ウルトラマンコスモス
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ウルトラマンコスモス
「奇跡の光」とも呼ばれる宇宙からやって来た神秘の巨人[16]。争いを好まず、相手を傷つけずに友好関係を築くことを望んでいるが、凶悪で卑劣な者に対しては果敢に立ち向かう戦士である。『ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT』でバルタン星人を追って地球に飛来し、ムサシと知り合う。
事件解決後、宇宙に帰るが、カオスヘッダーが地球に出現した際に再び地球に現れ、ムサシと一体化する。
著しく活動エネルギーを消耗すると、全身が半透明状態となる[16]。絶体絶命の危機に瀕した際には一体化しているムサシを強制的に分離することもあり、本編の中盤と終盤と映画『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』において三回自身が倒される直前にムサシを分離している。
いくつかのモードを使い分けるが、テレビシリーズでは怪獣の沈静化を目的とするルナモード、邪悪な敵を倒すコロナモード、ルナとコロナの両方を併せ持つエクリプスモードが主に登場する。
コスモスのモードチェンジは『ウルトラマンティガ』『ウルトラマンダイナ』で見られたタイプチェンジにあたるが、コスモスの場合、戦略・状況のために行われた過去のタイプチェンジとは異なり、モードチェンジによって戦闘目的そのものが変わる。
また、コロナモードやエクリプスモードにモードチェンジすると掛け声が野太く力強いものに変わるのも特徴である。
コスモスのデザインはモードチェンジによって(ルナ・コロナ・エクリプスでは[注釈 9])頭部デザインまで変わる。
基本形態のルナモードには頭部に手が加えられておらず、一見トサカにあたる部位がやや長大であること以外は初代ウルトラマンと同様に見えるが体色は青・銀のカラーリングであり、その点が特殊である。コロナモードは平成3部作のウルトラマン同様に頭部を削減したもので、体色はメインが赤・銀でアクセントとして青が入っており、模様は左右非対称である[注釈 10]。エクリプスモードも頭部が変化し、体色は赤・青・金・銀の非常に派手なカラーリングになっている。
また、エクリプスモードはカラータイマーの外部が金色に変化している。
主人公ウルトラマンとしては初めて基本形態のカラーリングが青であった。
- ウルトラマンが調和と秩序を司るものであるという基本原則から、優しさの花、無限の宇宙、永遠の秩序の、3つの意味を込めてコスモスという名称となった[5][17]。
- デザイン画では、「クリスタル」という名称もあった[18]。
- 当初は、クリスタル状の全身の透明なイメージのウルトラマンが、2種のモードにチェンジするという案であったが、当時の造形的な限界から見送られ、青いウルトラマンと赤いウルトラマンの2形態が登場するラインに落ち着いていった[5]。
- 出身地:不明
- 年齢:2万歳
名称 | 身長 | 体重 | 飛行速度 | 走行速度 | 水中速度 | 潜地速度 | ジャンプ力 | 握力 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ルナモード | 47 m[出典 2] | 4万2千 t[出典 2] | マッハ7[22] | マッハ2[22][21] | マッハ1[22][21] | マッハ1.2[22][21] | 1,000 m[22][21] | 60,000 t[22] |
コロナモード[注釈 11] | マッハ9[22][21] | マッハ2.5[22][21] | マッハ1.5[22][21] | マッハ2[22][21] | 1,200 m[22][21] | 100,000 t[22] | ||
エクリプスモード | マッハ16[22][21] | マッハ3[22][21] | マッハ2[22][21] | マッハ1.5[22][21] | 2,200 m[22][21] | 80,000 t[22] | ||
スペースコロナモード | 大気圏外・計測不能[22][21] | マッハ3[22][21] | マッハ2[22][21] | マッハ2[22][21] | 1,800 m[22][21] | 90,000 t[22] | ||
