トミーテック トミーテックの概要

トミーテック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/02 07:43 UTC 版)

タカラトミー > トミーテック
株式会社トミーテック
TOMYTEC CO.,LTD.
種類 株式会社
本社所在地 日本
321-0202
栃木県下都賀郡壬生町おもちゃのまち三丁目3番20号
設立 1996年3月19日
業種 その他製品
法人番号 8060001017286
事業内容 玩具・模型の企画・製造・販売
代表者 代表取締役社長 岩附 美智夫
資本金 1億円
純利益 1億0814万4000円
(2023年3月期)[1]
総資産 55億9614万4000円
(2023年3月期)[1]
従業員数 約270人
主要株主 タカラトミー 100%
外部リンク https://www.tomytec.co.jp/
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事業内容

鉄道模型TOMIX、天体望遠鏡BORG、各種玩具、模型、フィギュア等の製造販売を行っている。

他に玩具、文具等のOEM生産やローランドディージー3DスキャナーPICZA・3DプロッタMODELAの販売等を行っている。

なお当社は旧トミーが旧タカラと合併する10年も前の1996年の時点で旧トミーから独立した経緯により、基本的に旧タカラの商品は引き継がない方針だったが、『チョロQzero』の発売以降、この方針は変更された[注釈 1]

沿革

  • 1996年 -トミーから分社設立。
  • 2001年9月3日 - トミーホビー事業部の業務全般、および精密鉄道模型TOMIXのブランドを継承[2]。ただし販路のみトミー本体のネットワークを利用する。
  • 2003年 - ジオラマコレクションシリーズの元祖となる、ザ・バスコレクションを発売。
  • 2004年 - トミカリミテッドヴィンテージを発売。バスコレクションのイメージキャラクター『バスガール』のフィギュアをイベント限定で発売。
  • 2005年 - (ドッツと読み、dot's、DOT'Sと表記されることもある)、鉄道むすめ、マグステージを発売。
  • 2006年
    • 3月1日 タカラとトミーの合併によりタカラトミーの子会社となる。コレクションシリーズのシリーズ統一名称を「ジオラマコレクション」とする。
    • 4月 岩手県交通から最後まで残ったBU04を引き取り、動態保存車とする。
  • 2008年 - バスむすめ、サボコレクションを発売。
  • 2009年
    • 3月 TOMIXブランドで販売されていた人形や自動車などNゲージスケールのアクセサリーをジオコレに統合。
    • 7月 京都バスから日産ディーゼルUA32を引き取り、動態保存車とする。
  • 2010年 - 技MIXを継承。
  • 2011年 - 旧タカラの伝統を受け継ぐ初めての商品となる『チョロQzero』を発売。
  • 2013年4月21日 - 大宮駅近郊に直営店トミックスワールドテックステーション大宮」をオープン。(2019年1月31日営業終了)
  • 2016年 - 32年ぶりのHOナロー(1/80・9mm)規格製品となる『鉄道コレクション ナローゲージ80』を発売。
  • 2019年7月27日 - 神田駅近郊に「トミックスショールーム東京」をオープン。

製品一覧

鉄道模型

ジオコレ

ジオコレ/ジオラマコレクションシリーズは、鉄道模型のレイアウトにも利用できる縮尺1/150・1/80のディスプレイモデル。製品はブラインドパッケージのものとオープンパッケージのものがあり、縮尺1/80モデルは全てオープンパッケージである。

部品模型

部品模型シリーズは、サボ(行先標)や方向幕などの鉄道関連部品を模型化したものである。

  • サボコレクション - 鉄道車両に使われたサボ(行先標)の縮尺1/10モデル。

スケールミニカー

トミカシリーズはタカラトミー(旧トミー)のシリーズと異なり、大型スケールの細密モデルである。また、旧トミー時代の標準サイズミニカーだった『トミカダンディ』とも異なり、ディスプレイ専用モデルとなる。

  • トミカリミテッドヴィンテージ - トミーの同名シリーズを元にした縮尺1/64(一部1/43)の自動車の細密モデル。トミカ発売開始以前の車両をモデル化した製品は「トミカリミテッドヴィンテージ」として、トミカ発売開始以後の車両をモデル化した製品は「トミカリミテッドヴィンテージNEO」としてそれぞれ製品化している。
  • トミカエブロ - 縮尺1/43(一部縮尺1/24)の乗用車の細密モデル。
  • チョロQzero - 構造は従来のチョロQと同じだが、車種はチョロQ発売当時の1980年代の実車が選択され、よりリアルで実車に忠実な仕上がりとなっている。
  • モデラーズスピリット - 縮尺1/35のセドリックバンの細密モデル。自衛隊の業務車1号やパトカー仕様などがラインナップされる。

