カーナビゲーション かつて市販機を製造販売していたメーカー

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カーナビゲーション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/26 21:37 UTC 版)

かつて市販機を製造販売していたメーカー

住友電工製とナカミチ製は、機種によっては同じソフトウェア(CD)を使用することが出来る。ただしCDは、2000年を最後に更新されておらず、両社とも市販カーナビ市場から撤退したことにより更新の可能性は途絶えている。
いずれも、ナビゲーション機能だけを搭載した製品を投入し、早い時期から画面の360度スクロール表示を実現し、VICS対応機器、ヘッドアップディスプレイの拡張に対応していた。
かつては『ナビラ(NAVIRA)』という名称で販売していた。2001年7月に発売の機種以降、アフターマーケット向けの新製品の発売はない。現在はケンウッドと技術・業務提携している。
『ナビゲーター』という名称で販売していた。現在はGPSアンテナをOEM供給している。
『GoGoNavi』という名称で販売していた。
NS400 1994年 -
NPA01(498,000円)を1992年に市場投入した後、5機種を発売したが、販売ルートを確立できなかったため、1995年に投入した機種を最後に市販市場から撤退した
かつてはジョグダイヤル対応機種や、本体・モニター両方が1DINに収まるモデル(NVX-DV733/735/739)を発売するなど、パイオニアとともにカーナビの黎明期を歩み続けたメーカー。ナビ研にも加入していた。しかし2DIN AV一体型搭載機の投入をせず(ただしXYZシリーズなど、AV機能を内蔵した“ポータブルではない”モニタ一体型モデルで、DINサイズ対応アタッチメントは発売していた)、2006年に日本でのカーエレクトロニクス部門から一旦撤退した。2007年3月に簡易型カーナビを販売し再参入したが、2012年7月に生産終了を発表し、同年内にすべての生産を完了した[19]

注釈

  1. ^ AV一体型カーナビは、日本では転売目的の車上荒らしによる盗難被害が指摘されており、防犯対策が求められている。特に後付けタイプでは、窃取するため取り外す際に一体型であるがゆえに短時間で済むことも増加傾向に拍車をかけていると言われている。
  2. ^ 特にHDDタイプはHDDの取り外しを販売店で依頼すると更に高額となる
  3. ^ ポータブル型には、三洋電機の『ゴリラ』やソニーの『nav-u』、クラリオンの『DrivTrax』、ナビタイムジャパンの『CAR NAVITIME』などがある。
  4. ^ ソニー モバイルの"nav-u"では、スタンドをゲル吸盤で固定する。
  5. ^ 車載電子機器は高温・低温・振動といった環境下での使用が求められるため、一般に高品質・高信頼性の部品が選ばれるが、車載可能なPNDのすべてがこういった過酷な環境を想定しているかは不明であり、購入と使用に際しては性能や機能とは別に機器の寿命や耐久性まで考慮することが求められる。
  6. ^ 過去にはスポット通信サービス・DSRCスポットサービス・ITSスポットサービスなどと呼ばれていた。
  7. ^ 世界で初めて民生用カーナビを販売したのは、日本の本田技研工業である。かつては全世界のカーナビ製品の8-9割は、日本のメーカーが製造していた。そしてその半数も日本国内で販売されており、海外でのカーナビ普及率は低かった。当時、日本は世界一のカーナビ大国であるといわれていた。
  8. ^ 携帯電話PHS等の無線接続によって専用サーバに各車が相互接続することでVICSとは別のより詳しい道路情報が得られる「テレマティクス」と呼ばれるサービスを、日本の自動車メーカー数社が提供しはじめた。
  9. ^ BMWレクサスの上位機種(レクサス・GS等)には全モデル標準装備され、エアコンやパワーシートの制御画面と一体化している[15]

