ダイハツ・タント ダイハツ・タントの概要

ダイハツ・タント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/23 00:59 UTC 版)

ダイハツ・タント
4代目 タントX
概要
別名 スバル・シフォン(3代目以降)
製造国 日本滋賀県蒲生郡竜王町
販売期間 2003年 -
ボディ
ボディタイプ 5ドア軽トールワゴン
駆動方式 前輪駆動 / 四輪駆動
テンプレートを表示

概要

初代登場時は、FFレイアウトながら2,000 mmの長い室内長と、軽自動車のなかで最長となる2,440 mmのロングホイールベースが特長であった[補足 1]。同社で発売されている「ムーヴ」よりもキャビンの拡大を図っており、結果として全高1,700mmを超え「軽スーパーハイトワゴン」というジャンルを確立させた。

2005年6月には、前後デザインを差別化させてディスチャージヘッドランプなどの装備で更に充実させた「カスタム」を追加。「ムーヴ カスタム」のような、押し出しの強いスポーティな外観デザインが特徴である。

初代「Tanto」L350S/L360S型(2003年 - 2007年)

ダイハツ・タント(初代)
ダイハツ・タント カスタム(初代)
L350S/L360S型
前期型 X フロント(2003年11月 - 2005年6月)
カスタム VS(特別仕様車)
概要
製造国 日本滋賀県蒲生郡竜王町
販売期間 2003年11月 - 2007年12月
ボディ
乗車定員 4名
ボディタイプ 5ドア 軽トールワゴン
エンジン位置 フロント
駆動方式 前輪駆動 / 四輪駆動
プラットフォーム Aプラットフォーム
パワートレイン
エンジン EF-VE型 659 cc 直3 DOHC DVVT
EF-DET型 659 cc DOHC ICターボ
変速機 3速AT / 4速AT
サスペンション
サス前 ストラット式
サス後 トーションビーム式
3リンク
車両寸法
ホイールベース 2,440 mm
全長 3,395 mm
全幅 1,475 mm
全高 1,725 mm
車両重量 870 - 960 kg
その他
販売終了前月までの新車登録台数の累計 39万1662台[1]
テンプレートを表示
  • 2003年(平成15年)11月27日 - 初代モデル発売。キャッチフレーズは「親子にピッタント」で、CMキャラクターには工藤静香[補足 2]が、CMソングには工藤がカバーした松田聖子の「SWEET MEMORIES」が起用された。
当初のグレード体系はNAエンジン車の「L」・「X」・「X Limited」、ターボエンジン車の「R」・「RS」の計5グレードを用意し、全てのグレードでFF4WDが用意された。
エンジンは、43kW(58馬力)を発揮する自然吸気仕様のEF-VE型エンジン直列3気筒DOHCDVVT付き)のほか、47kW(64馬力)を発揮するEF-DET型ターボエンジンが用意された(すべて659ccのDOHCとなる)。トランスミッションは全車ガングリップ式のコラムシフトATで、4WDの自然吸気のみ3速AT、それ以外はすべて4速ATである。全車センターメーターを採用している。
  • 2004年(平成16年)
    • 4月 - 仕様変更。希望小売価格を消費税込の価格に変更。
    • 6月1日 - 「X」・「X Limited」をベースに、専用内装を採用するとともに、エアクリーンフィルター、バニティミラー付サンバイザー(運転席)を装備した特別仕様車「スマイルセレクション」を発売。同時に、カタロググレードは車両型式が変更され、2WD車は「平成17年排出ガス基準50%低減レベル(☆☆☆)」認定を取得した。
  • 2005年(平成17年)
    • 1月 - 特別仕様車「スマイルセレクションII」を発売。2004年6月に発売された「スマイルセレクション」のバージョンアップ仕様である。
