シーザー・ミラン シーザー・ミランの概要

シーザー・ミラン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 16:51 UTC 版)

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この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓(父方の)はミラン第二姓(母方の)はファベーラです。(Template:スペイン語圏の姓名
この記事の項目名には以下のような表記揺れがあります。
  • セサール・ミラン
Cesar Millan
生誕César Felipe Millán Favela
(1969-08-27) 1969年8月27日(52歳)
メキシコ シナロア州 クリアカン
住居 アメリカ合衆国 カリフォルニア州 サンタクラリタ
国籍メキシコ出身、米国帰化
職業ドッグトレーナー
著名な実績TV番組『ザ・カリスマドッグトレーナー~犬の気持ちわかります~』
(原題「Dog Whisperer with Cesar Millan」)
身長5 ft 4.9 in (1.65 m)
配偶者Ilusión Millan (1994年-2010年;離婚済)[1]
公式サイトCesarsWay.com

来歴

1969年、メキシコの農場に生まれる。使役犬として働く犬の群れと暮らしているうちに自然と犬の扱いに馴れ、"the dog boy"を意味する"El Perrero"と呼ばれた。13歳の時に柔道大会に行く途上で、ある大きな胸像の前に立ち、いつの日か「世界一のドッグトレーナーになる」と実母の前で宣言した。21歳の時に、英語が不得手なまま米国に密入国。初めは犬の美容室で働き、多くの攻撃的な犬を扱う。後に犬の訓練所 (the Pacific Point Canine Academy) を創設。続いて2002年、ロサンゼルス市南部に、大型犬を主に扱う「ドッグサイコロジーセンター」と呼ばれる2エーカー(8,100平方メートル)の施設を作った。その後2009年、ドッグサイコロジーセンターはさらに広い土地(43エーカー:174,000平方メートル[3])を求めて、ロサンゼルス郡サンタクラリタに引っ越す。

ミランはレッドゾーン(人に危険な犬や制御不能な犬)の問題犬を次々と訓練する。次第に手腕を認められ、著名人の飼う犬たちの問題を解決し一躍有名になった。例えばジェイダ・ピンケット=スミスウィル・スミス夫人)が最初のクライアントであり支持者である。(ジェイダの運転手として働き、英語教師を付けてもらい1年間勉強した)

2000年に正式な居住者になり、2009年に米国市民となる。妻のイルージョンと1994年に結婚し、二人の息子、アンドレとカルビンを授かる。2010年に離婚。

訓練の概要

「犬をリハビリし、飼い主を訓練する」と述べ、問題犬の原因のほとんどは飼い主の行動と発するエネルギーにあるとする。飼い主が「穏やかで毅然としたエネルギー」で犬を扱えば、犬は穏やかで従順になると主張する。飼い主が恐怖・興奮・心配・弱気・いらいら・怒りといったマイナスの精神状態で接すると、犬は飼い主を群れのリーダーとは見なさないのだという。十分な運動をさせて犬のエネルギーを発散させ、明確なルール・境界[注釈 1]・制限[注釈 2]を定め、それを実践し、犬が穏やかで従順である時にのみ愛情を与えるように飼い主を指導する。

問題犬の飼い主は、犬の運動と規律(しつけ)が不足する中で愛情を与えることが多いが、飼い主が犬を満足させるために必要なものはまず運動、規律、それから愛情であり、その順序とバランスが大事だという。

