テレビ山口 沿革

テレビ山口

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/07 14:18 UTC 版)

沿革

  • 1969年(昭和44年)
    • 4月1日 - 会社設立。当初は、局名を「山口中央テレビYCT Yamaguchi Chuou Television)」にする予定だった。
    • 9月2日 - 局名をテレビ山口(TYS)に変更。
    • 12月25日 - サービス放送開始。
  • 1970年(昭和45年)4月1日 - JNN(TBSテレビ系)・FNS(フジテレビ系)・NETテレビ(現:テレビ朝日)系3局クロスネット[注 14] により開局。なお、JNN協定のためFNNには非加盟、ANNとはニュース協定(1974年締結)及びネットに参加できず一般番組のみのネット保障契約を締結。
    本放送最初の番組は午前7時から放送の『JNNニュース』。6時半からテストパターンを発射、『TYSソング』[注 15] に乗せてのオープニングを放送したのちに放送を開始した(余談だが、当時の放送開始は午前7時であった)。
  • 1978年(昭和53年)10月1日 - テレビ朝日系列番組を山口放送と交換。JNN/FNSの2局クロスネットに移行。編成の改編は1978年(昭和53年)10月1979年(昭和54年)4月の2度に分けて行われた。
  • 1987年(昭和62年)9月30日 - この日を以てFNSを脱退。JNN(TBSテレビ系列)のフルネット局になる(※ 一部番組は番組販売により1990年(平成2年)3月31日までFNSと同時ネットを継続)[注 16]
  • 1989年平成元年)12月21日 - 音声多重放送開始。
  • 1992年(平成4年)6月 - テレビ山口二十年史を発行。
  • 1994年(平成6年)12月 - ふるさとCM大賞のさきがけと言われる「山口県ふるさとCM大賞」を初開催。以降毎年12月の恒例行事となる。
  • 2000年(平成12年)3月31日 - FNSの同時ネット放送終了(時差ネットは現在まで継続)。
  • 2005年(平成17年)
    • 3月28日 - CI導入によりロゴマークを「TYS」から「tys」に変更、コーポレートカラーが黄と黒に、キャラクターが“モコモコ”から“テレオン”に変更、社旗も変更となった。
    • 8月3日 - 地上デジタル放送対応のマスター更新。(東芝[15]
  • 2006年(平成18年)
  • 2020年令和2年)3月28日 - 開局以来使用されていた社屋の隣接地に建設していた新社屋が竣工。
  • 2023年令和5年)11月15日 - 経営側からの冬季賞与引き下げの打診を労働組合が拒否して交渉決裂。それにより31年ぶりとなるストライキが48時間にわたって実施され、夕方のワイド番組『mix』がニュースゾーンのみに縮小するなどした[16]