    • 6月30日 - マイナーチェンジで後期型となる。新シリーズとして押し出し感の強いフロントフェイスに大型エアロバンパー等のエアロパーツを装着したスポーティ派生モデルの「タントカスタム」が新登場。キャッチフレーズは「オトコタント」で、CMキャラクターは速水もこみち入山法子、CMソングは河口恭吾がカバーした尾崎豊の「I LOVE YOU」が起用された。
    グレード体系はNAエンジン搭載の「L」・「X」とターボエンジン搭載の「RS」の3グレードを用意。同時にタントもマイナーチェンジを行い、セキュリティアラーム、フロントマップランプ(左右)&残照式ルームランプを標準装備し、照明付きパワーウィンドウスイッチをインパネからドアパネルに変更し使い勝手を向上。4WD車に装備の電動格納式カラードドアミラーにはヒーテッド機能を追加。ボディカラーも入替を行い、ライトアンバーマイカメタリックとラベンダーメタリックオパールを廃止する代わりに、ミスティックレッドクリスタルメタリック(オプションカラー)とアプリコットキャンディメタリックを追加。なお、ターボ車は「R」を廃止し、「RS」に一本化された。
    • 10月11日 - 同年の東京モーターショーで、ムーヴFCV-K-2に続く燃料電池自動車「タントFCHV」を出品することを発表。
    • 11月28日 - 福祉車両「フレンドシップシリーズ」の新たなラインナップとして、「タント フロントシートリフト」を発売。本仕様は助手席がスイッチ操作で回転、車外へスライドしながら下降することで着座位置が低くなり、乗り降りがしやすくなっている。また、スイッチ操作を手元で行えるワイヤレススイッチや着座位置をサポートする胸部固定用ベルトをメーカーオプションに設定している。
    • 12月26日 - 特別仕様車「ハッピーセレクション」を発売。「X」をベースに、プラズマクラスター付オートエアコン、クリーンエアフィルター、キーフリーシステム(イモビライザー付)、ハッピーオレンジの専用シートカバー(撥水加工済)、専用カラードアアームレスト、タコメーター付大型2眼センターメーターを装備した。
  • 2006年(平成18年)
    • 8月28日 - 福祉車両「フレンドシップシリーズ」の新ラインナップとして、車いす仕様車の「タント スローパー」を発売。本仕様はタントならではの大開口バックドアに加え、引き出し式スロープを備えたことで車いすに乗ったまま楽に乗降が可能で、乗車時の安全を考慮して後退防止ベルトも装備。グレード体系はリアシートレス仕様、乗用タイプと同じリアシートを採用したリアシート付き仕様、福祉タクシー仕様の3タイプが用意され、リアシートレス仕様とリヤシート付き仕様には助手席が電動で回転・昇降する助手席シートリフトを追加した「助手席シートリフトパック」も設定される。
    • 9月11日 - 特別仕様車「VS」を発売。「L」をベースに、エアロパーツやブラックの専用内装、マルチリフレクターハロゲンフォグランプ、電動格納式カラードドアミラー(ターンランプ付)、キーフリーシステム(イモビライザー付)、タコメーター付大型2眼センターメーター、撥水ドアガラス(フロント)、ABS(EBD&ブレーキアシスト付)等を装備した。
    • 11月13日 - 特別仕様車「カスタムVS」・「カスタムVSターボ」を発売。本仕様は「カスタムX」・「カスタムRS」をベースに、専用メッキグリル、トップシェイドガラス、キーフリーシステム(イモビライザー付)、専用15インチアルミホイールを装備。さらに、「カスタムVS」では「カスタムRS」に標準装備されているオーバーヘッドコンソール、リヤマップランプ(左右)&残照式ルームランプ、フロントスタビライザーを追加装備した。
  • 2007年(平成19年)
    • 11月[2] - 生産終了。在庫対応分のみの販売となる。
    • 12月 - 2代目と入れ替わる形で販売終了。

2代目「TANTO」L375S/L385S型(2007年 - 2013年)

