ウーロン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/04 03:42 UTC 版)
ウーロン Woolong | |
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ドラゴンボールのキャラクター | |
登場(最初) |
其之五「ウーロンあらわる!」 ドラゴンボール第4話「人さらい妖怪ウーロン」 |
作者 | 鳥山明 |
声優 | 龍田直樹 |
プロフィール | |
性別 | 男 |
種類 | 動物型地球人 |
概要
エイジ740年[1]9月23日[2]生まれ。身長121cm、体重32kg[3]。血液型A型[2]。趣味はパンティー集め[3]。好きなものは女[4]。嫌いなものは男とブス[3]。
様々なものに変化できるスケベな子豚。村の女の子をさらい、自分の嫁にしようとしていたところ[注 1]、悟空に懲らしめられてからはブルマたちの一行に加わり仲間となる。登場当初は人民服のような服と人民帽のような赤い星の記章がついた帽子とサスペンダー付きズボン(吊りズボン)を着用。強面や怪物に変身して、そこかしこから金を巻き上げて建てた御殿で暮らしていた。どちらかといえば年下が好みなようで、ブルマの実年齢を聞いたときはその点をわずかに気にしている描写があった。
ブルマにはよく悪態をつき、素直ではない性格[注 2]。
天下一武道会にはブルマと一緒に会場へ行き、試合を観戦する。共にカメハウスにいることもあり、悪態をつく割にブルマとは仲が良い。作中での登場機会は減っていくものの、魔人ブウ編の第25回天下一武道会では、トランクスをけなした観客と挑発合戦を始めるブルマの隣で観客を睨んでいたり、また、ブウ戦後の神殿ではトランクスの後ろに隠れていたりするシーンも見られる。
男は嫌いと言いながらも、よく悟空との再会を喜んでおり、ナメック星編後に仲間を生き返らせる時には明るくはしゃいでいた。劇場版では悟飯やクリリンと行動を共にすることも多い。
臆病かつ面倒臭がり屋な性格である。レッドリボン軍との戦いは仮病を使って逃れようとし、ピッコロ大魔王が現れた時は「(ピッコロが抹殺しようとしているのは武道家だから)オレには関係ないんだ」と発言している。危険な場所には絶対に行きたがらないせいもあって、恐ろしい強敵が現れるにつれて登場機会が減った[注 3]。
アニメでは豚型の人間が多数住む八角村の出身という設定が付けられ、ウーロンもその住人の一人であり、このときからスケベだった。
南部変身幼稚園出身で変身能力を学んでいたが、先生のパンツを全部盗んで幼稚園から逃げ出した結果、追い出された過去を持つ[注 4][注 5]。このため変身時間は5分しか持たず、変身後は1分の休憩を要する。逆にいえば5分以内なら何度でも変身可能。姿は化けられてもその能力(具体的には、本物どおりの強度)までを有することはできないが、コウモリやロケットに化けた際に飛行能力を有している場面がある。また、液体や気体に変身した描写はない。
プーアルとは幼稚園時代の同級生で、幼稚園の頃、プーアルがふざけて女の子に変身しているとき、「かわいいお嬢さん、俺とつきあわないか!?フフン」と話しかけたのが最初の出会い。2丁目に住んでいる同級生のゼンマイからは「ギャングのウー公」と呼ばれており、プーアルの宿題を何度かぶん取っていた。授業でたまにボンギツネ先生がすごく短いスカートを履いてくるのを楽しみにしていた[5]。
名前の由来は、ウーロン茶[6][7]。初期案での名前は「ウー・ロン」[8]。
略歴
- エイジ740 9月23日 - 誕生。
- エイジ749 - 9歳。化け物に変身して村人を脅し、村から女の子を誘拐していたが、そこに居合わせた悟空と戦い[9]、懲らしめられて足を洗い、ブルマに変身能力を買われたことでドラゴンボール探しの仲間となる[10]。その際、逃亡防止のためにブルマに「PPキャンディ」を飲まされる。夜、ブルマに睡眠薬入りジュースを飲ませたが目的は達せず。ピラフが世界征服の願いを神龍に叶えさせようとした際には、とっさに「ギャルのパンティおくれ」[注 6]とピラフより先に願いを言い、世界を救った[11]。
- エイジ750 - 10歳。第21回天下一武道会を観戦。悟空と再会を喜び合う。レッドリボン軍との戦いにしぶしぶ参加する(ただし、敵本部に近付いた時はすでに悟空が壊滅させていた)。
- エイジ753 - 13歳[4]。第22回天下一武道会を観戦。その後、ピッコロ大魔王との戦いではブルマたちと共にカメハウスで過ごし、状況を見守る。ピッコロ大魔王の世界征服宣言後、亀仙人と餃子の遺体を引き取りに行く。
- エイジ756 - 16歳。第23回天下一武道会を観戦。一回戦にて「匿名希望」名義で参加していたチチの正体に真っ先に気付く。
- エイジ762 - 22歳。サイヤ人地球襲来前日、ブルマたちと一緒に神龍を呼び出す。サイヤ人戦後、ナメック星へ飛ぶ悟空がカプセルコーポレーションに来た際に顔を見に来るが、会えずじまい。
- エイジ763 - 23歳。ブルマたちと一緒にポルンガを呼び出す。仲間の蘇生を喜ぶ。
- エイジ764 - 24歳。庭でバーベキューをしている時、フリーザが地球に襲来。
- エイジ774 - 34歳。第25回天下一武道会を観戦。帰ってきた悟空に涙を浮かべる。その後、魔人ブウに菓子にされて食べられるが、ドラゴンボールで生き返る。
- エイジ776 - 36歳。ミスター・サタンのホテル落成式典に参加。大根でのくじ引きにも参加した。
- エイジ778 - 38歳。ブルマの誕生会に参加。悟飯が久々にグレートサイヤマンに変装した姿を見てクリリンたちとともに興奮していた。
注釈
- ^ 既に村から食料や女の子たちを奪っていたが、女の子たちに贅沢三昧の暮らしをされてウーロンの方が困り、次は大人しそうな子に目をつけたというのが真相。
- ^ ドラゴンボール探しの冒険を終えて都へ誘われた際にも渋々といった態度だった。
- ^ サイヤ人戦後やフリーザ地球襲来時にウーロンは現地へ行っていない。
- ^ パンツを盗まれたポンギツネ先生は原作にもアニメにも登場しないが、週刊少年ジャンプ特別編集『DRAGON BALL 冒険SPECIAL』やゲーム『ドラゴンボール 大魔王復活』に登場している。
- ^ この件についてヤムチャと悟空には「しょーもない」「昔も今も変わっとらん」と呆れられていた。
- ^ 低年齢層向けの媒体では「お菓子を下さい」に変更されている。
- ^ ウーロンは3回連続でチョキを出した。
- ^ ブルマにはまたギャルのパンティを貰おうとしたと思われていたが、当人は18号に追い払われた際に「最後まで聞け」と叫んでいたため、本当は何を願おうとしたのかは不明。
出典
- ^ 大全集7巻 1996, pp. 56, 「第3章 キャラクター事典」
- ^ a b 後藤広喜編「永久保存版!! JUMPオールキャラクター総勢148名!! 名鑑」『週刊少年ジャンプ』1986年37号、集英社、1986年8月25日、7頁、雑誌 29934-8/25。
- ^ a b c 冒険SPECIAL 1987, pp. 28, 「DRAGON BALL 徹底全激闘史 男の履歴書」
- ^ a b 鳥山明「其之六 ウーロン対決孫悟空」『DRAGON BALL 第1巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1985年9月15日、ISBN 4-08-851831-4、105頁。
- ^ 冒険SPECIAL 1987, pp. 61, 「変身幼稚園の日び あのころボクらは若かった!!」
- ^ 鳥山明「とりやまさんのDRAGON BALLなんでもかんでもコーナー」『DRAGON BALL』 第4巻、集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1986年10月15日、190頁。ISBN 4-08-851834-9。
- ^ FOREVER 2004, pp. 158, 「capsule column 5 キャラ名の由来を知りたい!」
- ^ 冒険SPECIAL 1987, pp. 137, 「DRAGON BALL誕生秘話」
- ^ 原作1巻5話
- ^ 原作1巻6話
- ^ 原作第2巻, 第20話.
- 1 ウーロンとは
- 2 ウーロンの概要
- 3 劇場版での活躍
- 4 ドラゴンボール超
- 5 脚注
固有名詞の分類
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