ソフトウェアテスト 統計的手法

ソフトウェアテスト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/09 20:21 UTC 版)

統計的手法

ソフトウェアが複雑になり、機能、関数の数が千以上になってくると、性能試験、機能試験の結果を統計的に処理し、どういう試験を実施するとよいかを統計的に検討することがある。また、テストでは、欠陥が存在することを示すことはできるが、欠陥が存在しないことは証明できないため、いつソフトウェアテストを終了すればよいかを決定するための基準として統計的手法として信頼度成長曲線等を利用する場合がある。信頼度成長曲線を利用する場合には、条件の変化を統計的にうまく扱わないと見落としが発生するか、無駄な作業を続けることがある。

アジャイルテストの4象限

アジャイルテストの4象限とは、テストを「ビジネス面/技術面 x チーム支援/製品の批評」の4象限に分類したものである[8]。例えば単体テストは特定モジュールという技術要素に着目しチームの開発を支援する目的で設定されるテストであり「技術面 x チーム支援」の第1象限に分類される。アジャイルテストの4象限という分類により、各テストが持つ役割を明確に認識することが可能になる。

脚注

関連項目

関連ツール

  • xUnit - コンピュータプログラムの単体テストツール
  • JUnit - Javaプログラムの単体テストツール
  • TestNG - Javaのためのテスティングフレームワーク
  • QualityForward - 複数拠点、チーム単位でのテスト管理・分析が可能なクラウド型テスト管理ツール
  • Qangaroo - Web上でExcelライクなインターフェースを有するシンプルで直感的な作業を可能とするクラウド型テスト管理ツール
  • TestLink - オープンソースのテスト管理システム
  • TESTRUCTURE - テスト設計プロセスを支援するテスト設計ツール
  • CAT - テスト設計プロセスを支援するテスト設計ツール

注釈

  1. ^ 特にコード変更が継続して行われるインクリメンタル開発モデルやイテレーティブ開発モデル(アジャイルなど)では、コンポーネントテストのリグレッションテストを自動化して、変更が既存のコンポーネントを破壊していないという信頼を積み重ねていくことが重要である。  2.2.1 コンポーネントテスト ISTQB  v2018  

出典

  1. ^ "1 テストの基礎" - "1.1 テストとは何か?" - "1.1.1 テストに共通する目的" "テスト技術者資格制度 Foundation Level シラバス Version 2018.J03" ISTQB
  2. ^ 1.1.1 Typical Objectives of Testing ISTQB FL Syllabus 2018v3-1
  3. ^ In some cases, especially in incremental and iterative development models (e.g., Agile) where code changes are ongoing, automated component regression tests play a key role in building confidence that changes have not broken existing components. ISTQB(2018) FL Syllabus v2018 2.2.1 Component Testing
  4. ^ POSIX Test Suite (POSIX 1990 version)” (2006年7月7日). 2014年8月8日閲覧。
  5. ^ TTSP” (2014年8月8日). 2014年8月8日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i j G. J. Myers『ソフトウェアテストの技法』近代科学社 1980年
  7. ^ a b c d e f 情報システム用語事典:カバレッジ基準”. ITmedia. 2016年4月17日閲覧。
  8. ^ 実践アジャイルテストを参照





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ソフトウェアテスト」の関連用語











ソフトウェアテストのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ソフトウェアテストのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのソフトウェアテスト (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS