テレビせとうち
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本社・支社・支局所在地
- 本社
- 四国支社
- 倉敷支局
- 倉敷市白楽町589-1 山陽新聞社倉敷本社2階
- 東京支社
- 大阪支社
※ このほか、中国・上海に駐在員を派遣している。
※ 岡山・香川の民放テレビ局5局のうち、テレビせとうちが唯一広島市内に事業所(広島支社)を設けていなかった[注釈 5]が、瀬戸内海放送も2021年(令和3年)に広島支社を廃止し、岡山本社に集約され、広島・九州地区統括営業グループとなった。
資本構成
企業・団体の名称、個人の肩書は当時のもの。出典:[13][14][15]
2021年3月31日
資本金 | 発行済株式総数 | 株主数 |
---|---|---|
16億円 | 32,000株 | 27 |
株主 | 株式数 | 比率 |
---|---|---|
山陽新聞社 | 10,912株 | 34.10% |
日本経済新聞社 | 6,152株 | 19.22% |
三友学園 | 4,272株 | 13.35% |
カバヤ食品 | 1,600株 | 5.00% |
オハヨー乳業 | 1,600株 | 5.00% |
過去の資本構成
沿革
- 1984年(昭和59年)
- 1985年(昭和60年)
- 1989年(平成元年)4月3日 - 現在も続く、テレビせとうち制作・テレビ東京系列(TXN)ネットのテレビアニメ枠(テレビせとうち自社制作アニメ)の第1作『アイドル伝説えり子』を放送開始し、現在の『しまじろう』シリーズに至る。
- 1997年(平成9年)12月16日 - テレビアニメ『ポケットモンスター』(ポケモン)によるいわゆるポケモンショックにより、岡山県・香川県やその周辺地域でも放送を見ていた視聴者の一部が体調不良を訴える。この影響で一時区域外再放送継続を拒否する事態となったが、後に区域外再放送の同意をすべき旨の総務大臣裁定がされる[17]。
- 1999年(平成11年)12月20日 - 中鉄バスに代わって山陽新聞社が筆頭株主になる。同時に代表取締役社長として藤田正蔵に代わって、砂田治男が就任される。藤田は相談役に就任する。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 会社ロゴを一新すると伴いイメージキャラクターの「ななちゃん」と新キャッチフレーズ「いつでも いっしょ TSC」が登場することになる。
- 2005年(平成17年)
- 2006年(平成18年)
- 7月10日 - 岡山市北区柳町二丁目に落成した山陽新聞社新本社ビルへ本社機能の一部(総務局や営業局の一部)を移転[18][19]。
- 新本社からの最初の放送は、同年8月4日放送の『ワールドビジネスサテライト』。「列島ライブinせとうち」として、本社中庭から同社初のハイビジョン制作での生放送だった。
- 9月30日 - テレビせとうち制作のネット特番を、自局ではなく、キー局のテレビ東京から放送配信を行った。
- 10月12日 - 地上デジタル放送の「映像の再生に必要な制御信号」を含めた試験用動画の試験放送を開始。
- 11月20日
- 11月30日 - 総務省の中国総合通信局から、地上デジタル放送の本免許が交付される。[注釈 9]
- 12月1日 - 地上デジタル放送を開始。コールサインはJOPH-DTV。
- 7月10日 - 岡山市北区柳町二丁目に落成した山陽新聞社新本社ビルへ本社機能の一部(総務局や営業局の一部)を移転[18][19]。
- 2007年(平成19年)
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)7月24日 - 正午をもってアナログ放送を終了。
- 2012年(平成24年)6月28日 - 大田弘之に代わって川端英男が代表取締役社長に就任される。大田は会長に就任する。
- 2013年(平成25年)5月15日(現地時間) - ドイツ・ハンブルクで開催された「World Media Festival2013」で、テレビせとうち制作・テレビ東京系列で放送中の、テレビアニメ『しまじろうのわお!』が日本作品としては初の教育部門で、カテゴリー最高賞のグランド・アワードを獲得した。
