ジキル博士とハイド氏
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ジキル博士とハイド氏 Strange Case of Dr Jekyll and Mr Hyde | |
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初版扉ページ | |
作者 | ロバート・ルイス・スティーヴンソン |
国 | イギリス |
言語 | 英語 |
ジャンル | 中編小説、怪奇小説 |
刊本情報 | |
出版元 | Longmans, Green & co. |
出版年月日 | 1886年1月 |
日本語訳 | |
訳者 | 岩田良吉 |
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二重人格を題材にした代表的な作品。そのため、解離性同一性障害の代名詞として「ジキルとハイド」が使われることも多い[1]。この作品は怪奇小説的で、裏の顔を持つジキルが薬を飲むことによって性格、および容貌までも変化していることが特徴である。なお、ハイド(hyde)という名前は、隠れる(hide)に掛けたものである。
話の冒頭には従兄弟のキャサリン・デ・マットス(Katherine De Mattos、1851年-1939年)への献辞とヒースの茂る荒野について歌った4行の詩が掲げられている。
本文はジキルの知人の弁護士アターソンの回想と、ジキルの告白からなる二部構成になっている(同様の作品には『緋色の研究』、『こゝろ』がある)。
スティーヴンソンは、最初に書いた原稿を妻に批判されたことからこれを焼き捨て、新たに3日で書き直したという。彼自身は、最初に書いてから出版まで10週間以内で終わったと語っている。
出版の一年後の1887年5月9日には、トーマス・ラッセル・サリヴァンと俳優のリチャード・マンスフィールドの翻案による戯曲(Dr. Jekyll and Mr. Hyde)がボストン美術館[注 3]の劇場で上演されており、マンスフィールド自身がジキルとハイドを演じている。
注釈
出典
- ^ 百科事典マイペディア 株式会社平凡社
- ^ アン・ルーニー『医学は歴史をどう変えてきたか:古代の癒やしから近代医学の奇跡まで』立木勝訳 東京書籍 2014年 ISBN 9784487808748 p.199.
- 1 ジキル博士とハイド氏とは
- 2 ジキル博士とハイド氏の概要
- 3 あらすじ
- 4 ジキル博士のモデル
- 5 関連する作品
- 6 参考文献
- 7 脚注
固有名詞の分類
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