フューチャーモード | マッハ18[22][21] | マッハ4.5[22][21] | マッハ3[22][21] | マッハ2.5[22][21] | 2,500 m[22][21] | 100,000 t[22] |
輝石 / コスモプラック
『ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT』で、コスモスが11歳のころのムサシに授けた真の勇者にのみ託されるといわれる青い小さな石で、地球に無い鉱物が含まれている。19歳からのムサシはこれをペンダントとして身に着けている。
輝石を持つムサシがコスモスの力を心から必要としている時にコスモスを出現させたり、他者の手に渡って見世物にされそうになると消え去ったり、ムサシの手で振り回して風を切らせることでリドリアスを落ち着かせる音を発するなど、不思議な力を数多く持っている。
テレビシリーズの第1話でムサシとコスモスが一体化した後に、第2話で輝石がスティック状の変身アイテム・コスモプラックに変化した。コスモプラックは変身機能だけでなく、ムサシが自身の中に宿っているコスモスと対話する際の媒体としての力も備えている。これが無いとムサシはコスモスに変身できず、ベリル星人やコイシス星人ジュネに一時的に奪われたこともある。
ムサシとコスモスが分離してしまうとコスモプラックは輝石に戻ってしまう。
第29話のカオスヘッダー・メビュートの戦いに敗れた時や第64話のラストでコスモスがムサシと分離した際に輝石へ戻ってしまい、後者以降は輝石がコスモプラックに変化することはなかったが、『ウルトラマンサーガ』以降の作品ではコスモプラックが再登場した。
変身プロセス
ムサシが変身するときは、右手に持ったコスモプラックを空に翳してほとんどの場合は「コスモース!」と叫ぶ。
すると、花の蕾が花開くようにコスモプラックの先端が3方向に開いて内部にある輝石が埋まった細い棒状のパーツが伸張し、輝石から放射された青と金色の閃光がムサシを包み込んで変身する[23][16]。
このオーソドックスなパターンが最も多かったが、変身の直前に紫色や金色の光がムサシの両手の中に現れたこともあった。
しかし、ムサシとコスモスの両者の意志が合致していないと変身はできず、ムサシが安易にコスモスの力に頼ろうとした第3話や、イフェメラの事情にコスモスが誰よりも早く気が付いていた第12話などではすぐに変身できなかった。つまりムサシがコスモプラックを使用すればいつでも変身できるわけではない。また、コスモス自身がムサシに変身を促すこともあった[注釈 12]。
第40話では宇宙のような空間での変身も披露した。
さらにコスモスと分離していた第30話や最終回、 『ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』や 『ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE』の劇場版2作品では、輝石を使用して、コスモスと一体化変身を敢行している。
形態
ルナモード
変身直後の青と銀を基調としたコスモスの基本形態[16]。ウルトラマンの「優しさ」「慈愛」を体現する「月の優しき光のごとき、慈愛の巨人」のモード[16]。防御力・持久力に優れ、太極拳のような体術を見せる[24]。相手を攻撃することなく、敵の力を受け流し、拳を握らず平手で怪獣と対峙するのが特徴。
『ウルトラマンサーガ』ではハイパーゼットンと対峙した際もルナモードを使用。この理由は画コンテ集[要文献特定詳細情報]で明らかになった内容として、ハイパーゼットンはカオスヘッダー0を吸収していて、ウルトラマンコスモスはカオスヘッダー0の救出のために参戦するという内容だった名残である。
『ウルトラゼロファイト』では、ウルトラマンダイナ・ミラクルタイプの力と共にルナミラクルとしてウルトラマンゼロに与えられた。
- デザインは丸山浩が担当した[19]。マスクのデザインは初代ウルトラマンBタイプを意識している[19][18]。耳は三日月を模している[18]。額のクリスタルは演出上の都合から監督の飯島の要望で付け加えられた[18]。カラータイマー両隣の銀のラインはウルトラマンを踏襲しているが、塗装では目立たないため、ウエットスーツ素材を貼り付けて立体にしている[18]。
コロナモード
宇宙の秩序を乱す邪悪な敵やロボットのような意思と自我のない敵と対峙する際[注釈 13]にルナモードからタイプチェンジする。ウルトラマンの「力」「強さ」を体現した「太陽の燃ゆる炎のごとき、戦いの赤き巨人」の超戦闘モード[25][26]。
