エルミナージュ 〜闇の巫女と神々の指輪〜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/30 14:37 UTC 版)
種族
初期に選択する事が可能な種族は9種族。クエストを進める事で、更に3種族が追加される。種族ごとに固有の初期能力値、呪文抵抗値が設定されている為、職業の得手不得手が分かれる。また、一部には特殊能力を持つ種族も存在するが、基本的に特殊能力を持たない種族よりも成長が遅い。
- 人間
- 全てにおいて平均的な種族。呪文抵抗値が平均よりも低い。一言で言えば器用貧乏。
- エルフ
- 知恵と信仰に長けた種族。呪文抵抗値が平均よりもやや高め。魔法系職業に向いている。
- ドワーフ
- 信仰と腕力に長けた種族。反面、知恵と敏捷が低い。前衛系職業向き。
- ノーム
- 信仰がずば抜けて高く、体力もある種族。僧侶系に向く。
- ホビット(『Original』ではホートルット)
- 幸運と敏捷がずば抜けて高い、盗賊向きの種族。
- フェアリー
- 力と体力が低い反面、その他は高水準。体の小ささから攻撃を食らいにくいが、装備は大きく制限される。
- ワービースト
- 幸運が低い以外は高水準。攻撃時に毒を与える事がある。銀製品を装備すると呪われてしまう。
- ドラゴニュート
- 腕力と体力が高い他、ブレス攻撃ができる唯一の種族。元々は人間とドラゴンのハーフだったらしい。
- デビリッシュ
- 信仰と幸運以外は高水準な、人間と魔族のハーフ。武具の呪いを無効化する能力を持つ。
- 魔傀儡(追加選択種族)
- 呪文抵抗値がずば抜けて高いが、能力値は全種族の最低値の集合体という、魔法で動く人形。
- オーガ(追加選択種族)
- 腕力と体力の塊で、状態異常からの回復率も他種族より高い。
- ゴブリン(追加選択種族)
- 腕力と体力以外が高い、後衛向けの種族。
職業
キャラクター作成時に得られるボーナスポイントを必要な分だけ能力値に割り振る事で、職業を選択できる(性格による制限がある職業もある)。職業は大きく基本職、中級職、上級職に分けられており、後の物ほど必要能力値が高く、また成長が遅い傾向がある。上級職は最初から選択するのが困難な為、冒険である程度成長してから転職するのが一般的。
また、基本職はレベル26、中級職は32、上級職は36になると、その職業固有のハイマスター技能(以下、HM)/サマー技能(以下、サマー)を習得する(この二つは呼び名が違うだけで、基本的には同じ意味合いを持つ)。これによって各職業の特徴がウィザードリィシリーズより明確になった。また、転職を経験していないキャラクターのみ装備できる強力な武器・防具もあり、高レベルになっても基本職を使い続ける価値が大幅に上がった。
- 戦士-前衛系基本職
- 呪文は覚えないが成長が早く、HPの上昇も大きい。
- HMの攻撃力上昇は全職業中トップの伸びを見せる為、高レベル帯での火力は凄まじい物がある。
- 魔術師-後衛系基本職
- 魔術師呪文のエキスパート。HMでは魔術師呪文の威力が大きく上昇する。
- 僧侶-後衛系基本職
- 僧侶呪文のエキスパート。アンデッドを消滅させるディスペルを持つ他、霊体への攻撃が可能。
- HMは僧侶呪文の威力上昇と、ディスペルで経験値が獲得できるようになる「御魂解放」。初期には「御魂開放」と説明書に書かれていた。
- 盗賊-後衛系基本職
- 罠解除のエキスパート。レベルアップがずば抜けて速い。
- HMで敵の装備解除と盗みが可能になる。アイテムコンプリートには必須。
- HMの攻撃力上昇がレベルアップの速さとあいまってかなり伸びを見せる為、アタッカーも十分務まる。
- 錬金術師-後衛系基本職
- 錬金術呪文を覚え、鉱石で装備を強化する「鍛冶」、アイテムを合成する「錬金」を行える唯一の職業。
- HMでは呪文威力上昇の他、合成した鉱石や武具を分解する「分解錬金」、鉱石の練度を上昇させる「高純度合成」を覚える。
- 使用人-後衛系基本職
- いわゆるメイド。ターン終了時に仲間を自動で治療したり、貯金箱を投げて必中の攻撃をしたり、