ダイハツ・タント(2代目)
ダイハツ・タント カスタム(2代目)
L375S/L385S型
前期型
後期型 G Special
(2010年9月 - 2013年10月)
後期型 カスタムRS
概要
製造国 日本滋賀県蒲生郡竜王町
販売期間 2007年12月 - 2013年10月
ボディ
乗車定員 4名
ボディタイプ 5ドア軽トールワゴン
エンジン位置 フロント
駆動方式 前輪駆動 / 四輪駆動
プラットフォーム Aプラットフォーム
パワートレイン
エンジン KF-VE型 658 cc 直3 DOHC DVVT
KF-DET型 658 cc 直3 DOHC ICターボ
変速機 4速AT / CVTコラムシフト
サスペンション
サス前 ストラット式
サス後 トーションビーム式
3リンク式
車両寸法
ホイールベース 2,490 mm
全長 3,395 mm
全幅 1,475 mm
全高 1,750 mm
車両重量 900 - 1,010 kg
その他
販売終了前月までの販売台数の累計 80万3420台[3]
テンプレートを表示
  • 2007年(平成19年)
    基本的に外観デザインはキープコンセプトであるものの、タントは従来型のファニーな雰囲気をさらに昇華させたようなルックスで、より女性向けな印象を強めた。一方、タントカスタムはムーヴカスタムが洗練されたデザインとなっているため、本来のカスタムのコンセプトである攻撃的なデザインを踏襲している。なお、ロゴは初代の「Tanto」から全て大文字の「TANTO」に変更された。
ミラクルオープンドア
  • 従来型同様の90度近く開く各ドアに加え、助手席側に軽自動車初となるセンターピラーレスとスライドドアを組み合わせた「ミラクルオープンドア」[補足 3]が採用された(「X Limited」・「X Limited スペシャル」・「カスタムX Limited」・「カスタムRS」はパワースライドドアを装備)。加えて、4代目ムーヴのプラットフォームを流用し、ホイールベースのさらなる延長(2,440mm → 2,490mm)やフラットフロア化(FF)を行ったことで、初代以上の広い室内空間と利便性が生まれた。
    エンジンは、43kW(58馬力)を発揮する自然吸気仕様のKF-VE型エンジン(直列3気筒DOHC、DVVT付き)のほか、47kW(64馬力)を発揮するKF-DET型ターボエンジンを搭載。後者は初代ではタントおよびタントカスタム共に設定されていたが、2代目では「カスタムRS」のみの設定となる。トランスミッションは先代同様、ガングリップ式のインパネシフトが基本で、「X Limited」・「X Limited スペシャル」・「カスタムX Limited」・「カスタムRS」はCVTとなる。同時に、自然吸気の4WD車のATは従来の3速から4速に変更され、静粛性と燃費の向上が図られた。全車先代に引き続きセンターメーターを採用。
    インテリアでは「X Limited スペシャル」に軽自動車初のフローリングフロアを採用し、高級感と(清掃面など)使い勝手の両立をも実現した。
    グレード体系はタントはターボ車「RS」を廃止し、「X Limited」の上級仕様である「X Limited」スペシャルを追加。カスタムにも「X Limited」を追加した(「X Limited」及び「X Limited スペシャル」は2WDのみの設定)。
  • 2008年(平成20年)
    • 5月21日 - 車いす仕様車「タント スローパー」をフルモデルチェンジ。ラインナップは「リアシート付仕様」と「リアシートレス仕様」の2グレードに整理された。
    • 9月1日 - 福祉車両「フレンドシップシリーズ」の新ラインナップとして「タント ウェルカムシート」を発売。
    前述の東京モーターショーに参考出品された仕様を市販化したもので、軽自動車の助手席昇降シート車では初となる2モードの昇降機能を搭載。ミラクルオープンドアを開放した状態で助手席を後方にスライドさせて足元スペースを広げた状態で回転・昇降するモードと助手席ドアのみを開放した状態で回転・昇降するモードがあり、シーンに応じて使い分けることが可能。また、操作時の利便性を高める大型ワイヤレスリモコンを標準装備している。助手席シートはからだをしっかりサポートするために大きめにし、大型フットレストも備えた専用仕様となっており、こちらも軽自動車の助手席昇降シート車では初となるベルトインシートを採用。これにより車外でのシートベルト脱着が可能となり介護する側の負担も軽減される。また、助手席シートバックには後席の乗り降りに便利な大型アシストグリップを装備している。
