5cm、フットサル8cm)。またコート規格の明文化は、ハンドボールが先である(ハンドボール1934年、フットサル1994年)。
  14. ^ ゴールラインを除く。ゴールラインはゴールポスト幅と同じく幅8cm。
  15. ^ ゴール内を除く。ゴール内3mはゴールライン。
  16. ^ ゴールポストとクロスバーの結合部は28cm。
  17. ^ 赤と白の組み合わせが標準だが、他の2色による組み合わせも認められている。
  18. ^ ゴールポストの幅に合わせたもの。
  19. ^ スポーツテストのハンドボール投げで使用されるボールの規格。ただし競技用とは材質が異なる。
  20. ^ 普及用であるため競技規則上の規定は無い。
  21. ^ 屋内使用時には特に強力な粘着力を発揮する。まれにボールが床やゴールに貼り付くこともあり、指先をテーピングで保護する選手もみられる。
  22. ^ 相手に後ろから押された後に体勢を立て直して得点した場合や、相手に掴まれながらも得点チャンスとなるパスに成功した場合など。
  23. ^ プレーの続行が困難な場合(ファウルを受けた選手がバランスを崩した場合など)や、ファウルを受けた選手が違反を犯した場合(相手に押されたことでオーバーステップが誘発された場合など)は、アドバンテージは認められず、フリースローや7mスローで再開する。
  24. ^ 明らかな得点チャンスを意図的に放棄した場合などは、予告合図無しでも相手のフリースローとなる。予告合図後のパス回数はあくまで上限数であり、予告合図後6回目のパスを待たずにフリースローを判定される場合もある。
  25. ^ ゴールエリア内のどこからスローを行ってもよく、ボールを離す前にゴールエリア外を踏まなければ、ジャンプスローも認められる。
  26. ^ 相手選手はゴールエリア付近にいても問題は無い。ただし、ボールがゴールエリアライン上を越えるまではプレーの中断中とみなされるため、ボールがゴールエリアライン上を越える前にボールに触れた場合は、当該選手の身体がゴールエリアの床面に触れていなくとも、スローの妨害として罰則の対象となる。
  27. ^ 自陣ゴールエリア内のゴールキーパーがボールを所持してから、ゴールエリアライン上をボールが越えるまではプレーの中断中とみなされる (ただし競技時間は停止しない) ため、ゴールキーパースローのやり直しとなる。相手ゴールに直接投げ込んだ場合は得点として認められる。
  28. ^ 一方のレフェリーに判定機会が連続した場合など。基本的には5分を目安として、コート両端の担当を交代する。
  29. ^ 床が濡れた場合、ボールが客席に入った場合、負傷者が出た場合、レフェリー間の判定が異なった場合など。
  30. ^ バスケットボールのテーブルオフィシャルズにあたる。
  31. ^ サッカーなどのマッチコミッショナーにあたる。
  32. ^ コート外から助走をつけることはできない。攻撃側の選手が何度もコート外に出て戻らない場合(助走をつけるためコート外で待機するなど)は、相手フリースローとなる。
  33. ^ バスケットボールのようなボールの側面に触れるドリブルが反則とされる点、長時間のドリブルがパッシブプレーの対象とされうる点、ピボットステップの概念が無い点など。
  34. ^ 相手の利き手側をシュートブロックする場合、利き手と逆側のコースはゴールキーパーが担当するなど。
  35. ^ 踵部のゴム面にテーピングを貼り付けるなど。踵部に滑りやすい素材を使用したゴールキーパー専用シューズも市販されている。
  36. ^ 用語としては「サイドシュートを近めにかもる」のように使う。
  37. ^ 相手からの速攻を受けるため、完全に攻守を分業することは無く、大半の選手は攻守を兼任する。どちらかに特化した選手がいる場合でも、一度の攻防で1〜2人の交代が一般的。
  38. ^ 本競技ではブロックと呼ぶことが多い。防御側の縦の動きを制限しディスタンスシュートを助ける縦ブロック(前ブロック)や、横の動きを制限しカットインを助ける横ブロックがある。
  39. ^ 足を使うことで、より大きな面積のシュートコースを塞ぐことができる。ハードル走のように大きく開脚して、ゴール下段のシュートを弾き出す「スライディング」と呼ばれる技術もみられる。