- ティータイムでMPや特殊能力の使用回数を回復したりと、かなり実用的な能力を持つ。
- HMではティータイムが迷宮のお茶会に変わって効率がアップ。攻撃力も上昇。
- 司教-後衛系中級職
- 魔術師、僧侶の魔法を両方覚えるが習得は遅い。アイテムの鑑定ができる唯一の職業。ディスペルもできる。
- HMでは呪文威力が上昇。
- 狩人-後衛系中級職
- 弓のエキスパート。盗賊技能も持つ。
- 回数制限付きでターン最初に攻撃をする速攻、状態異常の敵にターン終了時に攻撃を加える「追撃」が可能。
- HMでは攻撃上昇の他、追撃の対象が敵全体に拡大される「掃討射撃」になる。
- 闘士-前衛系中級職
- 素手格闘の専門家。レベルの上昇に伴い、AC(アーマークラス)[1]が下がる。
- 50%の確率で連続攻撃を行う「連撃」、発動したターンのみ敵が全ての耐性を失う「クリーンヒット」を持つ。
- HMでは攻撃力が上昇する他、クリーンヒットの確率も上昇する。
- 遊楽者-後衛系中級職
- 盗賊技能を持ち、楽器を使える。『DS Remix』以降では魔術師呪文を習得するようになった。
- 最大の特徴はタロットで、敵味方全体に様々な効果を与える。PS2版と『DS Remix』以降では仕様が異なる。
- HMは攻撃力上昇と、タロットの引きに影響を及ぼす「運命改変」。これもPS2版と『DS Remix』以降で仕様が異なる。
- 巫-後衛系中級職
- 不死・霊・悪魔退治のエキスパート。楽器が使える他、対霊攻撃も可能。
- 敵の魔法を防ぐ「結界」を使用可能。使用の度に反射→無効化→軽減と効果は落ちるが、宿に泊まると回復する。
- サマーでは攻撃力上昇と、防具の代わりにお札を装備して攻撃回数を増加させる「古式」、
- 不死・霊・悪魔へのダメージを倍加する「降魔調伏」を覚える。
- 召喚師-後衛系中級職
- 契約した敵を味方として召喚できる召喚呪文を覚える唯一の職業。一部のクエストの達成に不可欠。
- HMでは、召喚モンスターの能力を大幅に底上げする「血の盟約」を習得する。
- 神女-前衛系中級職
- 中立の女性のみが就ける職業。僧侶呪文、霊体攻撃、ディスペルが使える。
- HMでは攻撃力が上昇する他、不死・霊・悪魔へのダメージを倍加する「降魔調伏」を覚える。
- 君主-前衛系上級職
- 神女と同様に僧侶呪文とディスペルが使えるが霊体攻撃能力はない。レベル上昇に伴い特殊抵抗率が上昇する。
- HMで攻撃力が上昇する他、パーティ全体の特殊抵抗率を上げる「法院保護区」を習得。
- 侍-前衛系上級職
- 刀とメイン武器二刀流に特化した戦士。『DS Remix』以降では魔術師呪文を覚える。
- サマーでは攻撃力が上昇。また、敵の直接攻撃にカウンター攻撃を行う「つばめ返し」を覚える。
- 忍者-前衛系上級職
- レベルアップでACが下がり、敵を即死させる確率も上がる殺人マシン。盗賊技能も持つが、成長は最も遅い。
- サマーでは攻撃力が上がる他、素手時の射程が無限になり、敵の奇襲率を半減する「闇討ち」、
- 隠れた後の攻撃でクリティカルヒット発生率を上げる「一閃」を覚える。
主な場所
- トランジェルダ
- プレイヤーの拠点となる街。選王ディンスのいる城やパーティを組む酒場などがある。
- ノヴァ・カリス
- エルフの街。住民の中には人間を嫌うものもいる。
- ギガ・バザール
- 商業都市。
- ヘーメ共同地区
- ワービーストたちの街。トラブル解決のためのよろず相談所がある。
- カテレゴ
- ロジェラ大聖堂のある宗教都市。名物はエアリーバイダー(空飛ぶ鯨)の肉。
- コートラスト要塞
- ゴブリンとオーガの住む要塞。ダンジョン扱いのため、戦闘もある。
- 竜の牙
- ハイドラ・イールのゼフカカ「竜の牙」が祀られている。しかし、今は闇の眷属に支配されている。
- エルミナージュ
- この大地とは異なる場所にある神々の書庫。司書のヒズベルトが冒険者たちにいろいろな便宜を図る。
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