テニスの王子様の登場人物
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アニメオリジナルキャラクター
城成湘南学園中学校
神奈川県にある学校で、練習時に最新のトレーニング理論をとり入れている。関東大会2回戦で青学に敗北する。ジュニア選抜合宿には、監督の華村をはじめ梶本・神城・若人の3名が招集された。学校自体は原作にも登場しており、原作では関東大会初戦の緑山に敗北している。
なお、学校自体は原作にも登場しているためオリジナルなのはキャラクター設定のみ(名前が同じキャラクターも存在する)。
- 梶本 貴久(かじもと たかひさ)
- 声 - 小西克幸
- 身長 178cm 誕生日 12月22日 血液型 A型
- 学年:3年(部長) 利き腕:右
- 常に敬語口調でプライドが高い。左耳にピアスをしている。体重と筋肉のコントロールに優れる。
- 青学戦では自身の試合前に勝敗が決したため、試合に出ていない。ジュニア選抜合宿時にスミレの代理でコーチとなった手塚に対して敵愾心を抱いたが、試合を通じて和解した。合宿最終日には神尾を弄ぶようにして倒した。
- 原作では季楽にタイブレークの末に敗戦。
- エビ反りサーブ
- 体を思い切り反った後、その反動を生かして放つ195kmを誇る高速サーブ。
- 神城 玲治(しんじょう れいじ)
- 声 - 笠原竜司
- 身長 180cm 誕生日 1月28日 血液型 A型
- 学年:3年 利き腕:右
- 華村に最高傑作と評されており、自身もそれを誇りにしている。しかし、華村のことを悪く言われると態度が豹変してしまう程、心酔している。華村に出会うまでは「ディープ・インパルス」を武器としていたが、有望な選手を再起不能に陥らせたため、華村に使用することを禁じられた。
- 青学戦はS2でリョーマと対戦、序盤は「ミラージュ」で翻弄するも、「ツイストサーブ」でバランスを崩され攻略される。その後、「ディープ・インパルス」を解放してリョーマを負傷させるが、スタッダードステップによるカウンターを受け敗北する。
- 普段は無表情に近いが、ジュニア選抜合宿で伊武とダブルスを組んだ際、伊武の独り言に動揺していた。
- 技一覧
- ミラージュ
- 全く同じフォームから様々な球威球種を放つショット。
- ディープ・インパルス
- 相手を傷つけるほどに強力無比なショット。
- 若人 弘(わかと ひろし)
- 声 - 菊池正美
- 身長 176cm 誕生日 12月10日 血液型 B型
- 学年:3年(副部長) 利き腕:右
- ルックスの良さから親衛隊がいるほどの人気者。帽子を着用している。努力と研究の末に会得した「プリテンダー戦法」で相手を翻弄する。
- 青学戦はS3で海堂と対戦。アンドレ・アガシやピート・サンプラスといった様々なトップ選手の模倣をし、最後は海堂の模倣をする意地を見せた。だが、スネイクというバギーホイップショットこそ出来たものの、鍛え上げられた腕の振りと手首の強さが海堂ほどはなく、体を沈ませながら腕を振り上げただけという付け焼刃の「ブーメランスネイク」がアウトになってしまい、田中兄弟らから他の物真似をする助言を無視し、海堂のプレイスタイルを手に入れる意地が仇となり、タイブレークの末敗北する。
- ジュニア選抜合宿で樺地と対戦し、プリテンダー戦法をコピーされるも、同時進行していた跡部と真田の試合を見るために試合を中断する。
- プリテンダー戦法
- 実在する様々なトップ選手のプレイスタイルを模倣する若人独自のプレイスタイル。プレイスタイル変更時には「チェンジ・オーバー」と叫ぶ(親衛隊がいる時は、「オーバー」は親衛隊が叫ぶ)。左利きの選手を模倣する際は、左手に持ち替える。
- 田中 洋平(たなか ようへい)
- 声 - 樋口智恵子
- 身長 167cm 誕生日 1月15日 血液型 AB型
- 学年:3年 利き腕:右
- 田中 浩平(たなか こうへい)
- 声 - 三橋加奈子
- 身長 167cm 誕生日 1月15日 血液型 AB型
- 学年:3年 利き腕:右
- 中性的な顔をした双子の兄弟。兄弟でダブルスを組む。周囲には「ユニット」と呼ばせている。赤紫色の髪が兄の洋平で、藍色のポニーテールが弟の浩平。