パンチやキック、チョップなどを用いた格闘戦に秀でており[25]、強大な戦闘力を発揮するが、激しくエネルギーを消耗するため、長時間の活動は不可能[26]。
『ウルトラゼロファイト』にてルナモードと同じく、コロナモードの力もウルトラマンダイナ・ストロングタイプの力と共にストロングコロナとしてウルトラマンゼロに与えられた。
『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』では、映像上の描写はなかったがエクリプスモードからモードチェンジした。
- デザインは丸山浩が担当した[19]。マスクのデザインはウルトラセブンを意識している[18]。耳は太陽を模している[18]。カラータイマーを中心に放射状に模様が広がった左右非対称なデザインが特徴である[19]。差し色として青を入れている[18]。
エクリプスモード
カオスヘッダー・メビュートに敗れ光を失ったコスモスが、ムサシの「勇気」と金環日食の光の中で再度ムサシと一体化することによって復活した、ルナとコロナの両方の力を併せ持つスタイル[27]。ルナの「優しさ」とコロナの「強さ」にムサシの「勇気」[注釈 14]を体現した「太陽と月が重なる金環日食の溢れるフレアのごとき、神秘の巨人」のモード[28]。同時に邪悪の撃破と怪獣の浄化を行うことが可能[28]。光線技なども多彩である。
ルナモードからコロナモードを経てチェンジしなければならないため、活動時間は最大約1分が限界となる[出典 3]。また、ムサシと一体化していない状態では変身していない[注釈 15]。
第30話で初登場し、後半戦で多く登場した。
劇場版第2作ではこのモードに直接変身し、劇場版第3作ではスペースコロナモードからチェンジした。エクリプスとは日食の意。
ミラクルナモード
カオスダークネスとの最終決戦で力が残り少なくなりピンチになったコスモスに、優しさ、強さ、勇気を知り、「カオスヘッダーを救いたい」と想うムサシが「真の勇者」となって輝石の力で一体化して変身した「本当の愛の巨人」で、奇跡の輝くルナモード[16]。
その光が消えた時、コスモスは力を取り戻した。最終話のみ登場。
本作品以降に登場する形態
- スペースコロナモード
- スケルトンコロナモード
- フューチャーモード
- クロスオーバーフォーメーション
- 他のウルトラ戦士との合体
能力・技
ルナモードの能力・技
- フルムーンレクト[出典 4]
- 凶暴化した相手を鎮める興奮抑制効果を持つ「慈愛の光」で、ウルトラマンコスモス ルナモードを象徴する光線。
- 両手を斜め上に揚げた後、右の手のひらを前に突き出して放つ。
- 攻撃技ではなく、相手の感情を静めて大人しくさせる興奮抑制光線である。
- 実体を持たない相手(第18話の戀鬼、第54話のタブリスの分身)や、心を持たない相手(第16話のカオスジラーク、第29話のカオスヘッダー・メビュートの化けていたカオスエリガル)には効かなかった。
- ゲーム作品『ウルトラマン Fighting Evolution Rebirth』ではEXゴモラに改造・強化されたゴモラを浄化させたのと同時に元の姿に戻した。
- 『ウルトラマンサーガ』ではグビラやゴメス(S)に使用して大人しくさせた。
- ルナ・エキストラクト[出典 5]
- 右掌を前に突き出して放つ、怪獣に取り憑いたカオスヘッダーを切り離す眩い光。
- 第5話でカオスヘッダーが無機物(ゴミ)に取り憑いて怪獣化したカオスバグには効かなかった。
- カオスヘッダーは進化してこの光線への耐性を身につけていき、第28話のカオスヘッダーに取り付かれたエリガルに至っては効かなくなった。
- それ以降は、エクリプスモードのコズミューム光線を使うようになった。
- ネットトラック・ボックス[出典 4]
- 右掌を前に突き出して放射する、相手の体にエネルギーで作り出した光の網を被せて動きを抑制する光線。
- 劇場版第1作におけるバルタン星人との宇宙戦闘で使ったが、敵のドライクロー光線に相殺された。
- コスモ・リアライズ[出典 4]
- 右掌を前に突き出して放つ、物質の元素固定化をさせる光線。第11話でEYESがベニヤ板に描いたムラノクラフドン幼体の絵を三次元投影から組成を仮定し元素固定化させ、大昔に別れた自分の子供を探していたムードンに会わせることで、その思いを遂げさせて成仏させた。この元素固定は不安定で短時間しか効果が無い。
- ルナストラック[20][31][32]
