ウルトロン (写真レンズ) ウルトロン (写真レンズ)の概要

ウルトロン (写真レンズ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/18 23:20 UTC 版)

1950年アルブレヒト・ウィルヘルム・トロニエにより設計され[1][2]ウルトロン50mmF2がレンジファインダー機「プロミネント」「ビテッサ」等に装着されていた。

いくつか特許が存在する。例えばU.S.P.2627205は硝材6種を使った5群6枚構成で、画角直径50度に渡り非点収差像面湾曲とも良好に補正されていた。歪曲収差は40度まで皆無に近く、その外側ではわずかながら樽型が出る[3]

製品一覧

コンタックスマウントウルトロン

ごく少数が市場に出回っている[4][5]

M42マウントウルトロン

ツァイス・イコンに合併されてからイカレックスTMシリーズ用に製造され、またその後継機、フォクトレンダーVSL用に引き続き製造された。

各種一眼レフカメラ用ウルトロン

コシナにより製造された。

出典

参考文献

  • 『クラシックカメラ専科No.11、コレクターズ情報満載』朝日ソノラマ
  • 『クラシックカメラ専科No.17、フォクトレンダーのすべて』朝日ソノラマ
  • 『クラシックカメラ専科No.19、ライカブック'92』朝日ソノラマ
  • 『別冊ステレオサウンド ヴィンテージカメラセレクション』ステレオサウンド ISBN 4-88073-035-1
  • 竹田正一郎『ツァイス・イコン物語』光人社 ISBN 978-4-7698-1455-9

  1. ^ 『ツァイス・イコン物語』p.47。
  2. ^ 『別冊ステレオサウンド ヴィンテージカメラセレクション』p.58。
  3. ^ 『クラシックカメラ専科No.17、フォクトレンダーのすべて』p.50。
  4. ^ 『クラシックカメラ専科No.11、コレクターズ情報満載』p.162。
  5. ^ 『クラシックカメラ専科No.19、ライカブック'92』p.112。


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