- 打球を見なくてもインパクトの音を聞くだけで、ボールが返ってくる位置を会話しながらでも正確に把握出来る特技を持つ。
- 青学戦はD2で乾・桃城ペアと対戦。特技を活かし桃城の冷静さを失わせ、桃城を狙い撃ちしリードを取るが、堀尾とカツオのケンカし始めたのをきっかけに桃城が冷静さを取り戻し逆転される。その直後、桃城が誤って乾汁を飲み棄権したため勝利となった。
- デュオ・ユニゾン
- 二人でボールを挟むような状態で立ち、二人同時に打つショット。
- 桐山 大地(きりやま だいち)
- 声 - 岩間健児
- 身長 195cm 誕生日 10月19日 血液型 O型
- 学年:2年 利き腕:右
- 部内一の身長。若人を軽々と持ち上げられるほどの怪力。身体が大柄なため、ポーチに出た際には2、3歩でボールに追いつくことが出来る。
- 青学戦はD1で太田と組み、大石・菊丸ペアと対戦。前半はリードしていたが、「Iフォーメーション」に翻弄される。その後、大石の腕の怪我が悪化したため狙い撃ちしたが、最後は「ムーンボレー」に「サンダーボルト」が届かず敗北。
- キャノンボレー
- スマッシュ並みの威力を誇るボレー。
- 太田 翔(おおた しょう)
- 声 - 内藤玲
- 身長 148cm 誕生日 5月10日 血液型 B型
- 学年:2年 利き腕:右
- サングラスをかけている。ネットダッシュやインパクトの際に特異な声を発する。
- リョーマよりも背が低く、大石のトップスピンサーブでの奇襲を受けた際に届かず返球できなかった。
- サンダーボルト
- 桐山の身体を踏み台にして放つ超高角度のスマッシュ。
- 華村 葵(はなむら あおい)
- 声 - 山像かおり
- 城成湘南中テニス部監督。眼鏡を着用し、かなり美人でスタイルもよい。
- 「コーディネーション理論」を推進する女コーチ。自分が育成してきた選手たちを「作品」と呼ぶ。スミレからは選手のことを「作品」と表現することに苦言を呈されている。しかし、選手達からの信頼は確かなもので、指導内容の説明も筋が通っている。
アメリカ西海岸ジュニア選抜チーム
- 全国大会開催前に日米親善ジュニア選抜テニス大会が開催され、関東地区ジュニア選抜と対決する。本来であれば全国からメンバーを選抜し、大会も全国大会終了後に開催予定だったが、アメリカ側の要請により全国大会前の開催となったため関東地区限定でメンバーを選抜する事になった。元々はリチャード・ベイカーのアメリカ西海岸ジュニア選抜チームを日本財界への売込むことが目的であり、日本選抜への勝利はチームを売込む為のステータスに過ぎなかった。チームメイトもそれを理解しておりテニスは自らの出世の為の手段としか捉えてなかった。しかし、ベイカーの思惑通りに対戦が進まず敗退。しかし、選手達の戦う姿に感心したとある企業がメンバー全員にスポンサーにつく申出があり、今後もテニスができる未来があると希望を胸に選手達は帰国した。
- ケビン・スミス
- 声 - 木内レイコ
- 利き腕:左
- 南次郎に敗れて以来豹変した父に虐待まがいの厳しいテニス教育を受けていた。そのためリョーマをライバル視し、都内のテニスクラブや中学校に次々乗り込みリョーマを探す。
- 亜久津との野試合ではマッチポイントまでの試合展開を再現するなど、リョーマをビデオで研究し尽くしており、リョーマの技を全て使えるまで特訓し取得した。しかし、関東大会決勝のデータは取れなかったため「サイクロンスマッシュ」は使えない。
- S1で切原と対戦し、「ファントムボール」に苦戦するもライジングで打破する。切原が怪我を負ってからはゲームカウントを引き継いだままリョーマと対戦。タイブレーク時にリョーマに大幅にリードを許し、父と同じように堕落することを危惧し精神的に追い込まれた時、「無我の境地」に到達するが惜敗。後にリョーマが渡米してからはリョーマを応援し、よきライバルとなる。
- イリュージョン
- 自身が特訓の末に編み出した唯一のオリジナルの技で、打球が分裂するフレームショット。なお、同名の仁王の技とはまったくの別技である。
- ビリー・キャシディ
- 声 - 風間勇刀