  40. ^ 意図的に空けたシュートコースへと、ゴールキーパーが相手のシュートを誘い込むことを「かもる」と呼ぶ。
  41. ^ キックボールやオーバーステップなども適用される。
  42. ^ 自陣ゴールエリアに入れる選手がいなくなるため、ゴールキーパースローを行う場合はゴールキーパーと交代する。
  43. ^ サッカーの試合において、ほぼ全員が自陣に引き、相手の攻撃スペースを埋めるディフェンス戦術を、ハンドボールのディフェンスに例えるメディアも散見される。 「バイエルン封じの秘策はハンドボール?原口所属のヘルタが新戦術」「現代サッカーの過渡期にあるユーロ ハンドボール化しつつあるサッカーの未来とは
  44. ^ 主な防御側の目的としては、攻撃側の動作を読みパスやドリブルを奪うこと、圧力をかけ攻撃側のミスや反則を誘発すること、シュートを打たせずパッシブプレーに追い込むこと、ゴール確率のより低い選手や地点からシュートを打たせること、などがある。
  45. ^ 主に端から2番目の選手が、相手の両45°に対して前に出てプレスをかける。
  46. ^ 攻撃側のピボットが1人の場合、防御側は2人で挟み込むようにして対応する。
  47. ^ 防御側にディスタンスシュートをブロックできる長身選手がいる場合や、ゴールキーパーがディスタンスシュートのセーブを得意とする場合など。遠距離のシュートが入りにくいジュニアレベルではよく使われる。
  48. ^ 代わりにゴールエリア付近の人数が減り、ピボットやウイングへの対応が難しくなる。
  49. ^ どのパスを狙うか、どこで相手に接触するか、どちらに抜かせるのは良いのか、どの範囲を自分が担当するのか、といったチーム内での約束事。
  50. ^ 特に相手がダブルポストに変化した場合は、ピボットのマークが難しくなるとされる。
  51. ^ ピボットやウイングはもともとゴールに近い位置を取るため、ゾーンディフェンス時でも一定のマークを受ける。通常マンツーマンディフェンスの対象とはされない。
  52. ^ 5-0(5人がゴールエリア沿いに引いたゾーンディフェンス)+1人のマンツーマンディフェンスの意。
  53. ^ 一般的に、攻防の人数が減るほど攻撃スペースが大きくなるため、攻撃側有利・防御側不利とされる。
  54. ^ 競技時間を3セット制(各10分)から本競技同様の前後半制(各15分)に変更した、当初禁止されていた粘着剤(主に両面テープ)の使用を解禁したなど。

出典

  1. ^ 歴史
  2. ^ 1926年5月の改正学校体育教授要目においては「手球」であったようだ(中国語圏では現在も手球)。1934年の日本陸連の準備委員会においては「送球」の文字が使われている。[1]
  3. ^ a b 日本国内では、まれに屋外でも公式戦が開催される(屋内会場の確保が難しい、都市部の予選大会など)。
  4. ^ 大修館書店編集部 編『観る前に読む大修館スポーツルール2019』株式会社大修館書店、2019年4月20日、p123,125頁。 
  5. ^ 11人制ではドリブルに制限が無く、繰り返しのドリブルや、両手でのドリブルも行われていた。当初は3秒以上のボール所持も認められていた。
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  10. ^ 同様の理由から「将来的なサッカーは技術や用具の発展でミスが減少し、試合展開が高速化していく」と考え、本競技を戦術研究の題材にするサッカー関係者も存在する。 「ブラジルW杯から読み解く戦術の潮流。オランダ対メキシコ戦で見えたハンドボール化する未来型サッカー」「バルサはサッカーを超えた!? ハンドボール化する最先端戦術
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  26. ^ 日本ハンドボールリーグによる「JHL TV」など。海外では欧州ハンドボール連盟による「ehf TV」などの例がある。
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  29. ^ 膝より下でボールに触れるのは反則となる(キックボール)。ゴールキーパーがシュートを防ぐ場合などを除く。
  30. ^ 空中でパスを受けた場合、着地を歩数にカウントしないため、事実上4歩目となる移動が認められる場合もある(詳細は『オーバーステップ』を参照)。
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  32. ^ a b c d ゴール幅と同じ中央3mは直線のため、厳密には半円ではない。
  33. ^ ラインクロスやエリア内防御の反則となる。
  34. ^ a b c d 至近距離からのシュートが多く捕球が困難なため。ただし、サイドラインからボールが出た場合は攻撃側のスローインとなる。
  35. ^ a b c サッカーのフィールドプレーヤーにあたる用語。1993年の競技規則改正以前は本競技でもフィールドプレーヤーと呼ばれていた。
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  37. ^ 時間表示はバスケットボールのような減算方式ではなく、サッカーのような加算方式で表示される。前後半30分制の試合の場合、後半10分を「40分」のように表記する場合もある。
  38. ^ a b c サッカーと同様、ボールがコート外に出たとき、ファウルの判定時や得点が入った場合などでも、原則として競技時間は停止しない。ただし、2分間退場や失格の罰則を与える場合(警告の場合は原則停止しない)と、プレー再開までに時間を要する場合には競技時間を停止する。
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  40. ^ 大会規定により3人制、4人目以降サドンデス方式もあり。
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  42. ^ 男子の試合はハイスコアに、女子の試合はロースコアになる傾向がある。男子の試合で両チームが20点以下に抑えられたり、女子の試合で両チームが30点以上を挙げることは少ない。
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  44. ^ a b ゴールエリアライン内(6mライン内)。ゴールエリアラインを含む。
  45. ^ a b アウターゴールラインとサイドラインの交点。
  46. ^ a b ボールがゴールに入った場合は得点となり、7mスローのやり直しは行わない。
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  48. ^ 代表的なサッカーボールに製造技術が応用されている。
  49. ^ 外周測定のためメーカー推奨の基準値は公表されている。「ボールの空気圧について」(公財)日本ハンドボール協会 海外ではボールを握りやすい低めの空気圧、国内ではボールが弾みやすい高めの空気圧に調整されることが多い。
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  54. ^ ブンデスリーガ(ドイツ)やリーガASOBAL(スペイン)など。日本でも国内最高峰となる日本リーグでは主に松脂を使用する。
  55. ^ a b シューズの外側にテーピングを貼り付け、補充用の松脂を塗っておく(飛散による事故防止のため、シューズ以外に溜めておくことはできない)。国内では大会規定で禁止されることも多い。
  56. ^ 熊本日日新聞 (2019年11月13日). “松やに落とす苦労、軽減を 手荒れしないクリーナー開発・山家宏輝さん<支える-スペシャリストたち> | 熊本日日新聞”. 熊本日日新聞. 2020年2月2日閲覧。
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  58. ^ 若年期からの両面テープの使用が、日本選手のボールハンドリング技術に悪影響を与えている、とする意見もみられる。
  59. ^ a b 長袖・長ズボンのユニフォームが多いが、半袖・半ズボンのユニフォームでも問題は無い。
  60. ^ a b 番号が同じユニフォームをそれぞれ用意すれば、ゴールキーパーとコートプレーヤーを同一試合で兼任することもできる。
  61. ^ a b ただし、ゴールキーパーもゴーグルやサポーターなどの装具は着用できる。 服装や保護を目的とする装具に関する規定(公財)日本ハンドボール協会
  62. ^ a b c d 速攻や直接ゴールを防ぐために、相手のフリースローを妨害するといった、スポーツマンシップに反する行為に対しては2分間の退場などの罰則が与えられる。ゴールキーパーの不在時など、明らかな得点チャンスでの違反行為は、反則位置に関わらず相手に7mスローが与えられる。また、試合終了間際(30秒前以降)の違反行為に対しては、通常時より重い罰則が与えられ、無条件で相手の7mスローとなる。
  63. ^ a b c d e 国際基準を踏まえ、2014年に国内用語が変更された(『2014年度版レフェリーハンドブック』参照)。
  64. ^ a b 片手で容易に掴めるボールのため「ボールを掴み、再度ドリブルを行った」とみなされる。
  65. ^ a b 相手のパスを手に当てて床に落とした場合など。パスカットを行った選手が自身でボールを拾った場合、1回目のドリブルが終了している扱いとなるため、ドリブルを行うと反則となる。床に落ちて弾んでいるボールをそのままドリブルするのは問題無い。
  66. ^ a b 自陣ゴールエリア内のゴールキーパーであっても、シュートを防ぐ目的以外でボールを蹴った場合は罰則の対象となる。ボールを蹴ってパスを行うことはできない。
  67. ^ 防御側コートプレーヤーに跳ね返ったボールを攻撃側が再び所持したり、攻撃側にフリースローやスローインが与えられた場合は、パス1回分のプレーとして扱われ、パッシブプレー予告は継続される。 予告合図後6回目のパス後、上記により攻撃側がボールを所持した場合は、1度のパスのみが許される(直接シュートを打つか、パスを受けた選手がシュートを打たねばならない)。
  68. ^ a b ルーズボールを取ろうとしてゴールエリアに侵入した場合などが対象となる(ディフェンス目的での侵入は、エリア内防御として7mスロー)。
  69. ^ a b 相手の攻撃時に、何度も自陣ゴールエリアへと侵入する場合は、スポーツマンシップに反する行為として罰則の対象となる(ボールを所持している攻撃側にフリースローを与えても、防御側の不利益にならないため)。
  70. ^ ゴールエリアを通って戦術上有利な位置へと移動したり、相手ゴールキーパーの動作を妨害した場合など。
  71. ^ ゴールエリアの床面に触れているボール(止まったり転がっているボール)は、自陣ゴールエリアのゴールキーパーのみが触れられる。反対にゴールエリア外の床面に触れているボールには、自陣ゴールエリアのゴールキーパーが触れることはできない(相手のフリースローとなる)。
  72. ^ 選手の身体や選手が触れているボールがゴールエリアの床に触れなければよいため、ゴールエリアの床面を使ってドリブルやバウンドパスを行っても問題は無い。
  73. ^ 2000年代までは、防御側の選手が声を出しながら後ろにのけぞり、攻撃側による接触を強調する例がみられたが、近年はスポーツマンシップに反する行為(いわゆる『シミュレーション』)として、罰則の対象とされている(競技規則8:7)。
  74. ^ a b ただし、攻撃側のボールを所持していない選手に対するファウルは、罰則の対象となる。
  75. ^ 攻撃側はフリースローラインにまで戻され、防御側もゴールとの間に入って守れるため。『フリースロー』の項も参照。
  76. ^ 防御側が罰則を受けた場合、数的不利を強いられたり、攻撃側のパッシブプレー予告が解除されるといった不利益がある。
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  79. ^ 攻撃側(ボール所持側)が相手の正面に強く衝突すると、チャージングの反則でボールを失うこととなる。
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  83. ^ 違反が激しいときや、相手が違反を予期できず身体を守れないとき。
  84. ^ 裁定委員会開催基準”. (公財)日本ハンドボール協会. 2019年9月5日閲覧。
  85. ^ 現在は報告書付きの失格となる。
  86. ^ 相手の側面や後方からの接触は、より重い罰則になる。
  87. ^ 相手の頭部や頸部への接触は、より重い罰則となる。
  88. ^ 接触の強度が強かったり、相手の動きが速い場合の接触は、より重い罰則となる。
