ザ・シンフォニーホール ザ・シンフォニーホールの概要

ザ・シンフォニーホール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/10/04 09:40 UTC 版)

ザ・シンフォニーホール
The Symphony Hall
ザ・シンフォニーホール
情報
完成 1982年
開館 1982年
開館公演 朝比奈隆指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団
収容人員 1,704人
客席数 1,704席
延床面積 14,898m²
設備 パイプオルガン(スイス・クーン社製、三段鍵盤、54ストップ、パイプ数3732本)
用途 音楽興行(主にクラシック音楽系統)
運営 株式会社ザ・シンフォニーホール
(滋慶学園グループ子会社)
《2013年末までは朝日放送株式会社
所在地 大阪府大阪市北区大淀南二丁目3-3
アクセス JR福島駅から北へ徒歩7〜10分
京阪中之島線中之島駅から北へ徒歩約15分
JR大阪駅から西へ徒歩15分
公式サイト ザ・シンフォニーホール

1982年の開館より朝日放送が2012年9月下旬まで保有し2013年末まで運営してきたが、2014年に入ってからすぐ、大阪を拠点に専門学校を全国展開する滋慶学園グループが立ち上げた子会社「株式会社ザ・シンフォニーホール」に完全移管、現在に至っている。

概要

本施設は、朝日放送開局30周年記念事業の一つして、1982年に「世界一美しい響き」を目標に、満席時残響2秒となる先進音響技術を導入して設計・建設された。日本初のクラシックコンサート専用ホールであり、1980年代後半から全国に順次建設されていった同類施設の先駆け的存在となっている。

ホール内部はステージを囲むように4面に客席を配するアリーナ形式のシューボックス型配置でつくられており、ステージ背面の客席の背後にはパイプオルガンを備えている。

このホールの傑出した音響効果については、かの名指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンも、1984年に自らの手兵だったベルリン・フィルを引き連れてここで来日公演を開いた際、「ウィーン楽友協会大ホールに比肩するほどの音響」と絶賛している[1]

こけら落としとして朝比奈隆指揮する大阪フィルハーモニー交響楽団によるワーグナー作曲「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲等の演奏が行われ、以降現在に至るまで、日本を代表するコンサートホールの一つとして、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団などの海外主要オーケストラやマウリツィオ・ポリーニヨーヨー・マなどの世界的に著名なアーティスト個人および団体の関西圏に於ける来日公演会場として使われてきている。

開館から2年後の1984年に第25回BCS賞を受賞[2]したほか、2002年には企業メセナ協議会のメセナ大賞も受賞している[3]《BCS賞に関しては、かつて当ホールと共に「ABCセンター」(後記)内に建ち並んでいたABC本社社屋と大阪タワーも受賞している〔1968年・第9回[4]〕》。

施設自体のこと

ホール仕様

音響を優先し、座席数は1704席に抑えられている。

座席配置は正面と左右両側面とを合わせて3層にわたっており、加えてステージ側方や後方にも座席が配置されるアリーナ・シアター形式となっている。ステージ背後の壁面にはスイスのクーン社製パイプオルガン(3段鍵盤・54ストップ・パイプ数3732本)が設置されている。

ホール内部には通信機能抑止装置も導入されており、これによって携帯電話などの通信端末のホール内部に於ける使用を抑制している。

館内について

本施設の1階にはプレイガイドなどが設置されているほか[5]、2階については、朝日放送からの完全移管に備えてリニューアル工事を公演の合間を縫って実施してきた結果、椅子席も備えたティーラウンジのほか、新たに「ザ・シンフォニー・ショップ(The Symphony Shop)」と呼称された、本施設ロゴ入りオリジナルグッズ群を販売するコーナーが設けられている[6][7]

このうち1階に設けられているプレイガイドは本施設を使用しての公演の当日に入場者のみ立入可能な区域に所在するため、公演入場者以外および公演の行われていない日に関しては、「ザ・シンフォニー チケットセンター」窓口に於ける購入を案内している。この「ザ・シンフォニー チケットセンター」について、1月中は本施設正面に設けられている券売窓口に、2月以降(予定)は本施設北側に設けられている楽屋口内に、それぞれ設置する旨の記載がホール公式サイト上に於いて為されている[5]

なお、3階以上がホール客席となっているが、一番下層階(つまり建物としては3階)の座席を1階席、その上を2階席・3階席と呼び習わしている。このうち、ステージ側方にある2・3階席はステージ全体を見ることが困難な席が存在し、特に3階の後ろの席は普通に着席した状態ではステージの3分の1しか見ることができない席も存在し、最も安価なチケット用に充当されるのが通例である。


  1. ^ ホールの歴史』 - 「ザ・シンフォニーホール2014」(ザ・シンフォニーホール新公式)Webサイトより《2014年1月17日閲覧》
  2. ^ 第25回受賞作品(1984年)~ザ・シンフォニーホール - 社団法人・日本建設業連合会のWebサイトより
  3. ^ 朝日放送株式会社~ザ・シンフォニーホールの運営と事業活動 - 公益社団法人企業メセナ協議会Webサイト内『メセナ大賞2002』(アーカイブ)より
  4. ^ 第09回受賞作品(1968年)~朝日放送本社・大阪タワー - 社団法人・日本建設業連合会のWebサイトより
  5. ^ a b チケット予約・購入』 - 「ザ・シンフォニーホール2014」(ザ・シンフォニーホール新公式)Webサイトより
  6. ^ a b 「ザ・シンフォニー2014キックオフコンサート」開かれる』(→アーカイブ) - 『滋慶学園ニュース』2014年1月10日付掲載記事《2014年1月17日閲覧》
  7. ^ 『ザ・シンフォニーホールで今年最初のコンサートが行われます!』 - 『大阪フィルのブログ』(大阪フィル公式ブログ)2014年1月12日付掲載記事《2014年1月17日閲覧》
  8. ^ 『堀江政生ザ・シンフォニーホール・アワー』Webサイト内『放送内容・予定』ページに於いて「2014年1月放送内容・予定」一覧が掲載されているのが見える《2014年1月16日現在;→『放送内容・予定~「2014年1月放送内容・予定」』(2014年1月16日閲覧→当該日付にてインターネットアーカイブに保存済)》
  9. ^ ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(2013年)~他都市公演』(→アーカイブ) - サントリーホールディングスWebサイト内サントリーホールWebサイトより《2014年1月17日閲覧》
  10. ^ 関西の殿堂、命名権売却へ。ザ・シンフォニーホール - 『47NEWS』(共同通信社)2004年12月22日付掲載記事《2014年1月17日閲覧;→アーカイブ
  11. ^ 「ザ・シンフォニーホール」譲渡に関する基本合意書の締結について (PDF, 朝日放送 2012年3月29日)
  12. ^ 固定資産の譲渡に関する契約締結のお知らせ (PDF, 朝日放送 2012年5月11日)


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