- 2017年(平成29年)1月1日 - 「いつでも いっしょ TSC」に変わり、新たなキャッチフレーズとして「なんか好きじゃわ♥ TSC」の使用が開始される。
- 2020年(令和2年)1月1日 - 開局35周年を機に、新たなキャッチフレーズとして「ピリリ。」の使用が開始される[注釈 10]。
- 2023年(令和5年)11月20日 - 2006年から稼働していたテレビマスターを17年ぶりに更新[20]。新しいテレビマスターは日本電気(NEC)製の次世代型IPマスターシステムを採用し、将来的にはインターネット同時配信、4Kテレビ放送などを見据えた仕様となっている[21]。
- 2024年(令和6年)3月11日 - テレビ東京、テレビ北海道、当局の3社はテレビ東京のマスター室からテレビ北海道が開発した「バーチャルマスターオペレーター」を用いてテレビ北海道と当局のマスター設備をリモートで統合監視する実証実験を3月11日から22日までの12日間行った。民放キー局とローカル局がマスターの統合監視実験を行うのは初めて[22]。
注釈
- ^ 局名告知では「リモコンナンバー」、公式ウェブサイトの会社情報では「リモコンID」と呼ぶ。
- ^ 他の加盟局およびTXHDは日経の持分法適用会社となっている。かつてはテレビ東京も日経の連結対象だったが株式移転で放送持株会社のTXHDを新設したことに伴い日経からは「持分法適用会社(TXHD)の連結子会社」となったためテレビ東京(業態変更もなくそのまま存続)自体は日経の連結対象から外れた。
- ^ 原作者のベネッセコーポレーションも岡山市に本社を置いている。
- ^ おはスタでも天気コーナーがあり、放送エリアとして岡山市の天気が表示されている。
- ^ ただし、開局当初の1986年4月1日(登記上は5月10日)から1987年2月28日まで、広島市中区上八丁堀に広島支社を設けていた[11][12]。
- ^ テレビせとうち 代表取締役社長
- ^ a b c テレビせとうち 非常勤取締役
- ^ 午前6時18分から本放送開始。最初に放送された番組は午前6時20分からのビジネスマンNEWS。(出典:テレビ東京25年史)
- ^ この日、岡山にある他のテレビ局3局(NHK岡山放送局、山陽放送、岡山放送)も同時に同放送の本免許が交付された。
- ^ キャッチコピーのロゴタイプは、岡山県倉敷市出身の女流書家、中塚翠涛の書である。
- ^ 岡山県と香川県の合計人口とほぼ同じ規模の県(宮城県、静岡県、広島県)では4局体制が主流である(人口規模ベースでは茨城県もあるが同県は関東広域圏の一部である)。
- ^ 送信アンテナは隣接するRSK山陽放送の送信所に設置。
- ^ 一部例外地域あり、区域外再放送を参照のこと。
- ^ ファジアーノ戦のホームゲームはRSK山陽放送(TBS系列)・岡山放送(フジテレビ系列)・NHK岡山放送局で、カマタマーレ戦は西日本放送(日本テレビ系列)・NHK高松放送局で各々中継されている。瀬戸内海放送(テレビ朝日系列)のみ、2022年現在はファジアーノ・カマタマーレ戦の中継実績がない。
- ^ 字幕放送
- ^ テレビ東京系列5局でも同時ネット。
- ^ 2020年3月まで土曜 18:30 - 19:00
- ^ 日経トレンディが選ぶヒットランキングから「ヒット」の要因を解説する情報番組で、テレビ東京系列局5局でも同時ネットで放送されている。
- ^ ファジアーノ岡山の試合中継、ボートレース中継など編成の都合で休止になる場合がある。
- ^ 2018年3月までは『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』とともに同時ネットだったが、2018年4月より自社制作番組『プライド せとうち経済のチカラ』(18:30 - 19:00)と単発特番枠『土曜ゴールデン』(土曜・19:00 - 20:54)を放送開始したことに伴い不定期放送に切り替わっていた。2020年3月28日の放送により同時ネット復帰。稀にテレビ大阪制作単発番組や、ファジアーノ岡山の試合中継でネット返上になる場合がある。
- ^ 2018年3月までは、土曜スペシャルも含めて同時ネットだったが、4月から18:30 - 19:00に「プライド せとうち経済のチカラ」を放送開始したことに伴って土曜スペシャルの同時ネットが終了となったため、不定期放送に変更。現在の放送状況は時と場合により同時ネットまたは同時刻での遅れネットとなっている。同時ネット局ではスタートからゴールするまでを2週間分を利用して分割放送しているものは、2週間分を2時間番組として放送する事もあり、その場合は最初の1時間分の番組本編を放送終了した時点で、次回予告もそのまま放送する。