- 右手を前に突き出して放つ破壊ビーム。破壊力は低いが、ルナモードの数少ない攻撃用光線技の一つ。
- 第12話ではバーニングミサイルに使用されたが、ミサイルの迎撃システムの光線に相殺された。
- 第13話ではワロガのアームスショットと相殺した。
- 第14話ではワロガの化けた球体に使うも効果無し。
- 第25話ではグインジェに分離されてかわされた。
- 『ウルトラマンサーガ』では、ハイパーゼットン(ギガント)の暗黒火球を撃ち落として子供たちやチームUを守るために使用したが、数発は防いだものの撃ち落とし切れなかった。
- エナジーシュート[20][31][32]
- 右掌を前に突き出して放つ、相手に高エネルギー[33]を与える光線で攻撃技ではない。
- 第20話で高エネルギーを求めて現れたボルギルスに700年分の高エネルギーを与えておとなしくさせた。
- コスモフォース[22][31][32]
- 右掌を前に突き出して放つ、相手の傷ついた体にエネルギーを与えて蘇生させる光線。
- 第30話で傷ついたリドリアスにエネルギーを与えた。
- ルナポーション[出典 4]
- 右掌を前に突き出して放つ、瞬間移動光線。
- 第8話で、インキュラスによって眠ったまま目覚めなくなったアヤノの夢の中に侵入した。
- 第34話で活動を停止したレイキュラを元の海底に戻した。
- コスモシュートレス[20][31][32]
- 右掌を前に突き出して放つ、攻撃無力化光線。
- 第45話で防衛軍がプレジャーパークに発射したミサイルや弾丸を一斉に無力化させた。
- ルナサスペンション[20][31][32]
- 両手を前に突き出して放つ、吸引光線。
- 第45話でコスモシュートレスで無効化したミサイルや弾丸を吸引して集め、防衛軍に突き返して引き下がらせた。
- コスモ・リダクター[20][31][32]
- 両手を前に突き出して放射する、縮小光線。
- 第4話でイゴマスを縮小化させた。
- コスモシャワー[20][31][32]
- 両手を前に突き出して放射する消火ビーム。
- 第12話でイフェメラの周囲の大規模な山火事を鎮火した。
- ルナレインボー[22][31][32]
- 両手を前に突き出して放つ、七色の分離光線。
- 第16話でカオスジラークに取り込まれた少女・茜を分離させた。残されたカオスジラークは消滅した。
- コスモ・カウサー[20][31][32]
- 両手を前に突き出して放つ、物体や生物を元のサイズに戻す復元光線。
- 第17話でギギに縮小された人々を元に戻した。
- また、第44話でギギ・ドクターの光線銃で巨大化したクレバーゴン・ジャイアントを元のクレバーゴンに戻した。
- トランスバブル[20][31][32]
- 両手を前に突き出して放つ、相手を泡状のエネルギー球に包み込む光線。
- 第27話でザランガを包み込んで海に運んだ。
- 第54話のタブリスの分身には効かなかった。
- フィールウォーマー[22][31][32]
- 両手を前に突き出して放つ、感情に訴えかける光線。
- 第35話でラグストーンが吸収した人間たちの感情に訴えかけ、敵を内部から崩壊させた。
- ムーンライトシャワー[20][31][32]
- 両手を前に突き出して放つ特殊光線。
- 第57話でグラルファンの扉のカードを開いた。
- ルナコールド[20][31][32]
- 両手を合わせて放つ、低温ガス。
- 第27話でザランガを冷やした。
- ピンポイントクロス[20][31][32]
- 左手に十字型の光弾を作り出し、それを絆創膏のごとく相手に貼り付ける。
- 第55話でガモランIIのバイオコントローラーを封じた。
- ルナスルーアイ[20][32]
- 目から放つ、怪獣の体内を調べる透視光線。
- 第1話のカオスリドリアスや第42話のカオスデルゴランに取り憑いたカオスヘッダーや、第16話でカオスジラークに取り込まれた少女・茜を発見した。
- ラミーサプレー[20][31][32]
- 額のムーニースポットから発射する、回復光線。
- 第22話で弱っていたパラスタンにエネルギーを与えた。
- ウエイク・ライサー[20][31][32]
- 第22話で全身から照射し、遊星ジュランを蘇らせたエネルギー光線。
- ミラクル・リアライズ[出典 4]
- 破壊された建物などを一瞬で修復する光線。
- 劇場版第2作で破壊されたサイパンの街を修復した。コスモ・リアライズと同じ元素固定の原理だが、自身の能力向上に伴い元素固定は完全化している。
