ドミートリイ・ショスタコーヴィチ 作品

ドミートリイ・ショスタコーヴィチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/14 03:04 UTC 版)

作品

ショスタコーヴィチの創作の中心は、交響曲と弦楽四重奏曲にあった。これらのなかでも特に有名なのが、交響曲第5番第7番第10番弦楽四重奏曲第8番である。また歌劇『ムツェンスク郡のマクベス夫人』 は古今のオペラの傑作の一つとされる。

交響曲

弦楽四重奏曲

管弦楽曲・吹奏楽曲

協奏曲

室内楽曲

オペラ

オペレッタ

合唱曲

声楽曲

  • 日本の詩人の詞による6つの歌 作品21(1928年) オーケストラ伴奏版あり
  • プーシキンの詩による4つのロマンス 作品46 オーケストラ伴奏版あり
  • 歌曲集「ユダヤの民族詩より」 作品79 オーケストラ伴奏版あり
  • レールモントフの詩による2つのロマンス 作品84
  • エフゲニー・ドルマトーフスキーの詩による4つの歌曲 作品86
  • プーシキンの詩による4つのモノローグ 作品91
  • エフゲニー・ドルマトーフスキーの詩による5つのロマンス 作品98
  • スペインの歌 作品100(1956年
  • 風刺 作品109(1960年
  • 自作全集への序文とその序文についての短い考察 作品123
  • アレクサンドル・ブロークの詩による7つの歌曲 作品127
  • マリーナ・ツヴェタエワの詩による6つの歌曲 作品143 オーケストラ伴奏版あり
  • ミケランジェロの詩による組曲 作品145 オーケストラ伴奏版あり

バレエ音楽

映画音楽

劇付随音楽

全10作品

ピアノ曲

編曲作品

編曲でありながら自身の作品として作品番号を与えているものもある。

  • ドメニコ・スカルラッティの2つの小品 作品17
  • ムソルグスキー 歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」の管弦楽編曲 作品58
  • ムソルグスキー 歌劇「ホヴァーンシチナ」の管弦楽編曲 作品106
  • ムソルグスキー 歌曲集「死の歌と踊り」の管弦楽編曲
  • A.ダヴィデンゴの2つの合唱曲の管弦楽編曲 作品124
  • ロベルト・シューマン チェロ協奏曲 イ短調の編曲 作品125
  • ストラヴィンスキー 詩篇交響曲の4手ピアノ用編曲
  • リムスキー・コルサコフ 私はほら穴で君を待っていたの管弦楽編曲
  • チシチェンコ チェロ協奏曲第1番の再オーケストレーション
  • ヨハン・シュトラウス2世 「ウィーン気質」の編曲
  • ヨハン・シュトラウス2世 「観光列車」の編曲
  • オネゲル 交響曲第3番 典礼風の4手ピアノ用編曲
  • ベートーヴェン 蚤の歌の管弦楽伴奏用編曲
  • ベートーヴェン ピアノソナタ第8番 悲愴の第2楽章の管弦楽編曲
  • ベートーヴェン ピアノソナタ第32番の第1楽章の管弦楽編曲
  • マーラー 交響曲第10番の4手ピアノ用編曲
  • シューベルト 軍隊行進曲の管弦楽編曲
  • ロシア民謡「ヴォルガの舟歌」のオーケストレーション

自作の編曲

  • 歌劇「鼻」のピアノ編曲
  • 交響曲第3番のピアノと声楽用編曲
  • バレエ「明るい小川」よりモデラート
  • 主題と変奏 作品3のピアノ用編曲
  • 交響曲第4番の2台ピアノ用編曲
  • 交響曲第10番の2台ピアノ用編曲

その他の作品

  • 兵士(1917年頃)
  • 森の中にて
  • 自由の讃歌
  • ソヴィエト讃歌
  • 国歌(ソヴィエト連邦)
  • 赤軍の歌(アラム・ハチャトゥリアンとの共作)
  • ポルカ
  • 4つのワルツ
  • 平和の鳥
  • 儀式用行進曲
  • 2つのマズルカ
  • 我が祖国の栄光を歌う

創作ジャンルは宗教音楽以外のほぼ全てにわたる。労働歌で1917年から1944年の間ソヴィエト連邦国歌でもあった『インターナショナル』の管弦楽編曲もある。


  1. ^ a b 音楽学者の千葉潤は、発表以来続いた『ショスタコーヴィチの証言』の真贋論争は現在では偽書でほぼ決着しているとの見解を示している。(千葉潤 『ショスタコーヴィチ』 音楽之友社、2005年。181 - 182頁。ISBN 4-276-22193-5。)
  2. ^ 千葉 2005, p. 8.
  3. ^ 千葉 2005, p. 12-13.
  4. ^ 千葉 2005, p. 13-14.
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  6. ^ a b 千葉 2005, p. 16.
  7. ^ 千葉 2005, p. 19.
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  9. ^ 千葉 2005, p. 34.
  10. ^ 千葉 2005, p. 46-48.
  11. ^ 千葉 2005, p. 51-52.
  12. ^ 千葉 2005, p. 52-55.
  13. ^ 千葉 2005, p. 57-60.
  14. ^ 千葉 2005, p. 63.
  15. ^ 千葉 2005, p. 66.
  16. ^ 千葉 2005, p. 73-75.
  17. ^ 千葉 2005, p. 78-79.
  18. ^ 千葉 2005, p. 83.
  19. ^ 千葉 2005, p. 91-94.
  20. ^ 千葉 2005, p. 102-103.
  21. ^ 千葉 2005, p. 106-109.
  22. ^ 千葉 2005, p. 110-115.
  23. ^ 千葉 2005, p. 125-128.
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  28. ^ 千葉 2005, p. 139-142.
  29. ^ 千葉 2005, p. 147-152.
  30. ^ 千葉 2005, p. 152.
  31. ^ 千葉 2005, p. 155-157.
  32. ^ 千葉 2005, p. 176.
  33. ^ a b Gregor Tassie (2022). The Three Apostles of Russian Music: The Soviet Avant-Garde. Lexington Books 
  34. ^ Sofia Moshevich (2015). Shostakovich's Music for Piano Solo: Interpretation and Performance. Indiana University Press. p. 16 
  35. ^ ローレル・フェイ 『ショスタコーヴィチ ある生涯』 アルファベータ、2005年(改訂新版)、135頁。ISBN 978-4-87198-534-5
  36. ^ イアン マクドナルド The new Shostakovich p73
  37. ^ エリザベス・ウイルソン『Shostakovich A LIFE Remembered』2006年、225頁。ISBN 978-0-571-22050-2
  38. ^ a b ヨアヒム ブラン Double meaning of Jewish Element in Domitori Shostakovich1985 p68~80
  39. ^ ティモシー ジャクソン、Ho, Allan B. and Feofanov, (ed.): Shostakovich Reconsidered. Toccata Press 1998.251. ISBN 0-907689-56-6 p618
  40. ^ エリザベス・ウイルソン『Shostakovich A LIFE Remembered』2006年、267頁。ISBN 978-0-571-22050-2
  41. ^ ヨアヒム ブラン Double meaning of Jewish Element in Domitori Shostakovich1985 p78
  42. ^ (2669) Shostakovich = 1976 YQ2 = 1980 RW”. MPC. 2021年9月30日閲覧。






固有名詞の分類

近現代の作曲家 ジョリー・ブラガ=サントス  メリトン・バランチヴァーゼ  ドミートリイ・ショスタコーヴィチ  ポール・ヴィダル  須賀田礒太郎
近現代音楽の作曲家 コーネリアス・カーデュー  ウィリアム・クラフト  ドミートリイ・ショスタコーヴィチ  ジェームス・カーナウ  ジョン・ウィリアムズ
オペラ作曲家 アルベール・ヴォルフ  エレーナ・フィルソヴァ  ドミートリイ・ショスタコーヴィチ  ハインリヒ・ラインハルト  アントーニョ・カルロス・ゴメス
ロシアの作曲家 イラリオン・アルフェエフ  エレーナ・フィルソヴァ  ドミートリイ・ショスタコーヴィチ  シャンドル・カロシュ  アレクセイ・スタンチンスキー
ソビエト連邦の作曲家 イヴァン・ジェルジンスキー  ドミトリー・カバレフスキー  ドミートリイ・ショスタコーヴィチ  シャンドル・カロシュ  ウラジーミル・マルティノフ
バレエ作曲家 ロディオン・シチェドリン  マヌエル・デ・ファリャ  ドミートリイ・ショスタコーヴィチ  オスカル・ネドバル  フェルディナン・エロルド

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