トヨタ・クラウン 14代目 S21#型(2012年 - 2017年)

トヨタ・クラウン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/30 00:38 UTC 版)

クラウンCROWN)は、トヨタ自動車1955年1月から製造・販売している高級乗用車である。


注釈

  1. ^ 発売された1955年から道路交通取締法が施行されていた1960年12月19日までは小型自動四輪車免許の教習車、1960年12月20日道路交通法施行以後は普通自動車免許の教習車として導入されていた。
  2. ^ 初代から3代目までのクラウンをベースとした特装車で、車名は「トヨタ」 、商品名は「トヨタ救急車」である。これ以降はハイエースをベースとした2ベッドのトヨタ救急車やハイメディックに代替されている。
  3. ^ ごく初期に輸出されたクラウン。記事:トヨタ博物館 大衆化のための技術開発ページ
  4. ^ この当時、2.0 LクラスでSOHCの直6エンジンをラインナップしていた車種は、きらびやかな外観と高性能をセールスポイントとしていたプリンス・グロリアのみで(1963年6月追加)、三菱・デボネア(1964年7月発表)はOHVであり(SOHC化は1970年9月)、同年10月にモデルチェンジされた日産・セドリックも、2代目にしてようやく2.0 Lの直6エンジンを得ている。
  5. ^ 日本国内では、バンとピックアップはマスターラインの車名を用いる。
  6. ^ 以前は、救急車消防車とまぎらわしいという理由で、国産新車の車体色に白と赤は使われていなかった。
  7. ^ これ以前の2.0 Lクラスの2ドアクーペまたはハードトップの例は、ハンドメイドの少量生産車、プリンス・スカイラインスポーツがある。
  8. ^ バンをベースにハイルーフ化した救急車仕様。
  9. ^ ピックアップをベースにハイルーフボディを架装した救急車仕様。エンジンは直列6気筒3900ccのF型を搭載。
  10. ^ 前年(1970年)に登場した初代セリカでは、同形状のカラードパンパ―がオプションで設定されていた。カラードバンパーが一般的になるのは1980年代以降となる
  11. ^ ギアがニュートラルにある状態で自動的にエンジンが停止し、クラッチペダルを踏むと再びエンジンがかかる仕組みである。ただし、①停車時の斜度が2度以上であるとき、②右のターンシグナル(ウインカー)が作動中であるとき、③冷却水温が100℃以上のとき、④運転席ドアが開いているとき、またヘッドライト点灯中及びタウンスイッチ(エアコンのアイドルアップ機構)、熱線リアウインドウ作動時は作動しない。
  12. ^ 1974年型は法人需要を鑑みたセダンのみの設定で、2ドアハードトップ、4ドアピラードハードトップには1976年型から設定となる
  13. ^ 1981年に登場したソアラが、クラウン2ドアハードトップのポジションを実質的に引き継ぐかたちとなる。
  14. ^ 大型自動車では、1955年(昭和30年)に発表された民生デイゼル工業(現・UDトラックス)のユニフロー掃気ディーゼルエンジン(UD型エンジン)がある。
  15. ^ ジャイロスコープによる自立航法を利用した地図表示機能を含む集中制御装置のこと。
  16. ^ スーパーセレクトをベースにスーパーチャージャーを搭載しロイヤルサルーン並みにしたもの。
  17. ^ 2.0 L系で唯一のワイドボディグレード。同時期に税制が改められ、税額がナンバー区分ではなく排気量で決定されるようになったため。
  18. ^ ステアリングホイールは1991年型スタンダード用が装着されており、本来Bタイプには存在しない組み合わせである。
  19. ^ ロイヤルサルーン/ロイヤルツーリング/セダンのロイヤルサルーンG。4ドアハードトップのロイヤルサルーンGは初期型同様にスペースビジョンメーター
  20. ^ その後3ナンバー仕様車は170系(11代目)クラウンロイヤルに統合され、5ナンバー仕様車はクラウンコンフォートベースのXS/BS10系(クラウンセダンとしては6代目)に引き継がれた。
  21. ^ ロイヤルサルーンG相当の「Uパッケージ」、ロイヤルエクストラ相当の「Sパッケージ」も設定された。
  22. ^ 四輪駆動車は従来からの5速ATを継続。
  23. ^ 「オート上海」出展時では、フロントエンブレムは王冠でなくトヨタのCIが使われていたが、量産時には日本仕様と同様に王冠のマークが使われた。
  24. ^ 東京都個人タクシー協同組合の車両規則では、プライバシーガラスの装備は厳禁とされている。
  25. ^ 正式名称は「ピンクサファイア」。
  26. ^ 正式名称は「クールソーダメタリック」で、アクアに設定されているものと同一色。
  27. ^ カラーコード:8X8。「ロイヤル」に設定の同名色(カラーコード:8S6)とは異なる。
  28. ^ アドバンストパッケージの追加オプションになるため、同パッケージを選択できないアスリート・ロイヤル及びアスリートS・ロイヤルサルーンでオーディオレスにした場合は装備できない。
  29. ^ 同日発売のカローラスポーツと同時。
  30. ^ 商品名:ピラーエンブレム
  31. ^ 先代は「アスリート」に設定
  32. ^ 先代は「ロイヤル」に設定
  33. ^ 1999年12月から2007年6月まで、ステーションワゴンの「クラウンエステート」の車名で販売されていた
  34. ^ なおcrownラテン語coronaに由来する。転じてコロナ(太陽冠)に由来する車名がコロナである。
  35. ^ 本来ならばトヨタのハイブリッド専用モデルは全てのトヨタの販売店で販売される方針ではあるが、同一セグメントにおいて前述のカムリやハイブリッド車の設定がないマークXとの競合を避けるため、あえて投入されていないという見方もある。
  36. ^ 横浜都筑はウエインズトヨタ神奈川、福岡天神は福岡トヨタ、愛知高辻は愛知トヨタWESTが運営。