- コスモヒーリング[22][31][32]
- 掌から特殊エネルギーを発して自分の傷口に当てて治療する。
- 第50話で使用。
- ムーンライトバリア[出典 6]
- 突き出した両腕から発する光の高エネルギー[33]で敵の攻撃を跳ね返す。これで防がれた攻撃は上下に分かれて逸れる。
- カオスウルトラマンカラミティのブレイキングスマッシュや、カオスダークネスの光球すら防ぐ。
- リバースパイク[22][31][32]
- 腕から放つエネルギーで発生させた光の壁を、攻撃を押し返しながら前進させて敵にぶつけるバリヤ。
- 第1話でカオスリドリアスの熱線は防げたが、第22話のカオスパラスタンには連続攻撃で破られた。
- カオスパラスタンの攻撃を防いでいるテックブースターのミラーズシールドにこの技を光線状にして当てることで、シールドをカオスパラスタンにぶつけたこともある。第12話ではテックサンダー4号の背後に発生させてミサイルから守った。
- ムーンリバースパイク[22][31][32]
- 「リバースパイク」のバリエーション技で、四角い光の壁を発生させて敵の攻撃を防ぎつつ、その光の壁で相手を包み込む。
- スピットルを無力化した。
- リバースパイクバリア[22][31][32]
- 手先から光の円形バリアを発して攻撃を防ぎ押し返す防御技。リバースパイクのように障壁自体は前進しない。
- また、カオスバグやギギとの戦いで使用した際にはビーム攻撃によって破られた。
- 『ウルトラマンサーガ』では、ハイパーゼットン(ギガント)の暗黒火球を防ぐために使用した。
- マストアーム・プロテクター[出典 6]
- 気(ウルトラ念力)を放ちながら、両肘を使って敵の光弾などを次々と弾き飛ばす防御技。
- マストフック・プロテクター[22][31][32]
- 足技を使って、敵の放った光線や光弾などを弾き飛ばす技。
- ネオバルタンのバッドナイフやカオスジラークの光の剣を叩き落す際には「マストアーム・プロテクター」と併用することで、効果を上げている。
- ルナ・スピンドミル[出典 6]
- 両手を水平に開いて、自ら高速スピンして、敵の攻撃を弾き返す。
- 劇場版第1作でバルタン星人の宇宙船「廃月」に仕掛けられた罠の刃を全て破壊した。
- ルナシュートレス[31][32]
- 蹴りを相手の体の1点に放ち、戦闘力を低下させる。
- 一部の文献では、「ジャンプして、捻りを利かせたキックを決める技」と記載されている[33][34]。
- ルナ・パンチ[22][31]
- ジャブ、フック、ストレート、アッパーカットなどを使いこなす。
- 得意技は掌底で相手を撥ね飛ばすパームパンチ[32]。
- ルナ・チョップ[22]
- ルナ・キック[22][31]
- 正面蹴りや回し蹴りで攻撃するニンブルスマッシュ[22][32]、急降下しながら敵の首筋や胸に両足キックを食らわすドロップキック[22][32]、ジャンプして光速で宙返りしながらジャンプキックを放つムーンサルトキック[22][32]、膝蹴りのニースマッシュ[32]、落下しながら膝蹴りを決めるニードロップ[32]といったバリエーションがある。
- ルナ・ホイッパー[出典 6]
- 序盤戦で多用される一本背負い投げ。
- 相手にダメージを与えると同時に、ウエイトや反射神経、パワー、スタミナなどを測る意味統合いも持つ。
- この技で敵の戦闘力に探りを入れる。
- ルナ・フライングメイヤー[22][32]
- フロント・ヘッドロックを掛けた後、体を半回転させ、敵を投げる首投げ。ゲルワームに使った。
- ルナ・レッグホイップ[22]
- 突進してくる相手の力を利用して後方に投げる巴投げ。
- ルナ・エルボー[22]
- 肘打ちによって敵にダメージを与える技。
- コスモリダクション[22][32]
- 精神統一をすることで、ミクロから等身大、最大47メートルまで、体の大きさを伸縮可能。
- 第17話でギギに使った。
- 覚醒能力[32]
- 第10話で、ゲシュートのストレスエネルギーで暴走したフブキの眼前で手を叩くことで、フブキを元に戻した。
- ルナファイナル[35][16]
- 最終話でミラクルナモードになることで力を取り戻したコスモスがカオスダークネスに放った、青い神秘の光線。
- 人間の心を知ったカオスヘッダー(カオスダークネス)に対して、フルムーンレクトの照射を続けて心に訴えかけ、最後にこの光線を注ぐことで、憎しみの心を浄化してカオスヘッダー0に変化させた。