出典

  1. ^ 運転手という職業を選んだ人々の間では「ナビ」という言葉がカーナビゲーションを表す頻度は極端に増えているが、運転手以外の職業の人々にとっては「ナビ」はカーナビゲーションに限っておらず、他の種類のナビゲーションの意味として使うこともあるので要注意である。
  2. ^ スマートフォン上でのナビゲーション機能アプリによる更なる市場の拡大は、純技術的な意味での障害は予想されないが、日本のカーナビ・メーカーはカーナビゲーション・システムに関する特許を合計1万件ほど保有しており、パイオニア社は特許侵害として携帯ナビ・サービスの提供やPND機器を販売している複数社を相手に提訴した。こういった訴訟において車載でないPNDやスマートフォン上での同等の機能がどのように扱われるかにより非固定型のナビ・システムの展開が変わる可能性が高い、と考えられた時期もあった。
  3. ^ なお、かつては有料のサービスもあった
  4. ^ かつてNTTドコモやパイオニアはそれらの欠点を克服すべく、地図情報をストレージに搭載したスマートフォンにあわせ、充電機能やジャイロセンサーを搭載したクレードルや、最新の地図情報、位置情報の共有などができるドコモ ドライブネットというサービスを提供したが、2021年9月に終了した。
  1. ^ a b c 清水直茂 (2010年1月11日). “スマートフォン・ナビに死角 パイオニア特許訴訟の余波”. 日経エレクトロニクス (日経BP). https://xtech.nikkei.com/dm/article/HONSHI/20100107/179059/ 2017年12月15日閲覧。 
  2. ^ アップル「CarPlay」を使ってみた--メルセデス・ベンツ搭載版の第一印象
  3. ^ Android Autoは、アプリでクルマを止めない曲がらせない
  4. ^ a b c 原克『暮らしのテクノロジー:20世紀ポピュラー・サイエンスの神話』 大修館書店 2007年 ISBN 9784469213102 pp.246-255,270-289.
  5. ^ 「ホンダ・エレクトロ・ジャイロケータ」が第8回電気技術顕彰「でんきの礎(いしずえ)」を受賞 - 本田技研工業プレスリリースアーカイブ(2015年03月25日版 / 2015年12月1日閲覧)
  6. ^ a b c d 地図は自分で差し替え!? カーナビ黎明期に登場したおもしろナビたち - &GP
  7. ^ 『渋滞回避に新兵器開発 警察庁などの推進協 リアルタイムに交通情報 ハイテク車に表示 実用化は昭和65年』静岡新聞夕刊、9頁、1987年4月10日。
  8. ^ AMTICS(アドバンスト・モービル・トラフィック・インフォメーション・アンド・コミュニケーション・システム)とは - オートモーティブ・ジョブズ
  9. ^ 民生品高度化進む転用『読売新聞』2023年(令和5年)1月3日朝刊17面
  10. ^ コスパ&使い勝手抜群の「楽ナビ」!! 世界初の市販GPSカーナビメーカーは25年でいかに進化させたのか?
  11. ^ プロジェクトX 挑戦者たち 壁を崩せ 不屈の闘志 カーナビ 迷宮を走破せよ”. NHK「プロジェクトX」制作班. 2024年3月24日閲覧。
  12. ^ http://googlejapan.blogspot.jp/2010/09/google_15.html
  13. ^ iPhoneとカーナビが統合 アップル“CarPlay”発表
  14. ^ 【ビデオ】グーグルが新車載システム「Android Auto」を発表! 年内に導入へ
  15. ^ http://lexus.jp/models/gs/comfort/navigation/display.html
  16. ^ 富士キメラ総研_車載電装デバイス&コンポーネンツ Select 2012(上巻)
  17. ^ http://response.jp/article/2011/01/12/150268.html
  18. ^ 沿革 1990 - 1999年”. アイシン・エイ・ダブリュ. 2020年8月12日閲覧。
  19. ^ ポータブルナビゲーションシステム「ナブ・ユー」に関するお知らせ
  20. ^ 走行中にテレビ 世界に類を見ない日本の自動車運転習慣
  21. ^ “パイオニアが自転車市場参入、サイクルナビゲーション販売へ”. (2011年10月25日). https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/486229.html 2011年10月25日閲覧。 
  22. ^ カーナビで2019-05-15NHK、受信料は義務 東京地裁が初判断”. 産経新聞 (2019年5月15日). 2019年5月16日閲覧。


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