注記

  1. ^ 候補地が決定する前は、朝田に開局準備室があった(テレビ山口二十年史より)。
  2. ^ 株式会社tysプロダクションとして設立、1999年にイベント企画を手がける株式会社tys企画と合併して現社名に変更。2013年に映像制作等を手がけていた株式会社ブイ・ドライブを吸収合併[8]
  3. ^ TBSテレビ系では他にRCCNBCRKKOBSRBCがリモコンキーID「3」を使用。
  4. ^ 「3」はTBSテレビ系以外では、民放ではGYTGTVTVSctctvkBBCSUN独立局7局とstsFNNフルネット局)・UMK(FNN / NNN / ANNトリプルネット局)が使用する。
  5. ^ ほかにATVTUYTUFUTYTUTITVKUTV。そのうち、本局・ATV・KUTVは、アナログ親局のチャンネルが38チャンネルであった。
  6. ^ TBS系列以外で「6」はテレビ朝日系列局の3局のみ。テレ朝系準キー局のABCテレビ大阪親局アナログチャンネルの「6」を踏襲した他、メ~テレHTBは先発アナログチャンネルの「5」を踏襲したことに伴いABC合わせの「6」を選択している。
  7. ^ 例:山口県西南部(≒福岡県近く)ではKBC九州朝日放送(山口県での3桁が、01*-0になるNHK山口Gがポジション1、01*-1になる九州朝日放送がポジション6JCOM下関も同様)、岩国市和木町(≒広島県近く)ではNHK広島G(山口県での3桁が、01*-0になるNHK山口Gがポジション1、01*-1になるNHK広島Gがポジション6アイ・キャンも同様)、島根県近くではBSS山陰放送(そのまま)、愛媛県近くではあいテレビ(そのまま)。JCOM下関、アイ・キャン両社を除く在山CATV各局で6は空いている
  8. ^ かつてオープニングやクロージングでチャンネル表示をしていた時代は、「山口」ではなく「防府」と表示していた。初期には「山口鴻ノ峯」を「山口」と表示していた時代もある(のちに「山口鴻ノ峯」に変更)。
  9. ^ アナアナ変更前は20ch
  10. ^ アナアナ変更前は42ch(100W)
  11. ^ アナアナ変更前は22ch
  12. ^ 当時テレビ山口代表取締役社長
  13. ^ 当時宇部興産代表取締役社長
  14. ^ テレビ山口二十年史などでは「トリプルネット」とも表記される。
  15. ^ 開局時に制定されたステーションソング。1990年代まではIDとしても使用された。2003年10月6日 - 2005年3月27日にはクロージング映像のBGMとしても使用。
  16. ^ FNSホームページ 『FNSのあゆみ』 では「1990年3月31日に離脱」と記述
  17. ^ ただし当時JNNに昼間のスポットニュースが設定されなかったことによる例外処置として、1982年3月まで産業経済新聞社配給番組に準じた扱いで「サンケイ奥さまニュースFNN」を「奥さまニュース」というタイトルに差し替えて放送していたこともあった。
  18. ^ 1987年10月より『JNNニュース22プライムタイム』として放送。
  19. ^ これは1986年9月の岡山放送に対する措置に続く2例目である[20]
  20. ^ 但しフジネットワーク (FNS) 側では、テレビ山口のFNS離脱(脱退)を「1990年(平成2年)」としている[22]
  21. ^ FNS加盟各局の共同制作による『FNSの日』は申し入れのあった1987年からスタートしている(テレビ山口は当初より不参加)。
  22. ^ 『山口放送三十年史』より。これは当時フジテレビが山口放送の上位株主になる程の資本関係があったことに加え、『プロ野球ニュース』などといったテレビ山口の編成上の都合でネット出来なかったフジテレビ系列番組のネット受けも行ったり、フジテレビの社長・会長を務めた浅野賢澄が山口放送の社外取締役を務めるなど、山口放送とも関係が深かったためである。なお、ラジオ部門は開局当時からニッポン放送との関係が強く、フジサンケイグループとそれなりの強さをもっている。
  23. ^ 同じ大阪に本社を置く毎日放送制作のワイドショー。
  24. ^ この時、テレビ山口での同枠でのネットが終了し、フジテレビ系列非加盟局での同枠のネットがすべて終了した(四国放送も同時期に終了)。
  25. ^ 本放送終了後に放送された。
  26. ^ この番組の後番組である『やりすぎコージー』は、yabで放送された。
  27. ^ 機動戦士ガンダムSEED』以降の毎日放送制作のガンダムシリーズもtysで放送(ただし、『機動戦士ガンダムUC RE:0096』はyabで放送。『ガンダム Gのレコンギスタ』は県内未放送。)。