- フルムーンフラッシャー[36][32](フルムーンクラッシャー[32])
- 浄化エネルギーを集めた右掌を突き出して放射し、そのまま突撃して邪気を払う浄化技。
- 『ウルトラマンサーガ』で使用し、ハイパーゼットン(ギガント)の背中の発光部を一つ潰した。
- ムーンライトスマッシュ[36][32]
- 右手を前に突き出して放つ、超高熱の必殺光線。
- 『ウルトラマンサーガ』で使用し、ハイパーゼットン(イマーゴ)に向けてウルトラマンゼロのワイドゼロショット、ウルトラマンダイナのソルジェント光線と同時攻撃として放つも、ハイパーゼットンアブゾーブによって吸収・増幅して撃ち返され逆に大きなダメージを受けてしまった。
- アンビシャス・ロケッツ[30][32][37]
- 手の甲を敵に向けて振り上げ、撃ち込む光弾。
- 命中すると激しい火花を散らす。
- 威力は低いが、ルナモードの数少ない攻撃用光線技の一つ。
- ヒーリングシャワー[22][37](本編未使用)
- 相手の痛みを和らげ、傷を治す光流。
- 一部の文献[要文献特定詳細情報]では、前述のコスモフォースを「ヒーリングシャワー」と記載している。
- ティアーズ・ロム[22][37](本編未使用)
- 「慈しみの気」で包み込むような蜃気楼と音で、相手を涙させる。
- ルナサブレイ[22](本編未使用)
- 透明な敵や、幻影を見せる敵を実体化させる光線。
- 一部の文献[要文献特定詳細情報]では、前述のコスモ・リアライズを「ルナサブレイ」と記載している。
- ルナキネシス(本編未使用)
- 念力で物体を動かす。
- ルナストップレイ(本編未使用)
- 念力で敵の攻撃を止める。
コロナモードの能力・技
- ブレージングウエーブ[出典 7]
- 頭上に揚げた両腕を胸の前で回転させて気を集め、両手を突きだすとともに帯状に超高熱火炎の「圧殺波動」を放つ[38]。
- ブレージング・バニッシュ[26]という変形型もあり、第19話で使用された。
- 第7話では諸事情により未使用に終わった。
- 『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』では謎の時空城を破壊した。
- ネイバスター光線[出典 8]
- 両腕に宇宙エネルギーを集結させ、L字型に組んで放つ破壊光線で、コロナモード最強の光線技[38][30]。
- この技で数多の敵を撃破している。
- 第22話・26話では発射ポーズが異なっていた。
- 第35話のラグストーン、第61話のヘルズキング改には効かなかった。
- 最終回ではエネルギーが足りず、発射出来なかった。
- 他にも『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』ではエタルガーに使用したが、驚異的な防御力にはまったく効かなかったなど、防がれることも少なくない。
- プロミネンスボール[出典 7]
- コロナモードの必殺技。手の先に「気」を集め、光線エネルギーを超高熱のエネルギーボール[39]に変えて投げつける超破壊弾。
- 第8話でインキュラスを倒した。
- コロナエキストラクト[出典 7]
- 生物からカオスヘッダーを切り離す力を持った光線で、両手を突き出して放つ。
- ルナエキストラクトと効果は同じだが、より強力なカオスヘッダーを切り離すことが可能。
- 第15話でカオスジェルガからカオスヘッダーを分離させた。
- また、第28話ではフルパワーで発射してエリガルからカオスヘッダーを分離させたが、エリガルの体がその負担に耐え切れずに死んでしまった。
- それ以降はコズミューム光線を使えるエクリプスモードに変身出来るようになったこともあり、一度も使っていない。
- ハンドドラフト[38][31][26]
- 右手の先から発射する、緑色の矢尻形エネルギー弾。
- 威力は高くはないものの連続発射が可能で、敵の弱点をピンポイントで攻撃する。
- 左右どちらの手からでも発射できる。第7、26、35、38話で使用。
- シャイニングフィスト[出典 9]
- 右の拳を突き出して連続発射する楔型[39]の破壊光線で、相手の弱点を突くピンポイントの攻撃において効果を発揮する。
- 第14話でワロガにダメージを与えた。
- サンダースマッシュ[出典 7]
- エネルギーを両手の間でスパークさせ、宇宙に向かって「気」を送ることで、天空に発生させた猛烈な稲妻[39]を敵に落とす荒々しい技。
- 通常の光線技が効かない戀鬼に対して使用し、大きなダメージを与えた。
