ネクタイ ディンプル

ネクタイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/07/22 16:15 UTC 版)

ディンプル

ディンプル(英語: dimple)とはネクタイの結び目に作る窪みのことである。窪みを作ることによってネクタイの表情を豊かにしお洒落を楽しむことができる。慶事にはディンプルを作るが、弔事には作らない。ディンプルの種類と作り方を記す。

  • シンプルディンプル
    ディンプルを中央に一つだけ作るもの。深いものと浅いものがあるが、現在は浅いのが主流。
  • ダブルディンプル
    左右二つのディンプルを作るもの。
ディンプルの作り方
  1. ネクタイを一通りゆるく結んだら、大剣を少し持ち上げる。
  2. 人差し指を使い、大剣を山形(M型)に折る。ディンプルを深くしたいときは、結び目の大剣を少し引き出す。ダブルディンプルの場合は大剣の左右を山形、真ん中を谷折りにする(W型)。
  3. 大剣を結んだ後、小剣を引き上げる。

結び方の注意点

  1. ネクタイは大剣を右(すなわち自分の左手側)に、小剣を左にする(左利きでも同様らしい)。
  2. 小剣をベルトのバックル(サスペンダーの場合はスラックスのフック[要曖昧さ回避])のあたりに軽く掛かる程度で結び始めると丁度よい長さで結べる。
  3. 余った場合は、小剣をもう一度、小剣通しに1回りして入れる。[要出典]

ネクタイの結び方の優先順位は、次の順と言われている。

  1. 結び目をきちんと締める。
    第一ボタンを締めたワイシャツを引っ張り、人差し指1本がやっと入るくらいがちょうどよい。自分の首周りの実寸+2cm。
  2. 大剣がバックルか、フックにかかる(長いネクタイには注意)。しくじると非常に不様に見えるので気をつける必要がある。
  3. 大剣と小剣の長さが等しい。

ネクタイの製造工程

フォア・イン・ハンド・タイの主な構成要素は表地、芯地、裏地からなる。通常はそのほかに小剣通しという小さな長方形の布を用いる。これらのセットも販売されている。縫うために、穴糸という太い糸も用いる。構造は表地を筒状に縫い、両端を剣状にして裏地を張り、芯地を閉じ込めた形になっている。表地も芯地も平織りの生地から正バイアス[要曖昧さ回避](45°斜め)に採り、締めたときに伸びるようになっている。少数生産の場合の表地は長方形の生地をひとつの対角線から少しずらして斜めに2等分してできた片方の台形を用いる。切断した側から順に斜めに、大剣部、小剣部、中はぎ部を採る。大剣部と小剣部との剣先の方向は逆になる。

  1. 生地巾が約50cmまたは約70cmの生地をネクタイ2本分の用尺に裁断する。これを「大断ち」という。
  2. 二つの台形に切り分ける。
  3. 片方の台形の斜辺から順に、大剣部、小剣部、中はぎ部の3ピースを裁断する。
  4. 大剣部、中はぎ部、小剣部をこの順にはぎ合わせて、直線状の表を作る。
  5. 芯地も同様に裁断し、大剣部、(中はぎ部、)小剣部をはぎ合わせる。
  6. 表地の両剣先に裏地を縫い付け成型し、芯を入れ込むポケットを作る。
  7. 芯を表生地でくるみ、剣先から15~20cmほど内側の端から端まで1本の穴糸で縫い合わせる。
  8. どんでんに返し、剣先ポケットに芯の先を入れる。
  9. 穴糸の両端付近に、別の穴糸で「かんぬき止め」をする。
  10. 大剣裏面の中央に小剣通しを付ける。

日本におけるネクタイ

ネクタイの日

小山梅吉が1884年10月1日に初めてネクタイを生産したことを記念して、1971年に、ネクタイ業界の業界団体である日本ネクタイ組合連合会が、10月1日を「ネクタイの日」と定めた[4]




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  1. ^ 飯塚信夫 『ファッション史探検』〈新潮選書〉、1991年ISBN 9784106003943
  2. ^ ハーディー・エイミス 『ハーディ・エイミスのイギリスの紳士服』 森秀樹訳、大修館書店、1997年、pp91-94。ISBN 9784469243994
  3. ^ トマス・フィンク、ヨン・マオ 『ネクタイの数学—ケンブリッジのダンディな物理学者たち 男性の首に一枚の布を結ぶ85の方法』 青木薫訳、新潮社〈新潮OH!文庫〉、2001年ISBN 9784102900970
  4. ^ 10月1日はネクタイの日です







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