ソフトウェアテスト
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ソフトウェアテスト (英: software testing) は、コンピュータのプログラムから仕様にない振舞または欠陥(バグ)を見つけ出す作業のことである。ソフトウェアテストで見つかったプログラム中の欠陥を修正する作業をデバッグという。ソフトウェアテストに成功するとは、テストで欠陥が発見されるか、規定した試験項目にすべて合格するか、規定した品質目標に到達することである。目標とした品質には、規定した試験項目にすべて合格することもある。例えば、OS, プログラミング言語では、仕様を満たしているかどうかの適合試験を規定している。ソフトウェアテストでは、欠陥が存在することを示すことはできるが、欠陥が存在しないことは証明できない。ソフトウェアに仕様にない振舞がないことを保証する作業を証明といい、証明用のシステム、証明しやすい言語も多数存在している。本項では動的なソフトウェアテストを中心に扱う。
注釈
- ^ 特にコード変更が継続して行われるインクリメンタル開発モデルやイテレーティブ開発モデル(アジャイルなど)では、コンポーネントテストのリグレッションテストを自動化して、変更が既存のコンポーネントを破壊していないという信頼を積み重ねていくことが重要である。 2.2.1 コンポーネントテスト ISTQB v2018
出典
- ^ "1 テストの基礎" - "1.1 テストとは何か?" - "1.1.1 テストに共通する目的" "テスト技術者資格制度 Foundation Level シラバス Version 2018.J03" ISTQB
- ^ 1.1.1 Typical Objectives of Testing ISTQB FL Syllabus 2018v3-1
- ^ In some cases, especially in incremental and iterative development models (e.g., Agile) where code changes are ongoing, automated component regression tests play a key role in building confidence that changes have not broken existing components. ISTQB(2018) FL Syllabus v2018 2.2.1 Component Testing
- ^ “POSIX Test Suite (POSIX 1990 version)” (2006年7月7日). 2014年8月8日閲覧。
- ^ “TTSP” (2014年8月8日). 2014年8月8日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j G. J. Myers『ソフトウェアテストの技法』近代科学社 1980年
- ^ a b c d e f “情報システム用語事典:カバレッジ基準”. ITmedia. 2016年4月17日閲覧。
- ^ 実践アジャイルテストを参照
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