- コスモ・カウサー[出典 9]
- 七色に輝く還元光線で、一定のポーズを取った後、両掌から照射する。
- 劇場版第1作で、自爆したネオバルタンを元のバルタン星人の姿に再生した。
- サンライト・バリア[22][31][26]
- 指先から発生させたエネルギーで円形の光の盾を作り、敵の攻撃を防ぐ。
- ムーンライトバリアよりも強力。
- バリアを前進させて押し返すことも、自らバリアを飛び越えて上空から攻撃することも可能。
- エネルギーを光線にして放ち、人々をドーム状に包んで守ることも可能。
- リバースパイクハイパー[22][31][26]
- 敵から受けた光線などを吸収し、体内で増幅して素早く撃ち返す。
- 第10話でゲシュートの放つストレスエネルギーを、敵がエネルギーを切らすまで受け続け、この技で増幅して撃ち返した。
- ゲシュートは吸収できる許容範囲を超えて爆発した。
- コロナ・ウィンドミル[出典 9]
- 両手を広げて宙に浮かび、前進しながら縦に高速回転して、敵の攻撃を弾き返す。
- 劇場版第1作でネオバルタンの肩からの連射針・バンプスプレーを全て弾いた。
- コロナプロテクト[31]
- 突き出した両掌から気(ウルトラ念力)を放ち、敵を弾き飛ばす。
- コロナ・パンチ[22][31]
- ジャブ、フック、ストレート、ジャンピングパンチなど、バリエーションの豊富なパンチの総称。
- エリガル戦にアッパーカットでダメージを与えた。
-
- サンメラリーパンチ[出典 9]
- すべての気を瞬時に両腕に集中させながら敵の体に叩き込むダブルパンチ。
- ほとんどの戦いで放った代表的な技のひとつ。
- コロナ・チョップ[22][31]
- 多彩なチョップ技の総称。
- 敵の首筋や胸元を正面から手刀で狙うソーラーチョップ[22][26]、音速で敵に迫って手刀の部分で水平打ちするスウェード・シェイバー[出典 9][注釈 16]、ジャンプして手刀を敵の脳天に打ち下ろすピッキング・ブローク[22][26]といったバリエーションがある。
- コロナ・キック[22][31]
- 多彩な蹴り技の総称。
- 強靭な脚力を生かして、前蹴りや横蹴り、回し蹴りといったキックを多くの怪獣に放った。
-
- ソーラーブレイブキック[出典 9]
- 空中高くジャンプしたのち、最高速度マッハ9のスピードで急降下することにより、破壊力を倍増させる必殺キック。
- カオスパラスタンSの角を破壊した。
- 第26話でも使用したが、カオスヘッダー・イブリースのクローキーバリアーで、防がれてしまった。
-
- コロナサスペンドキック[26]
- 空中に静止して全身を発光させ、飛び蹴りを繰り出す技。
- 第8話でインキュラスに使った。
- コロナ・エルボー[22]
- 肘打ち。
- 水平肘打ちのエルボースマッシュ[26]と、倒れた敵に上から食らわす肘打ちのエルボードロップ[26]がある。
- コロナ・ショルダーアタック[22][26]
- 敵の胸板などに肩を激しく打ちつける技。
- コロナ・レイジホイッパー[22][26]
- 敵に組みついたのち、驚異的なパワーで遠方に放り投げる。
- ネオバルタンをはじめ、カオスヘッダー・イブリース、ゴルメデβ、カオスダークネス、カオスゴルメデにダメージを与えた。
- コロナ・スウィング[22][26]
- 敵の尻尾や両足を両腕で抱え込み、大きく振り回して放り投げる技。
- カオスパラスタンSやゴルメデβに大きなダメージを与えた。
- コロナ・ネックハンギング[22][26]
- 敵の首を両腕で締めて宙に吊り上げる技。
- コロナ・バックドロップ[22][26]
- 敵の背後に組みついて両腕で抱え上げ、脳天から地表に叩き落とす投げ技。
- コロナ・ヘッドバット[22][26]
- 飛び上がった体勢から敵の頭頂部を目掛けてヘッドバットを食らわす。
- 他にも、頭からスライディングするヘッドスライダーも使える。
- コロナ・ヘッドロック[22][26]
- 敵の頭部や首を脇に抱え込み、腕力で締め上げて闘争心を奪い取る技。
- カオスネルドラントやカオステールダスの暴走を止めるために使った。
- コロナ・ブランチ[出典 7]
- 6人に分身して、敵を攻撃する。劇場版第1作で、6人に分身したネオバルタンに対抗して使い、6対6の戦いを繰り広げた。
- コロナサスペンダー[22](本編未使用)
- 重力のある空間でも、空中で体を停止できる能力。
- コロナパレント[22](本編未使用)
- 障害物の向こう側を透視する。