出典

  1. ^ a b c d 会社概要 - tysテレビ山口
  2. ^ テレビ山口株式会社 第52期決算公告 - 官報決算データベース
  3. ^ a b c d 日本民間放送連盟『日本民間放送年鑑2023』コーケン出版、2023年11月30日、431頁。 
  4. ^ a b c テレビ山口株式会社 第54期決算公告
  5. ^ [ 基幹放送事業者の議決権保有状況等 地上系放送事業者] - 総務省電波利用ホームページ
  6. ^ “(おくやみ)西田陽太郎氏が死去 元テレビ山口社長、元宇部興産専務”. 日本経済新聞. (2011年12月19日). http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1904D_Z11C11A2000000/ 2016年8月13日閲覧。 
  7. ^ “佐々木英治氏死去/元テレビ山口社長”. 四国新聞. (2007年12月15日). https://www.shikoku-np.co.jp/national/okuyami/print.aspx?id=20071215000267 2016年8月13日閲覧。 
  8. ^ About Us”. 株式会社tysビジョン. 2016年8月13日閲覧。
  9. ^ tysテレビ山口 新社屋完成へ 創業50周年で内部の充実を”. 防長経済新報社 (2019年2月14日). 2020年8月25日閲覧。
  10. ^ 地上デジタル放送 - tysテレビ山口
  11. ^ テレビ山口山口放送所・無線局免許状 - 総務省
  12. ^ 日本民間放送連盟『日本放送年鑑'78』洋文社、1978年12月、285頁。 
  13. ^ 日本民間放送連盟『日本民間放送年鑑'92』コーケン出版、1992年11月、393頁。 
  14. ^ 日本民間放送連盟『日本民間放送年鑑2003』コーケン出版、2003年11月、415頁。 
  15. ^ 「ローカル局における緊急地震速報の自動化送出の対応」『放送技術』 兼六館出版、2009年3月号
  16. ^ tysテレビ山口労組が48時間ストライキ突入、夕方ニュース一部休止…ボーナス交渉決裂」『読売新聞』、2023年11月16日。2023年11月16日閲覧。
  17. ^ 小田桐 1989, p. 114.
  18. ^ 小田桐 1989, p. 115.
  19. ^ 小田桐 1989, p. 115-116.
  20. ^ 小田桐 1989, p. 117.
  21. ^ 小田桐 1989, p. 116.
  22. ^ FNSのあゆみ 沿革”. フジネットワーク. 2024年1月26日閲覧。
  23. ^ 小田桐 1989, p. 116-117.
  24. ^ 第76回全日本バレーボール高等学校選手権大会 (若さでアタック!春の高校バレー)山口県代表決定戦の御案内”. 山口県バレーボール協会・山口県高体連バレーボール専門部 (2023年8月29日). 2024年1月26日閲覧。
  25. ^ 「テレビ局ネットワーク」『アニメディア』1988年1月号、学研、81頁。 
  26. ^ 「テレビ局ネットワーク」『アニメディア』1991年1月号、学研、93頁。 
  27. ^ a b c 「テレビ局ネットワーク」『アニメディア』1992年4月号、学研、119頁。 
  28. ^ 「テレビ局ネットワーク」『アニメディア』1992年6月号、学研、109頁。 
  29. ^ 「テレビ局ネットワーク」『アニメディア』1984年12月号、学研、94頁。 
  30. ^ 「テレビ局ネットワーク」『アニメディア』1986年2月号、学研、88頁。 
  31. ^ 「全国縦断放映リスト」『アニメージュ』1987年2月号、徳間書店、128頁。 
  32. ^ アナウンサー - tysテレビ山口
  33. ^ “テレビ山口記者が他社のニュース原稿を模倣 減給処分”. 産経新聞. (2023年12月4日). https://www.sankei.com/article/20231204-5JLNARXRIBNVZJMZ6AZ6BAXLFI/ 2023年12月4日閲覧。 
  34. ^ a b “テレビ山口、他局原稿を引用 記者ら減給、社長ら減俸”. 時事通信. (2023年12月4日). https://www.jiji.com/amp/article?k=2023120400979 2023年12月4日閲覧。 
  35. ^ 放送倫理検証委員会 議事概要第144回”. BPO放送倫理・番組向上機構. 2020年8月6日閲覧。
  36. ^ a b 当社番組における不適切な放送のお詫びと今後の取り組みに関する決意について 2020年2月28日”. テレビ山口株式会社. 2020年8月6日閲覧。
  37. ^ 「週末ちぐまや家族」での放送について”. テレビ山口株式会社. 2020年8月6日閲覧。






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