    • 12月17日 - 特別仕様車「ワンダフルセレクション」・「カスタムVセレクション」・「カスタムVセレクションターボ」の3車種を発売。
    「ワンダフルセレクション」は「L」をベースにブラウンの専用シート色を採用するとともに、イージークローザー付パワースライドドア、撥水ドアガラス(フロント)、IR&UVカットガラス(フロントウインドゥ)、チルトステアリング、運転席シートリフター、アジャスタブルショルダーベルトアンカー、イモビライザー機能付キーフリーシステム、電動格納式カラードドアミラーを装備した。
    「カスタムVセレクション」・「カスタムVセレクションターボ」は「カスタムL」・「カスタムRS」をベースに、専用アルミホイール、トップシェイドガラス、専用革巻ステアリングホイール(プレミアムシャインブラックベゼル付、「RS」に装備のMOMO製から内製へ変更)、専用フルファブリックシート等を装備した上で、オーディオレス仕様としたことで購入しやすい価格設定にした。
    同時に、カタロググレードもクリーンエアフィルターを標準装備するなどの一部改良を行った。
  • 2009年(平成21年)
    • 9月1日 - 特別仕様車「X Limited セレクション」・「X 4WDセレクション」を発売。
    前者はCVTを搭載した上級グレード「X Limited」をベースにブラウンの専用シート色、ドアミラーターンランプ、シルバードアアウターハンドル、IR&UVカットガラスを装備しながら、エアコンをプッシュ式オートタイプからダイヤル式マニュアルタイプに変更し価格を抑えた。後者は「X」の4WD車をベースに、前者の特別装備(マニュアルエアコンへの変更を除く)に加え、パワースライドドアとアジャスタブルパックを装備した充実仕様である。
    • 12月25日 - 一部改良。エンジン制御の改良を行い、新たな排出ガス測定モードであるJC08コールドモードに対応。タントはシート色をブラウンに変更した。グレード体系の大幅な変更を行い、タントは「X」をCVTに変更すると共に、CVTを搭載しながらもお買い得価格に設定した「X Special」や4WD車の「X 4WD Special」を追加、「X 4WD Selection」をカタロググレード化(カスタム含め、他の特別仕様車は廃止)して6グレード体制に。カスタムは「L」を廃止して3グレード体制となり、全車にトップシェードフロントガラスを装着し装備の充実を図った。
  • 2010年(平成22年)10月1日 - マイナーチェンジ。カスタムのキャッチフレーズは「新しいねぇ」に、CMキャラクターには豊川悦司に変更された。
CVT搭載グレードを4WD車を含めた全グレードに拡大して燃費を改善し、「カスタムRS」を除く4WD車が「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆)」と「平成22年度燃費基準+15%」を同時に達成。機能面では「X」・「G」・「カスタムX」・「カスタムRS」に「ミラクルオープンドア」開口部の足元を照らすスライドドアステップランプを追加し、夜間や暗い場所での乗り降りの安心感を高めた他、13インチタイヤ装着車を廃止して、14インチタイヤに置換した。「G」・「X」には前席にもオーバーヘッドコンソールを追加。また、カスタムではフロント周りやバックドアガーニッシュのデザインを一新し迫力や高級感を高めた。ボディカラーもタント専用色の「マスカットグリーンメタリック」とカスタム専用色の「ブロンズオリーブパールメタリック(オプションカラー)」を追加した。
グレード体系も整理され、標準系は2WD専用グレードの「X Limited」と4WD専用グレードの「X 4WD Special」・「X 4WD Selection」を廃止、最上級グレード「G」の新設、「X Special」に4WD車を追加して、4グレードに整理。また「X」のエアコンをオートからマニュアルに変更。カスタム系は「X Limited」に替わり、2009年12月で一旦廃止していた「L」を廉価グレードとして復活させた。
