ケルト人 ケルト人の概要

ケルト人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/28 09:49 UTC 版)

ケルト人の分布
- 紀元前1500年から紀元前1000年
- 紀元前400年

現在のケルトという言葉は、言語・文化の区分を示すための近現代になってから作られた用語であり、古代から中世において右図で表されている地域の住民が「ケルト人」として一体的な民族意識を持っていたとは考えられていない。そのため歴史学などでは、「ケルト人 (Celts) 」という言葉は使わず、「ケルト系 (Celtic) 」という言葉を便宜的に使っている。

古代ローマ人からはガリア人とも呼ばれていたが、「ケルト人」と「ガリア人」は必ずしも同義ではなく、ガリア地域に居住してガリア語またはゴール語を話した人々のみが「ガリア人」なのだとも考えられる。

東は現在のポーランドから西は現在のアイルランド島までとヨーロッパの広範囲に居住していた民族だが、現在はブリテン諸島アイルランドスコットランドウェールズコーンウォール、コーンウォールから移住したブルターニュブルトン人などに言語が現存している。


  1. ^ 「図説ケルト」p111 サイモン・ジェームズ著 東京書籍 2000年6月第一刷発行
  2. ^ 月川 1997, pp. 41–50.
  3. ^ 月川 1997, pp. 37–41.
  4. ^ カンリフ 1998, pp. 133–145.


「ケルト人」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ケルト人」の関連用語

ケルト人のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ケルト人のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのケルト人 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS