コミュニティバス その他

コミュニティバス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/12 22:12 UTC 版)

コミュニティバス英語: community bus)とは、地域住民の移動手段を確保するために地方自治体等が運行するバスである[1]狭隘路など交通空白地帯の解消のため、また交通事業者が赤字路線から撤退した後、高齢者障害者学生児童など交通弱者の交通手段が失われないよう、市区町村等が費用を負担してバスを委託運行することが多い[2]略称は「コミバス」[3]


注釈

  1. ^ a b 現在のコミュニティバスの概念が確立される以前は、地域住民が回数券を購入する形で民間路線バス運行経費の補填が行われるケースもあった(青森県鯵ヶ沢町の「ニューはっけもり号」など。住民参加型路線を参照)。
  2. ^ 乗合タクシーであれば、小・中型2種免許で乗務できる。
  3. ^ 例:宮城県石巻市稲井地区の「いない号」岩手県雫石町あねっこバス
  4. ^ 例:さいたま市コミュニティバス西東京市はなバス豊川市コミュニティバス
  5. ^ 改正後の適用例として、中国バスによる旧井笠鉄道の一部バス路線の暫定運行がある。
  6. ^ ただし公営バスにおいても、赤字基調であり、一般会計から繰出(運行補助)を行い運行を支えている場合や、民間のバス事業者に運行業務を委託している場合がある。
  7. ^ とよたおいでんバスで使用実績あり。

出典

  1. ^ a b c “都心の交通過疎地を救え・23区にコミュニティーバス続々・採算合わず慎重な区も”. 日本経済新聞. (2012年7月13日). https://www.nikkei.com/article/DGXNZO43687650S2A710C1L83000/ 2022年9月19日閲覧。 
  2. ^ ユニバーサルデザイン 2005, p. 121.
  3. ^ コミバス goo辞書
  4. ^ ユニバーサルデザイン 2005, p. 118.
  5. ^ ユニバーサルデザイン 2005, p. 115.
  6. ^ 地域公共交通会議及び運営協議会に関する国土交通省としての考え方について(平成18年9月15日国自旅第161号)”. 国土交通省. 2023年12月6日閲覧。
  7. ^ ガイドライン, p. 1.
  8. ^ a b c d e f 資料4-コミュニティーバスに関する用語解説等 日本財団図書館、日本財団、2023年10月1日閲覧。
  9. ^ 2011年4月30日衆議院災害対策特別委員会における高橋千鶴子衆議院議員の東日本大震災で被災した自治体に関する発言
  10. ^ 国土交通省「バス産業勉強会報告書」pp.77-79、2009年4月、
  11. ^ 調布市ミニバス(コミュニティバス) 調布市公式サイト、2019年9月1日閲覧。
  12. ^ 調布市ミニバス概要(PDF) 調布市公式サイト、2019年9月1日閲覧。
  13. ^ 世田谷区のコミュニティバス 世田谷区公式サイト、2019年9月1日閲覧
  14. ^ 地域公共バス「池07系統」をご利用ください。 豊島区公式サイト、2019年9月1日閲覧。
  15. ^ a b 奈良県バス運行100周年の歩み 昭和19年〜昭和64年(奈良交通設立後)昭和50年〜60年代 奈良交通公式サイト、2019年9月1日閲覧。
  16. ^ a b 加藤 2005, p. 2.
  17. ^ 加藤 2005, p. 3.
  18. ^ a b 道路運送法等の一部を改正する法律案について』(プレスリリース)国土交通省自動車交通局旅客課、2006年2月6日https://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/09/090206_.html2022年9月19日閲覧 
  19. ^ a b 地域公共交通会議等運営マニュアル(第3改訂版)”. 国土交通省中部運輸局. p. 36. 2023年12月2日閲覧。
  20. ^ 路線バス あびこ”. 日本城タクシー株式会社. 2015年10月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月11日閲覧。
  21. ^ a b 日本城バス(路線バスあびこ)(松原市)”. 南大阪ターミナルガイド、. 2019年9月1日閲覧。
  22. ^ 2016年6月30日【路線バス】日本城タクシー(株)運行乗合バスの運営を引継ぎます”. 北港観光バス株式会社. 2016年8月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月11日閲覧。
  23. ^ a b バスラマ・インターナショナル 125 Vol.22 No.3 バス事業者訪問 No.145 立川バス』ぽると出版、2011年4月25日、47-64頁。ISBN 978-4-89980-125-2 
  24. ^ 交通系ICカードの普及と設備投資の状況について (PDF)国土交通省
  25. ^ 土屋 2004, p. 66.
  26. ^ ひのミニバスの歩み 日野市公式サイト
  27. ^ バスジャパンハンドブックシリーズ S89 東武バス 東野バスBJエディターズ、2015年9月1日、46頁。 
  28. ^ 鰺ヶ沢町内路線の廃止について 弘南バス公式サイト、2017年3月15日
  29. ^ バスラマ・インターナショナル』臨時増刊 SPECIAL 1995「LIESSE(リエッセ)&日野バスファミリー」:ぽると出版 1995年11月15日 ISBN 493867775X
  30. ^ 土屋 2004, p. 56.
  31. ^ 構想から運行に至るまでの経緯 生活バスよっかいち 公式サイト
  32. ^ 醍醐コミュニティバス運行開始にあたって記者説明会の開催のご案内 2004年2月10日、醍醐地域にコミュニティバスを走らせる市民の会、醍醐コミュニティバス公式サイト、2019年9月1日閲覧。
  33. ^ “日野、小型路線バスの新型 ポンチョ を発売”. Response. (株式会社イード). (2006年3月22日). https://response.jp/article/2006/03/22/80451.html 2018年7月31日閲覧。 
  34. ^ 広報はむら平成24年3月1日『でんきバス「はむらん」いよいよ運行開始!』”. 羽村市 (2012年3月1日). 2012年3月1日閲覧。
  35. ^ “【EVバス運行開始】定期路線として全国初の運用開始”. Response.. (2012年3月11日). http://response.jp/article/2012/03/11/171212.html 2012年3月12日閲覧。 
  36. ^ a b “【EVバス運行開始】車両価格8000万円、満充電での航続は30km”. Response.. (2012年3月12日). https://response.jp/article/2012/03/12/171232.html 2018年7月26日閲覧。 
  37. ^ すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」)2012年3月13日号 区内循環バス特集号”. 墨田区役所 (2012年3月13日). 2012年3月21日閲覧。


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