  • 2011年(平成23年)
    • 6月6日 - 一部改良。NA車の全グレードのエンジンを「第2世代KFエンジン」に置換し燃費を向上。これにより、「平成22年度燃費基準+25%」を達成。このほか、「L」を除く全グレードに標準装備されているキーフリーシステムには運転席リクエストスイッチを追加し、「カスタムL」には平均燃費計、「カスタムRS」にはリヤオーバーヘッドコンソール(ルーフイルミネーション付)を追加するなど装備の充実化が図られた一方で、全グレードの4WD車からアジャスタブルパックのメーカーオプション設定が抹消された。
    • 11月29日 - タントエグゼと共に一部改良。NA車全グレード(「カスタムRS」を除く全グレード)において、ミライースで開発された「e:Sテクノロジー」のうち、新エンジンと改良型CVTを組み合わせたパワートレーンと停車前アイドリングストップ機能付新型「eco IDLE(エコアイドル)」、エコ発電制御(減速エネルギー回生機能)を採用したことで燃費を大幅に向上(JC08モードで2WD車は24.8km/L、4WD車は24.0km/L)。また、全車でルーフアンテナやLEDリアコンビランプを採用し、「カスタムX」・「カスタムRS」ですでに採用されていたマルチインフォメーションディスプレイを全車に拡大適合された。さらに、「G」はメッキフロントグリル、エアロバンパー、リアスポイラー、フォグランプなどのエアロパーツやカスタムシリーズと同型の大型3眼メーター(タコメーター付)、ブラックを基調としたインテリアを採用し、高級感やスポーティー感を高めた他、以前設定されていた「X Limited」がバックモニター付きナビゲーションを標準装備して復活した(これに伴って、「X Special」は廃止)。なお、NA車は「平成27年度燃費基準+10%」を達成している。
  • 2012年(平成24年)
    • 5月21日 - ターボ車の「カスタムRS」を一部改良。NA車同様に「e:Sテクノロジー」の一部を採用したことで燃費を向上(JC08モードで2WD車は22.2km/L、4WD車は20.8km/L)。これにより、2WD車・4WD車共に「平成27年度燃費基準」を達成するとともに、「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆)」認定も同時に取得した。
    • 5月 - タントシリーズ累計販売台数100万台達成。
    • 9月10日 - 一部改良。NA・2WD車において、エンジン制御の最適化により燃費を向上(JC08モードで24.8km/L → 25.0km/L)したことで「平成27年度燃費基準+20%」を達成した。また、新グレードとして「G Special」・「カスタムX Special」を追加。前者は既存の「G」をベースに、フロントオーバーヘッドコンソールを非装備に、サンバイザーの仕様を照明付大型バニティミラー(運転席/助手席)&チケットホルダー(運転席)からカード&チケットホルダー(運転席)にグレードダウン、オーディオレス化したことで車両本体価格を10万円安く設定した仕様。後者は「カスタムX」をベースに、スライドドアステップランプを省き、ステアリングホイールの仕様を革巻からウレタン3本スポーク(メッキオーナメント付)にグレードダウンしたことで車両本体価格を6万円安く設定した。
  • 2013年(平成25年)
    • 9月[4] - 生産終了。在庫対応分のみの販売となる。
    • 10月 - 3代目と交代して販売終了。
  • 2018年(平成30年)12月5日 - (参考)既販車用の後付け安全装置「つくつく防止」が発売され、2代目タント(CVT車)用に設定された[5]。「つくつく防止」はソナーセンサーやコントローラー、インジケーターなどで構成されており、装着することでペダル踏み間違いによる急発進抑制機能とパーキングセンサー機能が備わるようになる。「つくつく防止」は2代目タント用の発売を皮切りに、他の車種にも順次拡大される予定である。