- 利き腕:右
- 元ロデオの天才児。ケビンとともに、他のメンバーより先に来日。都会に引っ越した後、好きになったステファニーの気を引こうとテニスを始める。
- D2でマイケルと組み、跡部・真田ペアと対戦。ショットガンボレーで跡部のペースを乱したが、破滅へのタンゴを決められて以降相手のコンビネーションが高まり敗北。試合には敗れたが、懸命に試合に臨んだ姿にステファニーが感動し、彼女にテニスを教える約束を取り付けた。
- 技一覧
- ショットガンボレー
- 「破滅への輪舞曲」をも破る強力なボレー。
- ブルロープサーブ
- カウボーイの投げ縄の要領で放つサーブ。
- マイケル・リー
- 声 - 千葉一伸
- 利き腕:右
- 元カンフーの天才児。実家はかなりの資産家。元は中国からの移民で一文無しからアメリカ経済界のトップにのし上がった父親から、弱肉強食の思想を幼少期から叩き込まれる。
- 得意のスピードテニスは真田をもしのぎ、見えないサーブを返球した上、彼と超高速ボレーのラッシュ戦を繰り広げた。試合中に跡部のテニスが安っぽいと非難していたが、試合後にはその実力を認めていた。
- トム・グリフィー
- 声 - 小嶋一成
- 利き腕:右
- テリー・グリフィー
- 声 - 伊藤舞子
- 利き腕:右
- ダブルスを組み、ファンクラブがあるほどの美少年兄弟。兄のトムは髪色が緑、弟のテリーは髪色がオレンジで微妙に女顔をしており女性口調。両親を亡くし、冷酷な叔母に怯えながら貧乏生活をしていた時にベイカーに出会い、叔母に売られる。
- D1で忍足・菊丸ペアと対戦。前衛のテリーを盾に球筋を見せない攻撃で圧倒したが、途中でベイカーに「負け」を強要される。しかし、負けないければならない意識とは裏腹にテニスに対する気持ちが上回り、タイブレークの末勝利をおさめた。試合後、ベイカーから決別することを選んだ。
- ボビー・マックス
- 声 - 金子はりい
- 利き腕:右
- 体重100kgを越える巨体。スポーツ万能だがすぐに暴力沙汰を起こし、居場所を探していた所、ベイカーとテニスに出会う。
- S3で千石と対戦。持ち前のパワーを生かしリードしていたが、千石が緩急をつけはじめシーソーゲームとなる。一時マッチポイントまで追い詰めスマッシュを決めるも、タッチネットによりチャンスを逃す。6-6になったところで、お互い体力切れによりノーゲームとなる。
- アーノルド・イグニショフ
- 声 - 松本吉朗
- 利き腕:右
- 家も身よりもない孤児だった頃にベイカーとテニスに会う。正確なショットを打つ技術と、相手の打球を冷静に分析する洞察力から「テニスマシン」と呼ばれ、不二と対戦するまでの戦績は無敗であった。
- S2で不二と対戦。つばめ返しと羆落としをすぐに分析し、トップスピンとスマッシュを打たず、無回転の打球を打ち続けた。しかし、不二の策で打球がコードボールになったところでつばめ返しを打たれ接戦となる。最後は負けられない気持ちからスマッシュを打ち、羆落としで返され敗北となる。その後ベイカーから戦力外宣告され肩をおとしていたが、チームメイトの助言により立ち直る。
- リチャード・ベイカー
- 声 - 西前忠久
- 選手には「ボス」と呼ばせる。テニスを「ショー」と考え、勝敗より観客を沸かすことを重視し、自分が考えた筋書き通りに試合をしなかった選手たちを冷遇し、また彼についていけないと思った選手から決別されることもある。記者会見を開く為の資金をテニス協会の資金から不正流用した事が発覚し、テニス界を追放される。
- ジョージ・スミス
- 声 - 松本吉朗
- ケビンの父親。南次郎がアメリカに渡っていた当時、彼を甘く見て試合を申し込み惨敗した。以来アルコール依存症になり、息子にも厳しいテニス特訓を受けさせる。妻と息子からは恐れられている。
- 性格は原作Genius0のスミスコーチで、容姿はマイケル。
- ^ 立海大戦では桃城と海堂が間に合わなかった場合の代理レギュラーに指名されている。
- ^ a b 実写映画版では南次郎より若い女性教諭に変更され、南次郎はスミレの先輩で彼女がテニスを始めるきっかけを作った人物となっている。