シーザー・ミランによる犬の問題行動に対する助言

  • 過保護だったり犬に対して弱気・不安・緊張・恐怖心・怒りを持つ飼い主に対しては、穏やかで毅然とした態度を求める。
  • 人間が群れを支配していない場合、犬が主導権を握ろうとする。それによって様々な問題行動が生じる。[4]
  • 犬に占有物や支配圏を許している場合、物や場所の独占は決して許さないように改める[5]
  • 犬を飼い始めたら初日からルール・境界・制限を犬に対して態度で示さなければいけない。ルール・境界・制限がないと犬は支配的になったり、精神のバランスを失い何かに執着し始める[6]。そして様々な問題行動が生じる。
  • 散歩が少なかったり運動量が少ない場合、犬が疲れる程度の十分な運動をさせる事を勧める[7]
  • 人と犬の絆の9割は散歩によって築かれる[5]
  • 散歩のため犬を連れて玄関を出る時、家に入る時の出入りの第一歩は犬が先になってはいけない。一度立ち止まって犬を落ち着かせ、第一歩は飼い主が先に踏み出す。また散歩を終えて家に帰る時も、飼い主を引っ張るような精神状態で家に入ってはいけない。一度立ち止まって犬を落ち着かせてから飼い主が先に家に入る。散歩の始め方と終わり方が最も大事である。[8]
  • 散歩中のリードは短めに持ち、常にたるみを持たせる[4]
  • 散歩中は犬に飼い主の横か後ろを歩かせる。飼い主の前を歩かせてはいけない[注釈 3]。犬が興奮したら足のかかとを使って、わき腹の後部[注釈 4]をタッチして落ち着かせる[9]
  • 散歩中に犬が周囲の対象物に気を取られたら、2秒以内にリードを横に引いて犬の意識をまっすぐ前に進むことに集中するように導く。
  • 人や他の犬に対して吠えるなどの問題行動を起こしたら、指を使うか足のかかとを使ってタッチ(首付近、またはわき腹の後部を5本指で突く感じ[注釈 5])し、犬の注意をそらして興奮を鎮める。
  • 犬の興奮状態がひどい時は横たわらせて興奮状態を鎮める方法もあるが、一般の飼い主は屋内でのみ実行するに留めた方がよい。シーザーは散歩中など屋外でこの方法を行う場合は専門家の指導を受けて行うことを勧めている。[注釈 6]
  • 犬が支配行動を示したら、目つき・耳の向き・尻尾の高さに注意し、すぐにタッチして警告する。犬が従順な状態の時は、耳は後ろを向き、頭は低く、尾も低い。
  • 犬へ警告する場合、問題行動の兆候を見せたらリードを横に引くかタッチして瞬時に注意する[注釈 7]。タイミングが遅れると注意しても効果はない。犬は現在を生きているからである。
  • 犬が興奮している場合、まず興奮状態を抑える。それから穏やかで毅然とした態度で明確に指示する。
  • 犬の問題行動を叱る時に犬の名前を呼んで叱ってはいけない。名前を呼ばれると犬は名前と今の興奮、不安、緊張状態を関連づけてしまうので、「落ち着け」の意味だとは理解できなくなるからである。[12][13][14]
  • 大声で叱るより、静かに訴える方が犬は言うことを聞く。動物は静かなエネルギーを好むからである。[15]
  • 興奮、不安、緊張、何かに怯える恐怖心で不安定な状態の犬や知らない犬には、触らない、話しかけない、目を合わせない(気にかけないで無視する)[16][17]
  • 「触らない、話しかけない、目を合わせない」は犬の飼い主がリーダーシップを身に付けるために欠くことのできない基本的なテクニックである。このテクニックを実践すると次第に犬は飼い主を自分のリーダーとみなす様になる。そして犬がいい子にしている時だけ愛情を注ぐべきである。[注釈 8]
  • 犬が興奮している時にえさを与えてはならない。穏やかで従順になってから与える。[18][19][20]
  • 問題犬に対処する時、時には忍耐・根気が最強の武器となる[21][20]
  • 不安定な犬の不安や緊張や恐怖心を取り除くとき、諦めないことが大事。力を入れず、同情せず、リラックスする、そうして支えるのが(犬に対する)愛である。[22]
  • 善意であっても過去にとらわれた同情心は犬に負のエネルギーを与える[23]。過去を引きずらないことが大事である。

シーザー・ミランによる新たに犬を飼う人への助言

  • 新たに犬を飼い始める時や犬と共に別の家に引越しをする際には、家の周りを散歩することによって犬との絆を築く。そして最初の段階で境界を示して飼い主がリーダーだと犬に教える。家に入るときは飼い主が先に入り、一旦、犬を入り口前で待たせてから、犬を招き入れる。この時の家への迎え方で犬の行動が決まる。最初から「くつろいでね」と自由を与えると犬はルールなどを守らなくなる。[24][25]
  • 動物を調和させる時のカギになるのは、穏やかさとリラックスと根気強さである。時間を気にして慌ただしく犬を扱えば犬は落ち着かない。犬に留守番をさせる時は犬を落ち着かせ、完全に従順で静かな状態にしてから家を出るべきである。[26]