補足

  1. ^ 2012年次点では三菱・ii-MiEVを含む)が2,550 mmのホイールベースであり、軽自動車として最長である。
  2. ^ 一緒に出演している子役の名前は不明。
  3. ^ 親会社のトヨタ自動車では「パノラマオープンドア」としてラウムアイシスに採用されていた。
  4. ^ 2015年4月から開始された平成32年度燃費基準も全車で達成しており、特にNA車は駆動方式を問わず「平成32年度燃費基準+10%」を達成する。
  5. ^ メーカーは伏せられているものの、音楽CDをSDメモリーカードに録音できるのが999曲まで、スマートフォンアプリ「ここいこ♪」に対応する、同型番のワイド2DINナビ(NSZN-W64D)に「ビエラ」の高画質回路を搭載している事等から実際はパナソニック製と分かる(メーカーを意味する型番の4文字目がNなのは「ナショナル〈National〉」のN)。
  6. ^ 以前は初代トヨタ・パッソのCMキャラクターに起用されていた。
  7. ^ 前期型で採用されていたプレミアムシャインブラックはメーカーオプションの「プレミアムシャインブラックパネルパック」で設定可能。
  8. ^ 福祉車両系ではグレードを問わず引き続き標準装備。
  9. ^ ただし、「カスタムX"SA II"」における外観の変更、「X"SA II"」におけるプレミアムシャンブラックのセンタークラスターの採用、ウェルカムシート「L"SA II"」におけるリアアンダーミラー(室内付)の標準装備化のみで、タントの内装色は前期型に引き続きベージュ内装が採用される。
  10. ^ 「X"ホワイトアクセント SA II"(「スマアシIII」の搭載に伴って「X"ホワイトアクセント SA III"」に改名)」に設定されていた「ホワイト×シルキーグリーンパール」も同時に廃止。
  11. ^ いずれの場合もディーラーオプションのパノラマモニター対応ナビゲーションの装着が必要。
  12. ^ 「X"ホワイトアクセント SA III"」に設定されていた「ホワイト×シルキーブルーパール」も同時に廃止。
  13. ^ 2022年10月に追加された「タント ファンクロス」に相当するグレードはOEM供給されていない。
  14. ^ 「X」・「Xターボ」・「カスタムX」・「カスタムRS」に標準装備。
  15. ^ 助手席イージークローザーは「X」・「Xターボ」・「カスタムX」・「カスタムRS」に標準装備、「L」・「カスタムL」にメーカーオプション設定。タッチ&ゴーロック機能とウェルカムオープン機能はパワースライドドアに搭載されており、「カスタムX」と「カスタムRS」に標準装備、「X」と「Xターボ」にメーカーオプション設定。
  16. ^ 全車速追従機能付ACCとLKCはパックオプションの「スマートクルーズパック」として「Xターボ」と「カスタムRS」に、「スマートパノラマパーキングアシスト」はパックオプションの「スマートパノラマパーキングパック」として「X」・「Xターボ」・「カスタムX」・「カスタムRS」にそれぞれメーカーオプション設定。サイドビューランプは全車標準装備のフルLEDヘッドランプに搭載。
  17. ^ トヨタ自動車が開発した車両作りシステムの総称「トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)」をベースにダイハツ工業主導による軽自動車、およびBセグメントクラス以下の小型車を対象とした事業構造としたもの。
  18. ^ 2021年9月の一部改良でタント・タントカスタム共通色に再移行したが、1年後の2022年10月に実施されたマイナーチェンジでタント設定色へと移行した。
  19. ^ 3代目では特別仕様車「X"VS SA III"」、「カスタムX"トップエディションVS SA III"」、「カスタムRS"トップエディションVS SA III"」に特別設定色として設定されており、カタログカラーへ昇格。
  20. ^ 6.8インチスマホ連携ディスプレイオーディオとして設定。「L」以外のグレードには「スマートパノラマパーキングパック」とのセットオプションも同時に設定され、セットオプションでは6.8インチ仕様に加え、単体のオプションにはないフルセグTV機能を備えた9インチ仕様も設定される。
  21. ^ 「ウェルカムターンシート カスタムRS」はタイヤ・ホイールが15インチ、「スローパー カスタムRS」はタイヤ・ホイールが14インチとなる。
  22. ^ コンフォータブルパック、スマートクルーズパック(「Xターボ」・「カスタムRS」のみ)、スタイルパック(タントカスタムのみ)。
  23. ^ 「X"スペシャル"」に「スマートパノラマパーキングパック」を設定した場合、チルトステアリングも同時に装備される。
  24. ^ トヨタ・ライズ,ルーミー,パッソおよびダイハツ・トール,ブーン設定色。
  25. ^ 「FunCross」ロゴの右上(「FunCross」の「ss」の上)に「Tanto」ロゴがつく。
  26. ^ トヨタ・ルーミー設定色。(2020年9月のマイナーチェンジ時に追加)
  27. ^ ファンクロスの設定色は、基本的にタフト(2022年9月の改良以後)の設定色と同一である。

