クイズ・ドレミファドン!
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/04 14:45 UTC 版)
概要
後に日本中で認知されるところになった楽曲当てクイズ、いわゆる「イントロクイズ」[1]の元祖。ただし、この番組では純粋に曲のイントロのみで曲名を当てるイントロクイズ以外にも音楽に関する事柄や芸能界に関するクイズも出題される。なお、複数の歌手がゲストとして出演し最新ヒット曲を披露するコーナーもあったことから、クイズ番組でありながら音楽番組の役割も果たしていた。ただしステレオ放送化はレギュラー放送時代はもとよりスペシャル版においても実施されず、地上デジタルテレビ放送化後の現状においても送出信号はステレオ、音源はモノラル(モノステレオ放送)のままであったが、近年ではステレオ音源で放送されている。
クイズは、解答者2〜3名1組の5組による対抗戦。毎回設定されたテーマにちなんだ人達で構成される。視聴者参加と芸能人参加の大会とがあった。不定期の特番では、芸能人参加のものになっている。
レギュラー時代の放送時間は日曜 12:00 - 13:00(ただし1980年4月以降は12:55まで)。番組は原則関東ローカル枠だったが、一部地域にも同時ネット、系列外でも遅れネットされていた。また、視聴率は日曜昼にもかかわらず、10〜13%を推移して二桁で安定した視聴率を取っていた。それに伴い、フジテレビ系列の人気番組へと成長した。
番組終了後長らく、毎年正月の年1回(当初は高島忠夫司会、後に中山秀征司会)で放送されていたが、2000年代後半から一時期は『カスペ!』枠(2015年3月終了)を中心に、ゴールデンタイム・プライムタイムに年1〜2回不定期放送されている。高島の「イェーイ‼」はこの番組の代名詞にもなり、高島の名台詞ともなった。
協賛は日本航空。優勝賞品である海外旅行(ハワイ・グアム・アメリカ西海岸)のためのタイアップであり、番組自体のスポンサーではない。オープニングには必ず同社の旅客機の離陸、飛行シーンが流されていた。
なお、当番組終了後もフジテレビの日曜正午枠[注 1]は長年にわたり渡辺プロダクション制作番組枠となっており、“ナベプロ枠”と呼ばれている(2023年現在は『なりゆき街道旅』が放送中)。
注釈
- ^ 関東ローカルでの場合。
- ^ 例としてそれぞれ、根岸線関内駅(熱き星たちよ)、東北本線上野駅(あゝ上野駅)、大阪環状線森ノ宮駅(森のくまさん)などが挙げられる。
- ^ 当初は明確なコーナー名が表示・アナウンスされなかったが、2022年1月6日放送分にて「歌詞マルチクイズ」とコーナー名が紹介された。
- ^ 放送時に明確なコーナー名が表示・アナウンスされなかったため、本項目では便宜的にタイトルをつけた。
- ^ 1位のチームが正解した場合の得点は、そのようなケースが発生しなかったため不明。また、2チーム以上が同点1位になるケースもなかった。
- ^ 18:00アニメ(一部地域では未放映。1982年は『ハニーハニーのすてきな冒険』、1983年は『おちゃめ神物語コロコロポロン』)と、18:30アニメ『タイムボカンシリーズ』(1982年は『ヤットデタマン』、1983年は『逆転イッパツマン』)は、いずれも休止。なお『タイムボカンシリーズ』が特別番組などで休止されたのは、これが初。
- ^ テレビ新広島は『全力応援! TSSプロ野球中継2015・東京ヤクルト×広島』(19:00 - 21:00)、『“まさか”に備える 芸能人億イチ保険』(関西テレビで同年1月10日放送分、21:00 - 21:54)放送のため未放送。
- ^ 関西テレビは『ちゃちゃ入れマンデー 関西vs全国!色んな小競り合いに決着つけるで!2時間SP』を、テレビ宮崎は『世界一受けたい授業 世界の常識を変えた奇跡の実話SP』(日本テレビ系列で同年9月17日放送分)を放送するため未放送。
- ^ 北海道文化放送は『みんスポBASEBALL・千葉ロッテ×北海道日本ハム』(19:00 - 20:54、20:54 - 21:00の『uhb NEWS』も野球中継に差し替え)を、東海テレビ・テレビ新広島は『中日×広島』(19:00 - 20:54)を放送するため、21:00 - 21:54に54分版(174分版を再編集した短縮版)での放送となった。
- ^ 『金曜プレミアム』の冠を付加して放送(『カスペ!』以外の枠タイトルを付加するのは初)。
- ^ 東海テレビは『DRAGONS LIVE 2018・中日×巨人』(19:00 - 21:55)に差し替え放送するため、翌日(9月1日(土)12:00~14:00)に115分版を放送。
- ^ 短縮版を放送する局が21:49飛び降りの場合は112分版。
- ^ 短縮版を放送する局が21:49飛び降りの場合は109分版。
- ^ なお、この回は、高島の息子である高嶋政伸が火9ドラマチームとして出演した。
- ^ 前身の『クイズ!家族ドレミファ大賞』時代から担当。
出典
- ^ 高島忠夫さん『ドレミファドン!』で「イエーイ!」の理由 初代P王東順氏が明かす秘話 マイナビニュース
- ^ 上野樹里・三浦春馬・深田恭子・溝端淳平ほか夏ドラマのキャストが勢ぞろい!,とれたてフジテレビ,2018年6月21日
- ^ “高島忠夫さん死去、「徹子の部屋」が7.1追悼放送”. サンケイスポーツ. 産業経済新聞社. (2019年6月29日) 2019年7月3日閲覧。
- ^ 『TVステーション 関東版』2020年2号、ダイヤモンド社、72頁。
- ^ 『北國新聞』1981年9月27日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『北國新聞』1988年1月24日付朝刊、テレビ欄。
固有名詞の分類
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