注釈

  1. ^ 自由に移動してよい範囲。
  2. ^ 興奮の度合いの制限。
  3. ^ ただし、犬のエネルギーが有り余っていて発散させる必要がある時や恐怖症の犬に信頼と自尊心を回復する必要がある時は、犬に先頭を行かせる場合もある。
  4. ^ 肋骨と後ろ足の間の骨のない所。
  5. ^ 大型犬の場合は強めにタッチし、小型犬には2本指を使い軽めにタッチする。
  6. ^ 横たわらせて犬の興奮を鎮める方法は、周囲に知らない犬がいる時は自分の犬が攻撃される恐れがあるので行わない[10]。これを行う場合は犬がどんなにあばれても、またキャンキャンとわめいても完全に服従して静かになるまでやり切ることが重要である。犬はあばれることによって悪いエネルギーを発散しているからである。[11]
  7. ^ リードを後ろに引いて注意すると犬との対決になり、余計に興奮してしまうのでリードは横に引いて注意する。または真上に引いてもよい。注意したらすぐにリードを緩めて、飼い主自身がリラックスする事が重要である。
  8. ^ 負のエネルギーを溜め込み、深刻な緊張状態で攻撃的になり飼い主の手に負えなくなった犬を前にして、シーザーはこう言った、『触らない、話しかけない、目を合わせないを実行しないと、この状態をつくり出します』。この犬アーギーのリハビリには13週間を要したが、その後も飼い主はアーギーをコントロールすることができずシーザーの犬の群れの一頭とアーギーを交換することとなった。
  9. ^ 恐怖症の深刻なケースであった元爆発物探知犬ギャビンの場合リハビリに10週間を要し、強い攻撃性と深刻な緊張状態にあったアーギーの場合13週間を要した。
  10. ^ 群れを作る動物は不安定なリーダーには従わない。