出典

  1. ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第35号23ページより。
  2. ^ タント(ダイハツ)2003年11月~2007年11月生産モデルのカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月6日). 2020年1月6日閲覧。
  3. ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第88号21ページより。
  4. ^ “[https:www.carsensor.net/catalog/daihatsu/tanto/F002/ タント(ダイハツ)2007年12月~2013年9月生産モデルのカタログ]”. リクルート株式会社 (2020年1月6日). 2020年1月6日閲覧。
  5. ^ ダイハツ、ペダル踏み間違い時の急発進を抑制する後付け安全装置を発売』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2018年12月5日https://www.daihatsu.com/jp/news/2018/20181205-1.pdf2018年12月5日閲覧 
  6. ^ ダイハツ、新型「タント」のティザーキャンペーンを開始』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2013年9月17日https://www.daihatsu.com/jp/news/2013/kv071l0000000exu-att/20130917-1.pdf2013年9月18日閲覧 
  7. ^ ダイハツ軽乗用車「タント」フルモデルチェンジ 使い勝手と開放感を追及し「究極の自由空間」を実現 ~樹脂ボディー外板により、空力や安全性など各種要件を大幅に向上~』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2013年10月3日https://www.daihatsu.com/jp/news/2013/20131003-1.pdf2013年10月3日閲覧 
  8. ^ タント/タントカスタムが2013年度グッドデザイン金賞を受賞』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2013年11月7日https://www.daihatsu.com/jp/news/2013/kv071l0000000emj-att/20131107-2.pdf2013年11月7日閲覧 
  9. ^ ダイハツ軽乗用車「タント」 ターボエンジン搭載車のグレードを拡充』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2013年12月12日https://www.daihatsu.com/jp/news/2013/20131212-1.pdf2013年12月12日閲覧 
  10. ^ ダイハツ福祉車両「タントスローパー」「タントウェルカムシート」 福祉車両の「フレンドシップシリーズ」をフルモデルチェンジ』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2013年12月12日https://www.daihatsu.com/jp/news/2013/20131212-3.pdf2013年12月12日閲覧 
  11. ^ “「ベタ踏み」江島大橋が話題に”. 山陰中央新報. (2014年1月9日). オリジナルの2014年1月9日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140109050051/http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=543551006 2014年1月9日閲覧。  - インターネット・アーカイブキャッシュ
  12. ^ ダイハツ軽乗用車5車種に特別仕様車「スマートセレクション」を設定~さらに「ムーヴ」「ムーヴ コンテ」には特別仕様車「VS」グレードを設定~』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2014年5月8日https://www.daihatsu.com/jp/news/2014/20140508-1.pdf2014年5月8日閲覧 
  13. ^ ダイハツ 軽乗用車「タント」 2014年上半期 新車販売台数No.1を獲得』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2014年7月4日https://www.daihatsu.com/jp/news/2014/kv071l0000000dhq-att/20140704-1.pdf2014年7月4日閲覧 
  14. ^ ダイハツ軽乗用車「タント」~カスタムに上質な特別仕様車「トップエディションSA」を設定。タントには「ブラックインテリアパック」のオプションを追加~』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2014年10月1日https://www.daihatsu.com/jp/news/2014/20141001-1.pdf2014年10月1日閲覧 
  15. ^ ダイハツ 軽乗用車「タント」2014年新車販売台数No.1を獲得』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2015年1月8日https://www.daihatsu.com/jp/news/2015/20150108-1.pdf2015年1月8日閲覧 
  16. ^ ダイハツ 軽乗用車「タント」2014年度 軽四輪新車販売台数NO.1を獲得』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2015年4月6日https://www.daihatsu.com/jp/news/2015/20150406-1.pdf2015年4月6日閲覧 
  17. ^ ダイハツ軽乗用車「ムーヴ」「タント」一部改良 新機能の追加により、安心・安全性能を向上した衝突回避支援システム「スマートアシストII」を採用~さらにタントは使い勝手や外観魅力も向上~』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2015年4月27日https://www.daihatsu.com/jp/news/2015/20150427-3.pdf2015年4月27日閲覧 
  18. ^ ダイハツ軽福祉車「フレンドシップシリーズ」一部改良 軽福祉車両にも衝突回避支援システム「スマートアシストⅡ」を採用』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2015年4月27日https://www.daihatsu.com/jp/news/2015/20150427-5.pdf2015年4月27日閲覧 
  19. ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第94号21ページより。
  20. ^ ダイハツ軽乗用車「タント」マイナーチェンジを行い、内外装デザインを刷新』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2015年12月14日http://www.daihatsu.co.jp/wn/2015/1214-1/20151214-1.pdf2015年12月14日閲覧 
  21. ^ ダイハツ軽福祉車「タント スローパー」「タント ウェルカムシート」マイナーチェンジ~福祉機能の使い勝手を向上~』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2015年12月14日https://www.daihatsu.com/jp/news/2015/20151214-2.pdf2015年12月14日閲覧 
