トミーテック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/02 07:43 UTC 版)
保存車両
- 国鉄1400形蒸気機関車 - 1896年にクラウス(現・シーメンス)製。九州鉄道から官鉄への編入を経て、鹿島参宮鉄道鉾田線(関東鉄道を経て後の鹿島鉄道)で1970年まで現役で活躍した。その後、関東鉄道と同じ京成グループのオリエンタルランドが保存しようとしたが、1979年に旧トミー工業が引き取り、1996年の現社設立時に引き継がれた。
- いすゞ・BU04 - 1980年製。最終世代のBUで、国際興業バス赤羽営業所に納車され東京都内の路線を中心に運行された。1995年に岩手県交通水沢営業所(現・胆江営業所)に移籍、BUシリーズ最後の現役車両として2006年まで使われた。引き取りにあたって、国際興業へ納車された時の塗装に戻された。
- 日産ディーゼル・UA32L改(富士重工5E架装) - 1984年製。京都バス高野営業所に納車され、大原線の急行便や産大線などで活躍した。その後特定運用を経て貸切車となり、2001年には嵐山営業所に転出。同社全体でも最後まで残った5Eボディ車となった。2009年6月に退役し、トミーテックが引き取った。本車が置かれている壬生町は古いディーゼル車の登録が禁止されていないためナンバーが有り公道走行が可能である。
過去の保存車両
- 鹿島参宮鉄道5号蒸気機関車 - 1921年に日本車輌製造製。宇都宮石材軌道(後の東武大谷線)が軽便線の貨物輸送用に作らせたもので、東武鉄道に編入されてA3形58号機となった後、鹿島参宮鉄道に転じて5号となった。戦後は竜崎鉄道から引き継いだ竜ヶ崎線(現・関東鉄道竜ヶ崎線)に移り貨物輸送に従事。1970年に廃車後、オリエンタルランド所有の土地に1400形と共に保管されていたが1979年に旧トミー工業が引き取り、メーカーの日本車両による修復作業を経て静態保存した。1982年に東武宇都宮線おもちゃのまち駅前に移された。
注釈
- ^ なお、タカラはかつて鉄道模型用の塗料「鉄道カラー」を発売していたことがあったが、塗料分野からの撤退に伴いグリーンマックスに譲渡された。
- ^ 使用されたのは「猫屋線 キハ7・ホハフ20形旧塗装」をそれぞれ赤と青に再塗装したもので、TOMIXのTCSパワーユニット(5518)を接続した「富別簡易軌道レイアウト」を走行していた。また、ドラマの舞台が京都である事に因み少年へのプレゼントとして「ベーシックセットSD 225系新快速」も登場した。
出典
- ^ a b 株式会社トミーテック 第28期決算公告
- ^ “ホビー事業の企画・開発を(株)トミーテックに統合” (PDF). 株式会社トミー (2001年9月3日). 2018年3月5日閲覧。
- ^ “5948160号 鉄道模型用転車装置”. j-platpat. 2022年3月10日閲覧。
- ^ tomixworldのツイート(809966382746058752)
- ^ 電撃ホビーマガジン 2004年11月号 p138
- ^ “Atlas N Track Cleaning Car”. Atlas Archive (2004年3月). 2020年2月22日閲覧。
- ^ “Track Cleaning”. Dapol. 2018年3月5日閲覧。
- ^ “マルチレールクリーニングカー HOスケール”. トミーテック. 2018年3月5日閲覧。
- ^ “TOMYTEC”. FALLER. 2020年2月22日閲覧。
- ^ “トミーテックでFALLERの取り扱いを始めました。”. トミーテック (2019年9月27日). 2020年2月22日閲覧。
- ^ “ワールド鉄道コレクション 製品化予告!!” (PDF). トミーテック (2017年8月9日). 2020年2月22日閲覧。
- ^ a b “ワールドバスコレクション”. トミーテック (2019年2月13日). 2020年2月22日閲覧。
- ^ “TomyTec Co LTD”. Walthers Model Railroading. 2020年2月22日閲覧。
- ^ “科捜研の女 Series 19 第21話”. テレビ朝日. 2019年11月21日閲覧。
- ^ tateishi_ayame及びtomytecdiocolleのツイート
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