テコンV テコンVの概要

テコンV

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/07/28 08:55 UTC 版)

テコンV
各種表記
ハングル 태권V/태권브이
漢字 跆拳브이/跆拳V
発音 テックォンV
英語 Taekwon V
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概要

韓国では1960年代 - 70年代生まれの男性を中心に多くの世代に絶大な人気を誇る作品で、シリーズ作品が何本か製作された。監督の金青基はこの作品で不動の名声を手に入れた。

主人公のキム・フン(김훈)はテコンドーの世界チャンピオン。テコンドーを主とした格闘技系の技で戦う。子どもアニメの定石どおり(悪と戦う正義のヒーロー)だが、敵方は北朝鮮を象徴しているものが多い(「赤い帝国」など)。ロボット同士の戦いだけでなく敵パイロット、または人間型アンドロイドとの理解関係や友情も描かれた。

日本での公開例は少ないが、1976年公開の第1作は2009年9月21日第二回したまちコメディ映画祭[1]や、2009年11月7日シネマコリア[2]で上映されている。また、2010年6月3日には同作品のデジタルリマスター版が8月7日から日本全国で劇場公開されることが報じられた[3]

テコンVの能力・戦闘スタイル

スペック

全て日本公開時に公開された設定

全高 - 56m / 重量 - 1400t / パワー - 8.95GW / 速度 - 歩行 20-30km/h / 走行 - 300km/h
飛行 - マッハ1.2 / 搭乗人員 - 2名
操縦方法
単独飛行可能な飛行艇・ツバメ号が頭部に合体し、メインパイロット席が本体内部に下降する。基本的に、頭にサブパイロットのユン・ヨンヒ(윤영희)が、胸の中にあるコクピットにパイロットのキム・フンが搭乗して、レバーやボタンなどを使って操縦する。
必殺技
危機に迫られた時、または必殺の一撃を出す時は、サブパイロットのユン・ヨンヒが特殊システムを稼動し、パイロットのキム・フンの動きを直接的にマシンに伝えることを実現する。これを渾然一体システムと言い、操縦者の脳波と動作をそのままマシンに伝えて必殺の一撃を与えることができる。だが、これによってパイロットは体力を大きく消耗するため、テコンVの最大の弱点でもある。
戦闘スタイル
戦闘スタイルはキム・フンのテコンドー技が入力されている機械操作による攻撃と、渾然一体のシステムを使うときのキム・フンの動作をトレースして繰り出される攻撃がある。どちらもテコンドーの技であり、足蹴りによる攻撃が特徴的である[4]

評価

韓国内でのテコンVの評価は「韓国ロボットアニメを動かした始発点」であり、それと同時に「反省すべき過去の象徴」でもあるという、韓国のアニメファンたちにとっては複雑な心境をもたせる作品である。

テコンVは韓国国内で最初に作られた本格ロボットアニメであり、当時少なかった劇場版アニメの一つということで高く評価されている。 テコンVによって韓国のアニメ市場は活気を得ることができ、それから多くの劇場版アニメが作られることになった。 だがアニメに対する技術と企画力が足りなかった当時の韓国アニメ業界では十分な独創性のある作品は生まれづらい状況であり、その中、日本の作品から多く影響を受けていると思われる作品が見られるようになった。

現在「テコンV」は韓国アニメの象徴的キャラクター・国策的キャラクターになっている。2005年、韓国政府が制作した竹島のCMに、竹島の守護神として登場した。2006年7月24日、韓国政府は「第1号大韓民国ロボット登録証」を発行し、「テコンV」を正式に韓国国民として認めた。また2008年7月24日、「テコンV」は国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の韓国親善使節に任命された。[5] [6]

剽窃否定発言

デザインや設定などに日本の作品からの強い影響が見受けられ、剽窃作品であるとの疑惑がある。 例えば「テコンV」はマジンガーZと酷似しており、敵方ロボットにおいても、機動戦士ガンダム、マジンガーZ、伝説巨神イデオン戦闘メカ ザブングルなどに登場するロボットとほとんど変わらないデザインが使われていることが指摘されている。以下に挙げるものはインターネット上で比較画像が出回っており分かりやすい。

これに対して、金監督は『日本のアニメからヒントを得て、どうすれば元のアニメに似ないか苦悩した』と言い、『いくら努力しても日本のアニメの印象が強すぎてこのように似ているデザインがいくつかできてしまったのも事実、自分の限界を感じさせられた』と認める一方、それが故意的なものではなかったとして、剽窃を否定している[8]。しかし、同監督の次回作であるザブングルをコピーしたスーパーテコンVや、マクロスをコピーしたスペースガンダムVなどが存在し、盗作癖を隠すための言い逃れ発言であるという疑惑はぬぐえない。

韓国でも、本格的なアニメブームが起きた際にこの点が指摘され、アニメファンたちの間では独創性という点において反省すべき部分を持つ作品という評価も受けた。 オフィシャルサイトでも韓国のテコンVファン同士の論争がなされており、しっかり反省した上でその象徴性を評価するべきという意見が支配的[要出典]である。




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