チャイルドシート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/15 09:48 UTC 版)
選び方のポイント
- 体格に合わせて適切な種類を選択する。
- 自動車のシートの形状に合うものを選択する。メーカーから適合表が用意されている。取り付けが容易であることが望ましい。
- 価格と安全性能は比例しない。価格が安くても運輸大臣(国土交通大臣)による技術基準を満たしていれば、一定の安全性は確保されている。
- 自治体や各種団体による補助金、無料貸出、リサイクルなどの制度が設けられている。
- チャイルドシート専用の保険がある。
- 着衣型は日本独自のもので、安価でありその手軽さが長所としてあげられるが、ハーネスが股間や首を圧迫する可能性があるとの研究もある。
使用義務の免除
次の場合は道路交通法の使用義務が免除される(道路交通法施行令26条の3の2第3項[5])。
- 乗車人数より座席の数が少なく、チャイルドシートを固定できない場合。
- 負傷、障害、著しい肥満など、身体の状態により適切に使用できない場合。
- 授乳などチャイルドシートを使用できない日常生活上の世話を行う場合。
- タクシーなどの旅客運送、幼児送迎用バスなど。
- ケガや病気などで、緊急に搬送する必要がある場合。
その他
日本国内の安全基準に適合していないチャイルドシートがインターネット上で流通している実態が、2016年9月23日の毎日新聞の報道で判明している。道路交通法に抵触する可能性もあることから、国土交通省などが注意を呼び掛けている[6]。
関連項目
外部リンク
- ^ “道路交通法(昭和三十五年法律第百五号)第71条の3: 自動車等の運転者の遵守事項”. e-Gov (2019年6月14日). 2019年12月21日閲覧。 “2019年12月14日施行分”
- ^ “自動車事故では助手席が一番リスクが高かった”. ラジオライフ. 2018年7月15日閲覧。
- ^ “JAF海外レポート 世界各国のシートベルト着用・チャイルドシートの使用義務”. JAF (2011年). 2018年7月15日閲覧。
- ^ “高温の車内で亡くなる子ども、全米で年間37人37 7月が最多”. CNN (2018年7月5日). 2018年7月15日閲覧。
- ^ “道路交通法施行令 (昭和三十五年政令第二百七十号) 第26条の3の2: 座席ベルト及び幼児用補助装置に係る義務の免除”. e-Gov (2019年9月26日). 2019年12月21日閲覧。 “2019年12月1日施行分”
- ^ チャイルドシート 未承認流通 強度不足、安全性に問題 毎日新聞 2016年9月23日
- 1 チャイルドシートとは
- 2 チャイルドシートの概要
- 3 選び方のポイント
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