  22. ^ 軽乗用車「タント」を一部改良し安全性・使い勝手を向上』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2016年11月30日https://www.daihatsu.com/jp/news/2016/20161130-3.pdf2016年11月30日閲覧 
  23. ^ 歩行者へのブレーキ対応を追加した衝突回避支援システム 「スマートアシストⅢ」を開発』(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2016年11月30日https://www.daihatsu.com/jp/news/2016/20161130-1.html2016年11月30日閲覧 
  24. ^ 軽乗用車「タント」の累計販売台数が200万台を達成』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2017年10月5日https://www.daihatsu.com/jp/news/2017/20171005-3.pdf2017年10月5日閲覧 
  25. ^ ダイハツ 軽乗用車「タント」、軽福祉車両「タント スローパー」「タント ウェルカムシート」を一部改良』(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2017年12月18日https://www.daihatsu.com/jp/news/2017/20171218-1.html2017年12月18日閲覧 
  26. ^ ダイハツ 軽乗用車6車種に「リミテッド」シリーズを設定』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2018年8月20日https://www.daihatsu.com/jp/news/2018/20180820-1.pdf2018年8月20日閲覧 
  27. ^ タントお買い得特別仕様車VSシリーズを設定』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2018年12月3日https://www.daihatsu.com/jp/news/2018/20181203-1.pdf2018年12月3日閲覧 
  28. ^ 「ダイハツ タント カタログ」、2018年12月発行。14380①220A1812 TP、ダイハツ工業株式会社
  29. ^ 「ダイハツ タントカスタム カタログ」、2018年12月発行。14390①220A1812 TP、ダイハツ工業株式会社
  30. ^ DNGA第一弾として、軽乗用車「タント」をフルモデルチェンジし発売』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2019年7月9日https://www.daihatsu.com/jp/news/2019/20190709-1.pdf2019年7月9日閲覧 
  31. ^ 新型「タント」、月販目標台数の約3倍となる 約37,000台を受注』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2019年8月8日https://www.daihatsu.com/jp/news/2019/20190808-1.pdf2019年8月8日閲覧 
  32. ^ 軽乗用車「タント」にお買い得な新グレード「セレクション」シリーズを新設定』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2019年12月23日https://www.daihatsu.com/jp/news/2019/20191223-3.pdf2019年12月23日閲覧 
  33. ^ 軽乗用車「タント」お買い得な新グレード X"スペシャル"を設定』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2020年6月17日https://www.daihatsu.com/jp/news/2020/20200617-1.pdf2020年6月22日閲覧 
  34. ^ 軽乗用車「タント」、「ミラ イース」を一部改良~「タントカスタム」に“スタイルセレクション”グレードを新設定~』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2020年12月1日https://www.daihatsu.com/jp/news/2020/20201201-1.pdf2020年12月1日閲覧 
  35. ^ 軽乗用車「タント」、軽福祉車両「タント(フレンドシップシリーズ)」を一部改良』(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2021年9月21日https://www.daihatsu.com/jp/news/2021/20210921-1.html2021年9月24日閲覧 
  36. ^ 商品力を向上させた新「タント」に加え、新たな個性「タント ファンクロス」の情報を先行公開』(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2022年8月22日https://www.daihatsu.com/jp/news/2022/20220822-1.html2022年8月22日閲覧 
  37. ^ 上質で迫力のあるスタイルに進化した新「タント カスタム」に加え、新時代のアウトドアモデル「タント ファンクロス」を発売』(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2022年10月3日https://www.daihatsu.com/jp/news/2022/20221003-1.html2022年10月3日閲覧 
  38. ^ 新「タント」発売1カ月時点で約50,000台を受注~スタイルが大幅に進化した「カスタム」と新モデル「ファンクロス」が好評~』(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2022年11月4日https://www.daihatsu.com/jp/news/2022/20221104-1.html2022年11月7日閲覧 
  39. ^ ダイハツ タントなど、アイドリングストップレス仕様を追加…部品供給不足への対応”. レスポンス(Response.jp). 2023年1月24日閲覧。
  40. ^ 一部車種にアイドリングストップレス仕様のグレードを追加』(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2023年1月24日https://www.daihatsu.com/jp/news/2023/20230124-1.html2023年1月24日閲覧 
  41. ^ eco IDLE(アイドリングストップ)非装着車について(タント/タントカスタム)” (PDF). ダイハツ工業株式会社. 2023年1月24日閲覧。
  42. ^ eco IDLE(アイドリングストップ)非装着車について(タントファンクロス)” (PDF). ダイハツ工業株式会社. 2023年1月24日閲覧。
  43. ^ ダイハツ 国内外すべて販売停止 新たに25車種の試験 174の不正発覚(AUTOCAR JAPAN、2023年12月20日更新、閲覧)
  44. ^ https://twitter.com/HelloDaihatsu/status/1369573743190810630”. Twitter. 2023年2月20日閲覧。






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ダイハツ・タント」の関連用語

ダイハツ・タントのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ダイハツ・タントのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのダイハツ・タント (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS