ハロペリドール 副作用

ハロペリドール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/03 05:21 UTC 版)

副作用

悪性症候群心室頻拍、悪性イレウス錐体外路症状遅発性ジスキネジアアカシジアうつになる場合がある、体が重い、のどが異常に乾く、など。

雌マウスに長期間経口投与した試験において、臨床最大通常用量の10倍(1.25mg/kg/日)以上で乳腺腫瘍の発生頻度が、また、40倍(5mg/kg/日)以上で下垂体腫瘍の発生頻度が、対照群に比し高いとの報告がある。 — 大日本住友製薬株式会社添付文書(2014年12月改訂 第18版) 日本薬局方 ハロペリドール錠(セレネース®錠)
アメリカ食品医薬品局 (FDAのガイダンス[2]を参考に、マウス1.25mg/kgをヒト等価用量 (HED換算[注 2]するとヒト0.1mg/kgとなる。日本人女性(成人)の平均体重50〜55kg[3]は5.0〜5.5mgが相当する。それは維持量の上限1日6mg[4]よりも少ない。

哺乳類での研究

臨床使用を模倣したマカクサルへの投与は、脳容積の大幅な減少をもたらした[5]

禁忌

脚注

参考文献

  1. 大日本住友製薬株式会社 添付文書(2014年12月改訂 第18版) 日本薬局方 ハロペリドール錠(セレネース®錠)
  2. 大日本住友製薬株式会社『医薬品インタビューフォーム セレネース®』2008年4月(改訂第16版)
  3. 田辺三菱製薬株式会社『医薬品インタビューフォーム リントン®注』2008年3月改訂(第4版)

外部リンク


注釈

  1. ^ ハロペリドールの代謝物HPP+は、σ1受容体を不可逆的に不活性化させる。
  2. ^ マウス用量(mg/kg)をヒト用量(mg/kg)へヒト等価用量 (HED換算するには 12.3 で除算か 0.08 で乗算。

出典



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