出典

  1. ^ http://www.people.com/people/article/0,,20391564,00.html
  2. ^ Cesar Millan - IMDb(英語)
  3. ^ 『シーザー・ミランの愛犬レスキュー 確執を生む犬』 2015年2月18日、FOX BS238で放映。[出典無効]
  4. ^ a b 『ザ・カリスマドッグトレーナー〜犬の気持ちわかります〜』 3〜22 家族に攻撃的な支配行動を取るマテオのエピソード。2012年8月6日、FOX BS238で放映。[出典無効]
  5. ^ a b 『ザ・カリスマドッグトレーナー〜犬の気持ちわかります〜』 1〜18 ビーグル犬のシュガーのエピソード。2012年9月6日、FOX BS238で放映。[出典無効]
  6. ^ 『ザ・カリスマドッグトレーナー〜犬の気持ちわかります〜』 4〜18 キッチンにある食べ物に執着するワイマラナーのメンフィスのエピソード。2012年12月3日、FOX BS238で放映。[出典無効]
  7. ^ 『ザ・カリスマドッグトレーナー〜犬の気持ちわかります〜』 3〜18 大きな音に対する不安のために通気口を壊して家の中に逃げ込むレーシーのエピソード。2012年7月23日、FOX BS238で放映。[出典無効]
  8. ^ 3〜32 飼い主やその家族に支配的行動をとるピットブル犬のバンバンのエピソード。2012年9月16日、FOX BS238で放映。[出典無効]
  9. ^ 『ザ・カリスマドッグトレーナー〜犬の気持ちわかります〜』 3〜22 人や他の犬に攻撃的なジャーマン・シェパードのアリのエピソード。2012年8月6日、FOX BS238で放映。[出典無効]
  10. ^ 『ザ・カリスマドッグトレーナー〜犬の気持ちわかります〜』 2〜10 ポメラニアンのウディとウォリーのエピソード。2013年8月19日、FOX BS238で放映。[出典無効]
  11. ^ 1〜4 室内でのみ飼い主に対し攻撃的になるコリアジンドー犬のジョンビーのエピソード。3〜26 同居人に攻撃的なダックスフントのロータスのエピソード。2012年8月20日、FOX BS238で放映。[出典無効]
  12. ^ 『ザ・カリスマドッグトレーナー〜犬の気持ちわかります〜』 2〜13 リッジバック・ミックス犬で分離不安症のカルビンのエピソード。2013年8月22日、FOX BS238で放映。[出典無効]
  13. ^ 『ザ・カリスマドッグトレーナー〜犬の気持ちわかります〜』 2〜18 ピットブル/ポインター・ミックスで犬を連れた人に対し興奮して攻撃してしまうルーンのエピソード。2012年5月13日、FOX BS238で放映。[出典無効]
  14. ^ 『ザ・カリスマドッグトレーナー〜犬の気持ちわかります〜』 4〜29 けんかが絶えないチワワのピーナットとチコのエピソード。2013年1月12日、FOX BS238で放映。[出典無効]
  15. ^ 『ザ・カリスマドッグトレーナー〜犬の気持ちわかります〜』 4〜6 独占欲の強いチワワのナチョのエピソード。2012年10月21日、FOX BS238で放映。[出典無効]
  16. ^ 『ザ・カリスマドッグトレーナー〜犬の気持ちわかります〜』 3〜35 飼い主に攻撃的で常に緊張状態にあるミックス犬(ラブラドールとブルドッグ)アーギーのエピソード。2012年9月29日、FOX BS238で放映。[出典無効]
  17. ^ 『ザ・カリスマドッグトレーナー〜犬の気持ちわかります〜』 4〜2 来客した子どもに攻撃的で家の中の場所に独占欲を持つミックス犬(シープドッグとコリー)トビのエピソード。2012年10月7日、FOX BS238で放映。[出典無効]
  18. ^ 『ザ・カリスマドッグトレーナー〜犬の気持ちわかります〜』 3〜15 過去にネグレクトを経験したマーリーのエピソード。2012年7月16日、FOX BS238で放映。[出典無効]
  19. ^ 『ザ・カリスマドッグトレーナー〜犬の気持ちわかります〜』 3〜33 人や他の犬に攻撃的なスーナーのエピソード。2012年9月22日、BS238FOXスポーツで放映。[出典無効]
  20. ^ a b 『ザ・カリスマドッグトレーナー〜犬の気持ちわかります〜』 4〜3 食事中に近づくと飼い主に噛み付くレトリーバーのクリケットのエピソード。2012年10月13日、FOX BS238で放映。[出典無効]
  21. ^ 『ザ・カリスマドッグトレーナー〜犬の気持ちわかります〜』 3〜26 同居人に攻撃的なダックスフントのロータスのエピソード。2012年8月20日、FOX BS238で放映。[出典無効]
  22. ^ 『ザ・カリスマドッグトレーナー〜犬の気持ちわかります〜』 4〜1 家の中を糞尿で汚しまくり、散歩がまったくできないフラフィーのエピソード。2012年10月6日、FOX BS238で放映。[出典無効]
  23. ^ 『ザ・カリスマドッグトレーナー〜犬の気持ちわかります〜』 3〜1 両前足がないチワワ・ミックスのビンキーのエピソード。2013年9月6日、FOX BS238で放映。[出典無効]
  24. ^ 3〜36 特別編、犬の迎え入れ方。2012年9月30日、FOX BS238で放映。[出典無効]
  25. ^ 3〜26 縄張り意識の強いジャーマンシェパードのジョーイのエピソード。2012年8月20日、FOX BS238で放映。[出典無効]
  26. ^ 4〜10 シュナウザー/プードル・ミックスのマックスとボクサー犬のアリのエピソード。2012年11月4日、FOX BS238で放映。[出典無効]
  27. ^ Lee, Jasen (2008年4月27日). “Top dawgs: Smart shopping for a trainer can lead to well-behaved pets”. Deseret News. 2010年1月8日閲覧。
  28. ^ Daddy”. Ceser's Way. 2010年1月8日閲覧。
  29. ^ In Memoriam: Daddy the Pit Bull”. 2010年2月21日閲覧。
  30. ^ 『シーザー・ミランのピットブル・ストーリー』(原題:Cesar Millan: Love My Pit Bull)2015年2月27日、FOX BS238で放映。[出典無効]
  31. ^ Johnson, Morieka V. (2006年4月4日). “Dog's best friend”. AZ Central. 2010年1月8日閲覧。
  32. ^ Jada Pinkett Smith Takes the Lead”. Cesarsway.com, Larry Sutton. 2010年2月25日閲覧。
  33. ^ Woolhouse, Megan (2006年5月21日). “'Whisperer': We love our dogs too much”. The Boston Globe, Matthew Gilbert, ,July 26, 2006. http://www.boston.com/news/local/articles/2006/05/21/whisperer_we_love_our_dogs_too_much/?p1=email_to_a_friend 
  34. ^ Cesar Millan's dog Daddy dead at 16”. United Press International, Feb. 22, 2010. 2010年2月24日閲覧。
  35. ^ 『ザ・カリスマドッグトレーナー〜犬の気持ちわかります〜』 4〜23 特別編、理想の犬の育て方。2012年12月27日、FOX BS238で放映。[出典無効]
  36. ^ 『ザ・カリスマドッグトレーナー〜犬の気持ちわかります〜』 4〜8 ジャックラッセルテリアのエルビスのエピソード。2012年11月1日、FOX BS238で放映。[出典無効]
  37. ^ season4 ep13の番組末。[出典無効]
  38. ^ 『ザ・カリスマドッグトレーナー〜犬の気持ちわかります〜』 3〜4 ピットブル/チャウチャウ・ミックスのジーナのエピソード。2013年9月12日、FOX BS238で放映。[出典無効]





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