ステレオグラム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/02 04:01 UTC 版)
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人間は、片眼では焦点距離、物体の大きさ、重なり、明瞭さ、移動速度、両眼では両眼視差、輻輳などの情報を総合的に利用して立体を認識している。ステレオグラムは両眼視差を利用して画像を立体として認識させる。現実の立体を見るときには、両眼の位置の差から右眼と左眼では異なった像が写っている。この見え方の違いが両眼視差である。この2つの画像の差異を利用して脳は空間の再構築を行う。逆に、平面上の画像でも両眼に視差が生じるように映像を写すことにより、脳に立体として認識させることができる。
この効果は、軍事的な場面でも活用された。偵察機に搭載された解像度の低いカメラ2台によって同時に撮影された2枚の写真を片目ずつで同時に見ることにより、元の写真を単独で見るよりも立体的に知覚でき、カムフラージュを見破ることができたのである。
- ^ 旺文社 『カタカナ語・略語辞典(改訂新版)』 311頁
- ^ Fritz G. Waack (2004年1月18日). “Stereo Photography” (英語). stereoscopy.com - The Library. 2013年9月24日閲覧。 - ステレオペア(平行法)
- ^ Fritz G. Waack (2004年1月18日). “Stereo Photography” (英語). stereoscopy.com - The Library. 2013年9月24日閲覧。 - ステレオベースの計算
- ^ Fritz G. Waack (2004年1月18日). “Stereo Photograph” (英語). stereoscopy.com - The Library. 2013年9月24日閲覧。 - 焦点距離と撮影距離によるステレオベースのグラフ
- 1 ステレオグラムとは
- 2 ステレオグラムの概要
- 3 ステレオグラムの作り方
- 4 脚注
ステレオグラムと同じ種類の言葉
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