- ^ a b c 公式キャラクターガイド「ペアプリ」Vol.5より。
- ^ 『新-』Golden age37では「体重 67kg」。「ペアプリ」Vol.6では「誕生日 8月23日」。
- ^ アニメでは事故の詳細が描かれ、道路に飛び出してきた猫が原因による横転事故となっており、事故現場をすぐ近くを歩いていた亜久津に目撃されている。
- ^ a b 公式キャラクターガイド「ペアプリ」Vol.4より。
- ^ 部長・副部長が参加する各大会の抽選会には跡部と共に樺地が出席している。『劇場版 テニスの王子様 英国式庭球城決戦!』にて、監督・部長・副部長による会議には榊・跡部・忍足が参加していた。
- ^ このエピソードが掲載された35巻は表紙がリバーシブルになっており、裏面にベリーショートになった姿が描かれている。
- ^ 公式キャラクターガイド「ペアプリ」Vol.10より。
- ^ a b 公式キャラクターガイド「ペアプリ」Vol.7より。
- ^ 20巻、40.5巻より。20.5巻では木更津淳と同じ168cmとなっている。
- ^ 「ペアプリ」Vol.7より。テニスの王子様20巻では150cm。
- ^ この病名で一部の読者の誤解を招き、作者と集英社が単行本に謝罪文を掲載している。ミュージカルでは具体的病名を出さず「免疫系の難病」と表現された。
- ^ 『ANOTHER STORY 〜過去と未来のメッセージ』、『劇場版 テニスの王子様 英国式庭球城決戦!』など。
- ^ 20.5巻発売時に「52kg」の誤りとされていたが、40.5巻および「ペアプリ」Vol.7記載の通り「62kg」が公式設定とされている。
- ^ a b 『新テニスの王子様』に移行してからの変化。
- ^ 非売品である「きんテニ」のネームにて語られている。
- ^ 彼をメインとした数話は話数カウントが「Wild-」に変更され、主人公的扱いをされていた。ただし、「Genius-」としても話数が振られている。
- ^ 柳田理科雄の著書『空想科学読本7』で波動球を分析したところ、百八式は宇宙まで吹っ飛ぶ威力となるとの結果が出た。
- ^ 公式ファンブック「テニスの王子様」40.5巻より。
- ^ 許斐剛のツイート 2014年3月5日の発言
- ^ a b c 公式キャラクターガイド「ペアプリ」Vol.8より。
- ^ 南次郎にはよくからかわれ、リョーマには可愛がられている。得意技は「うしろ足ネコキック」。「ほぁら」という変わった鳴き声が特徴。モデルは作者の飼い猫「カルアミルク」[要出典]。
- ^ a b アメリカザリガニは『サキよみ ジャンBANG!』で司会を務めており、企画で作者と作品登場を懸けたテニス勝負(かなりのハンデあり)をして勝利している(2009年5月29日放送)。
- ^ a b OVA第3話「伝説を継ぐ者たち」のアフレコ後コメント - ウェイバックマシン(2012年10月25日アーカイブ分)
- ^ 「ペアプリ」Vol.3での「178cmの66kgかな?」は本性を隠すための嘘だったと見られる。
- ^ a b c d e "「新テニスの王子様」ドイツ代表のキャストに斎賀みつき、阿座上洋平ら参加". コミックナタリー. ナターシャ. 21 May 2022. 2022年5月21日閲覧。
- ^ a b c d e "「新テニスの王子様」で高橋広樹ら青学キャスト6人がU-17アメリカ代表役を演じる". コミックナタリー. ナターシャ. 18 December 2021. 2021年12月18日閲覧。
- ^ a b c d e f g "「新テニスの王子様」ギリシャ代表全員関智一「夢なら覚めてほしいと思いました(笑)」". コミックナタリー. ナターシャ. 1 April 2022. 2022年4月1日閲覧。
- ^ a b c “「新テニスの王子様」が突然のTUBE回 謎すぎる展開にファン騒然”. ライブドアニュース (2015年8月5日). 2017年9月18日閲覧。
- ^ a b 許斐剛のツイート その1/その2/その3 2015年8月3日の発言
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