チェ (映画)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/13 08:22 UTC 版)
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
---|---|---|
チェ・ゲバラ | ベニチオ・デル・トロ | 小山力也 |
ポンボ(ハリー・ヴィジェガス) | ベンジャミン・ベニテス | |
リサ・ハワード | ジュリア・オーモンド | |
タニア(タマラ・ブンケ) | フランカ・ポテンテ | 林真里花 |
ベニグノ(ダリエル・アラルコン・ラミレス) | アルマンド・リエスコ | |
インティ(ギド・ペレド・レイゲ) | クリスティアン・メルカド | |
アレイダ・マルチ | カタリーナ・サンディノ・モレノ | 冠野智美 |
フィデル・カストロ | デミアン・ビチル | 大塚芳忠 |
ラウル・カストロ | ロドリゴ・サントロ | 福田賢二 |
カミロ・シエンフェゴス | サンティアゴ・カブレラ | 檀臣幸 |
シロ・レドンド | エドガー・ラミレス | |
イスラエル・パルド | アルフレド・デ・ケサダ | |
フアン・アルメイダ・ボスケ | ロベルト・サンタナ | |
ロヘリオ・アセベド | ヴィクター・ラスク | |
マリオ・モンヘ | ルー・ダイアモンド・フィリップス | 木下浩之 |
ウルバノ(レオナルド・タマヨ・ヌニャス) | カリ・メンデス | |
レネ・バリエントス | ジョアキム・デ・アルメイダ | 土師孝也 |
シュワルツ神父 | マット・デイモン[13] | |
通訳 | オスカー・アイザック |
上映
カンヌでの上映後、ソダーバーグはそれぞれのフィルムから5分から7分のシーンをカットした[14]。その後、第46回ニューヨーク映画祭[15]、第33回トロント国際映画祭でも15分の休憩を挟んで上映された[16]。2008年11月1日、アメリカン・フィルム・インスティチュートのフェスティバルの一環としてグローマンズ・チャイニーズ・シアターで行われたロサンゼルス・プレミアでは、チケットが完売した[17]。
チェ・ゲバラの故郷・アルゼンチンでも2008年11月に上映されたが、首都ブエノスアイレスでは、チェに扮したデル・トロの巨大なポスターがそこかしこに貼られた。
2008年12月、キューバの首都・ハバナで行われる第30回新ラテンアメリカ国際映画祭、通称ハバナ映画祭 (Festival Internacional del Nuevo Cine Latinoamericano de La Habana) で、ヤラ映画館(12月6日)とカール・マルクス劇場(12月7日)の両日、2作とも上映されている[18][19]。キューバの外相フェリペ・ペレス・ロケによると、キューバとの交易を断っているアメリカ政府がキューバでの撮影許可を下ろさなかったために、撮影はスペインやボリビアで行われたという。
日本公開に際しては、スタジオジブリの鈴木敏夫が「ゲバラのいない時代は不幸だ。だがゲバラの存在が必要な現代の方が、ずっと不幸だ」と「賛辞」を寄せた[20]。
評価
レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは142件のレビューで支持率は68%、平均点は6.50/10となった[21]。Metacriticでは24件のレビューを基に加重平均値が64/100となった[22]。
- ^ “パルム・ドール決定!受賞結果に記者から不満の声も!【第61回カンヌ国際映画祭】”. (2008年5月26日) 2008年11月25日閲覧。
- ^ “スペイン版アカデミー賞「ゴヤ賞」、男優賞は『チェ』のデル・トロ”. (2009年2月2日) 2009年2月2日閲覧。
- ^ “The Big Preview”. エンパイア(雑誌): pp. 104. (2008年8月)
- ^ 『SPA!』2009年1月7日号掲載インタビュー『ゲバラを撮ることで、僕らも成長した。ソダーバーグ&デルトロ インタビュー』より
- ^ 'Che' Lives Backstage, November 19 2008
- ^ a b “チェ・ゲバラを演じたベニチオ・デル・トロ、カストロとも面会したと激白【第52回ロンドン映画祭】”. (2008年10月27日) 2008年11月25日閲覧。
- ^ a b c “Che”. Festival de Cannes program. (2008年) 2008年9月6日閲覧。
- ^ “スティーヴン・ソダーバーグ、チェ・ゲバラの伝記映画の撮影を来年から開始”. (2006年11月6日) 2008年11月25日閲覧。
- ^ “25キロもの激ヤセ!チェ・ゲバラが乗り移った?命がけのデル・トロ”. (2008年10月9日) 2008年11月25日閲覧。
- ^ カストロは、革命の初期には社会主義者ではなかった。ピッグス湾事件を参照のこと。
- ^ 1959年にゲバラはアルゼンチンのイルダ・ガデアと離婚し、アレイダ・マルチ・デ・ラ・トーレと再婚した。
- ^ 1959年に再婚したゲバラは、アレイダ・マルチ・デ・ラ・トーレとの間に4児を儲けた。
- ^ 「チェ」にも出演。マット・デイモンの奇妙なカメオグラフィー : 映画ニュース - 映画.com
- ^ “A Cannes of worms for indie films”. (2008年7月31日) 2008年7月31日閲覧。
- ^ “チェ・ゲバラを描いたソダーバーグの新作は4時間28分の超大作!【第46回ニューヨーク映画祭】”. (2008年9月30日) 2008年11月25日閲覧。
- ^ “Toronto fest adds 20 films to lineup”. バラエティ(雑誌). (2008年8月13日) 2008年8月14日閲覧。
- ^ “Soderbergh takes a revolutionary approach to Che”. ロサンゼルスタイムス. (2008年10月13日) 2008年11月2日閲覧。
- ^ Benicio del Toro presents Soderbergh’s Che - DIGITAL Granma International (December 6, 2008 at the first Havana premiere of Che at the Yara Theater)
- ^ 「チェ・ゲバラ描いたソダーバーグ監督の映画、キューバで絶賛」[1](CNN.co.jp 2008年12月13日)
- ^ ブレヒトの戯曲『ガリレオ・ガリレイの生涯』に出て来る台詞にちなむ。原文は“ゲバラ”ではなく“英雄”
- ^ “Che: Part One (2009)”. Rotten Tomatoes. Fandango Media. 2022年8月6日閲覧。
- ^ “Che (2008) Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2022年8月6日閲覧。
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