- ^ ローカル特番による自主編成、ファジアーノ岡山の試合中継の穴埋めで放送。
出典
- ^ a b テレビせとうち(株)のインターンシップ・会社概要 | マイナビ2021
- ^ a b c d e f 日本民間放送連盟『日本民間放送年鑑2023』コーケン出版、2023年11月30日、421頁。
- ^ a b テレビせとうち会社概要
- ^ グループ会社 - 日本経済新聞社
- ^ “TXN世帯数”. テレビ東京. 2023年10月29日閲覧。
- ^ “表彰番組・事績 | 一般社団法人 日本民間放送連盟”. j-ba.or.jp. 2024年3月10日閲覧。
- ^ “『民間放送連盟 優秀賞 表彰式☆』”. 浅井ひふみ Official Blog. 2024年3月10日閲覧。
- ^ “本日10月1日の山陽新聞さんに協賛広告を出しました! | 【わかりやすい価格で安心】岡山の家族葬・葬儀|さくら祭典(公式)”. 【わかりやすい価格で安心】岡山の家族葬・葬儀|さくら祭典(公式) | 岡山県の葬儀・葬式・法要・家族葬専門ホールは明朗価格の「さくら祭典」へ。明確でわかりやすい価格で安心して最後のお別れをしていただけます。 (2020年10月1日). 2024年3月10日閲覧。
- ^ “想いが伝わるほっこりレシピ おばあちゃんの台所”. www.webtsc.com. 2024年3月10日閲覧。
- ^ a b c 山陽新聞社-会社案内 新本社ビルの紹介
- ^ 『日本民間放送年鑑’86』(コーケン出版、1986年)
- ^ 『テレビせとうち20年のあゆみ』(テレビせとうち開局20周年記念事業実行委員会社史編纂委員会、2006年1月)p.216
- ^ 日本民間放送連盟『日本民間放送年鑑2021』コーケン出版、2021年12月10日、414頁。
- ^ 日本民間放送連盟『日本民間放送年鑑2003』コーケン出版、2003年11月、402頁。
- ^ 日本民間放送連盟『日本民間放送年鑑'92』コーケン出版、1992年11月、380頁。
- ^ 1984年7月22日付中国新聞経済面(7面)
- ^ 総情域第29号 裁定 (PDF) 中国地域の有線テレビジョン放送事業者11社からの再送信同意に係る裁定申請に関する裁定 別添2 総務省報道資料 平成20年2月8日(国立国会図書館のアーカイブ:2011年8月1日収集)
- ^ a b “テレビせとうち 新社屋移転のお知らせ”. TSCテレビせとうち. 2006年11月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月26日閲覧。
- ^ a b “テレビせとうち 新社屋移転のお知らせ”. TSCテレビせとうち. 2006年11月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月26日閲覧。
- ^ “テレビせとうちが放送局の基幹設備・マスターシステムを更新/次世代型のIP方式を導入【岡山】【香川】”. TSCテレビせとうち (2023年11月20日). 2023年11月24日閲覧。
- ^ “NEC、テレビ東京系列4局から次世代のIPマスターシステムを受注”. 日本電気(NEC) (2021年11月12日). 2023年11月24日閲覧。
- ^ “テレビ局のマスター設備を統合監視 テレビ東京系列 3社が実証実験”. テレビ北海道. 2024年3月10日閲覧。
- ^ “アナウンサー・出演者”. TSC テレビせとうち(岡山・香川・地上デジタル7チャンネル). 2023年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月2日閲覧。
- ^ “みなさん初めまして!小野桃果です”. TSC テレビせとうち(岡山・香川・地上デジタル7チャンネル) (2023年8月28日). 2023年11月2日閲覧。
- ^ 夕刊ラジオ レディオモモ - 2023年7月30日のポスト
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