キャラクターモデル

  • 鉄道むすめ ~鉄道制服コレクション~ - 鉄道現業の制服を着たオリジナルキャラクターのトレーディングフィギュア。これを元にしたメディアミックス展開も行い、一部親会社のタカラトミーから発売された関連商品もある。
  • バスむすめ - 上記鉄道むすめの姉妹品。バスガイドをモデルにしたトレーディングフィギュア。

分冊百科

トミーテックが製造を担当し、講談社から発売された「Nゲージ ジオラマ製作マガジン」。車両や情景部品などの多くは通常製品の色違いであったが、一部は新規作製された。第3弾の小型ターンテーブルは、特許を取得した製品[3]で、のちに限定発売された[4]

その他

  • ボーグ - 天体望遠鏡、地上望遠鏡、望遠レンズとしても使用できるシステム望遠鏡
  • 技MIX - 戦闘機をエンジン音までリアルに再現した彩色済みプラモデル。読みは「ギミックス」。
  • .s - ドットピンをプレートにはめてゲームキャラクターの絵を完成させるディスプレイモデル。読みは「ドッツ」。
  • マグステージ - ゲームキャラクターのマグネットモデル。
  • ゾイドシリーズ関連商品
  • OH!スーパーミルクチャン - 玩具の商品化。
  • パペットマペット - 手にはめたぬいぐるみの商品化。
  • 1inch - 1/12スケールのプラスチックモデル。
  • リトルアーモリー - 1/12スケールの銃火器のプラスチックモデル。シリーズ発売当初から、アゾン製可動フィギュア「アサルトリリィ」、グッドスマイルカンパニー製可動フィギュア「figma」、コトブキヤ製可動プラスチックモデル「フレームアームズ・ガール」など、約1/12スケール相当の可動式キャラクターモデルをリリースしている他社製の商品と積極的なコラボレーションを図り、figmaとフレームアームズ・ガールについてはリトルアーモリーが付属した商品がそれぞれの発売元から発売されている。

注釈

  1. ^ なお、タカラはかつて鉄道模型用の塗料「鉄道カラー」を発売していたことがあったが、塗料分野からの撤退に伴いグリーンマックスに譲渡された。
  2. ^ 使用されたのは「猫屋線 キハ7・ホハフ20形旧塗装」をそれぞれ赤と青に再塗装したもので、TOMIXTCSパワーユニット(5518)を接続した「富別簡易軌道レイアウト」を走行していた。また、ドラマの舞台が京都である事に因み少年へのプレゼントとして「ベーシックセットSD 225系新快速」も登場した。

出典

  1. ^ a b 株式会社トミーテック 第28期決算公告
  2. ^ ホビー事業の企画・開発を(株)トミーテックに統合” (PDF). 株式会社トミー (2001年9月3日). 2018年3月5日閲覧。
  3. ^ 5948160号 鉄道模型用転車装置”. j-platpat. 2022年3月10日閲覧。
  4. ^ tomixworldのツイート(809966382746058752)
  5. ^ 電撃ホビーマガジン 2004年11月号 p138
  6. ^ Atlas N Track Cleaning Car”. Atlas Archive (2004年3月). 2020年2月22日閲覧。
  7. ^ Track Cleaning”. Dapol. 2018年3月5日閲覧。
  8. ^ マルチレールクリーニングカー HOスケール”. トミーテック. 2018年3月5日閲覧。
  9. ^ TOMYTEC”. FALLER. 2020年2月22日閲覧。
  10. ^ トミーテックでFALLERの取り扱いを始めました。”. トミーテック (2019年9月27日). 2020年2月22日閲覧。
  11. ^ ワールド鉄道コレクション 製品化予告!!” (PDF). トミーテック (2017年8月9日). 2020年2月22日閲覧。
  12. ^ a b ワールドバスコレクション”. トミーテック (2019年2月13日). 2020年2月22日閲覧。
  13. ^ TomyTec Co LTD”. Walthers Model Railroading. 2020年2月22日閲覧。
  14. ^ 科捜研の女 Series 19 第21話”. テレビ朝日. 2019年11月21日閲覧。
  15. ^ tateishi_ayame及びtomytecdiocolleのツイート


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