ドラえもん (キャラクター)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 16:18 UTC 版)
好きなもの
ドラやき
ドラやきが大好物。そのこだわりはとても強く、甘すぎるドラやきは邪道という持論を持つ。ドラやきを売る菓子屋の主人と味をめぐって論争となり、挙句の果てにひみつ道具を使ってまで自分の主張を無理やりおし通した[119]こともある。また、お店に3時間も並んで購入した「プレミアムどらやき」が、のび太が本棚の上にあるものを取ろうとした際にバランスを崩して倒れ込んだ拍子にぺしゃんこになって食べられなくなった時には、(悪気は無かったとはいえ)謝るのび太と大喧嘩を繰り広げ、ドラえもんに定期検診を受けさせる為に22世紀から来たドラミの仲裁でひとまず治まった後も不機嫌なままだったということがある[120]。
のび太の部屋を埋め尽くすほどの世界一大きなドラやきを1人で完食したことや[121]、ドラ焼き大食いコンテストでの優勝経験もある。ドラやきを食べない日が続くと禁断症状が起きたり[122]、理性を抑えられなくなり、「使わない」と決めていた道具で手に入れたドラやきを餓鬼のように貪ったりする[123]。それでも、恋の病になったときには受け付けなくなる。ドラやき3つの早食い競争の記録は0.1秒である[124]。しかし、タイムパラドックスの発生を恐れてドラやきを口にしないときもある[125]。
なお、好物のドラやきでもネズミの形をしていたり、ネズミキャラクターの焼き印が押されていた場合、食べる事が出来ない[126]。
ドラやきの大安売りと聞けば、たとえ妄言でもすべてを放り出して店に直行する。道具を貸すのを渋っているときも、目の前にドラやきを出されるとたやすく貸してしまうことも少なくない。また、「道具を使った商売で儲けてドラえもんを社長とした会社を設立し、社長室の横にいつでも好きなだけドラやきを食べられる『ドラやき食堂』をつくろう」と提案され、自分から商品の値段をつり上げたり、「世界中のドラ焼きを輸入しよう」と言い出すなど、のび太以上に悪知恵が働くこともしばしば[127]。
また、「イキアタリバッタリサイキンメーカー」を使って『水からドラやきを作る菌』を作ろうとしていたこともあった[128]。
ドラやきの成分はドラえもんのエネルギー源に最適だともされている[12]。大長編などで遠出した時はお菓子であるドラやきで食事を済ませることがほとんどで、大抵の食事シーンでドラやきを食べている。他のメンバーが全員同じ物を食べている時も一人だけドラやきを食べていることが多かった[129]。それ以外を食べたのはドラやきがどうしても手に入らない場合[130]や、他者に食事を出された時[131]くらいで、そこでも「ドラやきが食べたい」と嘆くこともあった
- ドラやきを好きになった理由
- #1995年の新設定 - 22世紀にいたころ、ドラえもんのガールフレンドであるダンス用ネコ型ロボット「ノラミャー子」からドラやきをもらい、そのときから好物となった[9]。
- 2002年のアニメでの設定 - 2002年の大晦日スペシャルで放送された、原作漫画第1話をアニメ化した「未来の国からはるばると」では、ドラえもんは野比家にはじめて来た時にドラやきを見て「これ何?」と発言し、その後ドラやきを食べて美味しかった旨の発言をしている。ただし、原作漫画の第1話で野比家で食べたのはドラやきではなく餅であり、「未来の国からはるばると」を最初にアニメ化した1980年のびっくり全百科でも原作通りに餅を食べていた[132])。テレビアニメ第2作第2期で描かれた「未来の国からはるばると」でも餅はドラ焼きに変更されているが「初めて食べた」とは言っていない。
ドラやき以外の好きな食べ物
- ピザ
- 2014年放映のアメリカ合衆国ローカライゼーション版アニメでは、米国の風俗にあわせてピザを食べるようになったり[134]、「健康的な食生活を推進すること」が放送基準になっているため、ドラ焼き(英語名:Yummy Buns、ヤミーバンズ)を食べる場面でも日本語版より控えめになっている[135][136][137]。
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