出典

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  10. ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第19号7ページより。
  11. ^ 位置付けになった。
  12. ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第63号5ページより。
  13. ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第74号5ページより。
  14. ^ 後年16代目モデルの広告では、このキャッチフレーズをもじった「いつかはクラウン?」というメッセージが使われている。
  15. ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第32号5ページより。
  16. ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第69号5ページより。
  17. ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第37号5ページより。
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  22. ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第41号7ページより。
  23. ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第45号7ページより。
  24. ^ CROWN 皇冠 - 一汽丰田 - 一汽丰田汽车销售有限公司(FTMS)
  25. ^ ~トヨタ クラウン のエコカー傾向…ハイブリッドのベース車変更~記事:カービュー 2010年6月1日
  26. ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第79号11ページより。
  27. ^ 7代目の途中の1984年から14代目登場までの28年4か月間、「ロイヤルサルーンG」は3.0 L車専用グレードだった。
  28. ^ トヨタ、新型「クラウン」発表会で“どこでもドア仕様”が登場
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  45. ^ TOYOTA、クラウンに上質感を高めた特別仕様車を設定』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2019年7月8日https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/28802164.html 
  46. ^ TOYOTA、クラウンに上質さとスポーティさを高めた特別仕様車を設定』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2019年10月2日https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/29807975.html 
  47. ^ TOYOTA、クラウンに65周年を記念した特別仕様車を設定-ナビ・スマホ連携の追加や内装の質感向上などの一部改良も全車に実施-』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2019年10月2日https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/32230186.html 
  48. ^ クラウンに、さらなる質感を高めた内外装を採用』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2020年11月2日https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/34161152.html 
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  50. ^ 新型「クラウン」のワールドプレミアを2022年7月15日(金)にオンラインで配信』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2022年7月6日https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/37540689.html 
  51. ^ 新型「クラウン」を世界初公開-第1弾として新型クラウン(クロスオーバー)を2022年秋頃に発売-』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2022年7月15日https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/37540587.html 
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  53. ^ 「今年のクルマ」候補の11台が決定! 「2022-2023 日本カー・オブ・ザ・イヤー」10ベストカーが発表”. くるまのニュース. 2022年11月4日閲覧。
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  62. ^ 7代目までは東京トヨペット専売だった。
  63. ^ トヨタ、クラウン専門店限定の特別な「クラウンクロスオーバー」 手入れしやすいマットなボディカラーを採用 - CAR Watch 2023年12月12日(2023年12月12日閲覧)






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