  89. ^ 相手が身体やボールのコントロールを失った場合、相手の移動が阻止された場合、相手のプレーが中断された場合は、より重い罰則となる。
  90. ^ 相手が空いている場所に走り込んでいる場合や高速で走っている場合、シュート動作中の場合は重い罰則となる。また、試合終了間際(30秒前以降)の違反は、通常時より重い罰則となる。
  91. ^ a b c d ゴールキーパーが、相手チームの速攻パスをカットしようとしてゴールエリア外で相手プレーヤーに接触すると失格となり、相手には7mスローが与えられる。 速攻パスを受ける相手選手は後方を見ながら走ることとなるため、ゴールキーパーに衝突回避義務が課せられている。
  92. ^ 7mスローの際、シュートコースへと動いていない相手ゴールキーパーの頭部に対して、ボールを直接当てると失格となる(フリースローで直接ゴールを狙い、相手コートプレーヤーの頭部にボールを当てた場合も同様に失格)。
  93. ^ ポイントに足の裏が接地していれば、座ったり倒れた状態でスローを行っても問題は無い。ボールを離す前にポイントから足が離れた場合は相手フリースローとなる(ポイントオーバー)。
  94. ^ a b 3mの距離を確保せず、何度も相手のスローを遅らせた場合は罰則の対象となる。
  95. ^ スローを行う選手がドリブルを行うなどは不可。相手フリースローとなる。
  96. ^ 相手の速攻を妨害するため、ボールを遠くに投げたり渡さないなど。相手ボールになった時点で、ボールを持った選手はその場にボールを置かねばならない。
  97. ^ 基本的に2分間の退場となるが、試合終了間際(30秒前以降)の妨害は、妨害した選手の失格に加え、得点チャンスの妨害でなくとも、相手に7mスローが与えられる。
  98. ^ センターラインの中央を示すラインなどは無く、中央から左右1.5mまでの誤差は許容範囲とされる。
  99. ^ 「18時スローオフ(18時試合開始)」など。
  100. ^ 失点したチームの選手が敵陣に残っている場合、開始合図となるレフェリーの笛は吹かれず、全員が帰陣するまでスローは行えない。
  101. ^ 1993年の競技規則改正以前は、競技規則上でもペナルティースローと呼ばれていた。
  102. ^ 基準足内で接地点を変えたり(踵から爪先へと移す等)、接地点を軸とした回転は認められている。ただし、基準足を離していなくとも、設地点を滑らせて移動させることはできない。
  103. ^ ゴールから4m・長さ15cmの直線。
  104. ^ シュートコースへと自ら動いて当たった場合を除く。
  105. ^ ボールを受け取れば即座に同様のチャンスとなる場合を含む。
  106. ^ a b c レフェリーがプレーを中断した後や、タイムアウト後を除く。
  107. ^ ゴールから9mの半円状の破線。
  108. ^ ポイントはフリースローラインの外で、ファウルがあった地点から最も近い地点となる。フリースローラインを踏んでスローを行うことはできない。
  109. ^ a b シュートコースへと自ら動いて当たった場合を除く。
  110. ^ ゴールからポイントが離れており得点が不可能な場合や、後半終了までに大差がつき得点を挙げても無意味な場合など、攻撃側の判断で行わない場合もある。
  111. ^ 7人攻撃などでゴールキーパーが不在の場合や、ゴールキーパーの負傷時を除く。攻撃側の選手はスローを行う選手のみ交代できる。
  112. ^ 天井にボールが当たった場合は、最も近い地点のサイドライン上からスローインを行う。
  113. ^ コート長辺40mの直線。
  114. ^ 選手の位置は基準にならない。ただし、ボールをコート内に残していても、相手をかわすためにコート外に足を触れたり、コート外でパスを待つことはできない(相手のフリースローとなる)。
  115. ^ 自陣ゴールエリア内の防御側ゴールキーパーが最後に触れたボールが、アウターゴールラインから外に出た場合は、防御側のゴールキーパースローとなる。
  116. ^ a b c コート短辺20mの直線。
  117. ^ どちらかのチームに反則があったか、どちらのボールになるかなど。
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