- コロナリスニング[22](本編未使用)
- 遠くの小さな音でも聞き分けられる。
- コロナモーション[22](本編未使用)
- 気(ウルトラ念力)を駆使して、瞬間移動する。
- コロナスティルレイ[22](本編未使用)
- 飛行能力のある敵などを空中に停止させる空間固定光線。
- コロナマテリアル[22](本編未使用)
- 透明な敵や、霊魂などを実体化させる光線。
- コロナキネシス[22](本編未使用)
- 気(ウルトラ念力)を駆使して、物体を空中移動させる。
- コロナカレント[22](本編未使用)
- 大気中に含まれる様々な物質を体内に集め、右手先から水流・気流・電流・熱流として噴射する。
- ヒートパッション[22][37](本編未使用)
- 額のサニースポットから発射する超熱線。
- グレイシーブーン[22][37](本編未使用)
- 両腕で大きく円を描いて凄まじい「気」を溜め、そこから発射する破壊力抜群の虹色光線。
- シンディアロウ[22](本編未使用)
- 指先で敵の眉間を捉えて放ち、敵の脳回路を破壊する、円筒状の結界。
エクリプスモードの能力・技
- コズミューム光線[出典 10]
- エクリプスモードの必殺技。両腕をクロスして溜めた宇宙エネルギーを右腕から放つ「優しさ」と「強さ」を併せ持った万能光線。ネイバスター光線以上の威力を誇る[要出典]。カオスヘッダーなどの邪悪な力のみを排除する光線なので、カオス怪獣の体内にいるカオスヘッダーだけを倒すことなども可能。ただしその能力を使うためには信頼の心が必要である。第31話では一点集中型のピンポイントショットを使い、カオスクレバーゴンのバイオチップに取り憑いたカオスヘッダーだけを倒した[注釈 17]。第43話では分散させて使ってネルドラント・メカレーターの体内のメカを消滅させたが、ノワール星人の無理な改造によるネルドラントのショック死は防げなかった。第46・50話では、毒素に苦しむキュリア星人やバデータから毒素を消し去った。第55・61話、劇場版第2作では破壊光線として使用。『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』ではエタルガーに偽りの記憶を光線を浴びて植え付けられていたアレーナに使用し、呪縛から解放させた。
- エクリプスブレード[出典 11]
- 両腕で破壊エネルギー[40]を集め、三日月型の破壊光刃を発射して邪悪なエネルギーを砕く光線。第40話のカオスウルトラマン、第62話のカラミティにダメージを与えたが、第64話では素手で防がれた。第51話ではカオスマザルガスからカオスヘッダーを追い出した。通常の攻撃技としても使用可能で、第53話のノワール星人の円盤や劇場版第2作のスコーピスを粉砕している。
- エクリプススパーク[出典 11]
- 気を腕に集中させて相手の弱点めがけて右手先から放つ矢尻型の光線で連続発射が可能。敵を痺れさせてダメージを与える衝撃波[40]タイプと、威力は低いが連続発射が可能な矢尻型光線形[40]タイプがある。前者は第33話で、後者は第60話、64話、劇場版第3作で使用。第60話のカオスウルトラマンカラミティ(1戦目)には弾き返され、コスモス自身がダメージを受けてしまった。
- エクリプス・ブローショット[出典 11]
- 両腕を広げて気合を溜め、全身から上空に向かって強力な光エネルギーを放出する技。上空にいるスコーピスを倒した。
- エクリプスポーション[29][27]
- 両手を前に突き出して放つ、瞬間移動光線。第54話で佳奈を朋友島へテレポートさせた。
- サスペンドショット[出典 11]
- 両拳から放つ、青くスパークする電撃状の停止光線[40]。劇場版第3作でグローカーボーン2体の動きを止めるも、ウルトラマンジャスティスのジャスティスリムーバーで無効化された。
- ゴールデンライト・バリア[出典 12]
- 指先から発するコズミックエナジーで半球状の光の幕[40]を作り、敵の攻撃を防ぐ。サンライトバリアよりも強力[22]。バリアを前進させて押し返すことも可能。第30話でのメビュートの光弾や第63話でのカオスエリガルIIのガス、また、劇場版第3作ではグローカーボーンの攻撃を防ぐもウルトラマンジャスティスのジャスティススマッシュに破られる。第64話のカオスダークネスの破滅魔球は防げなかった。
- エクリプス・ウィンドミル[22][31][27]
- 空中で静止したのち、横方向に体を高速回転させることにより、敵の攻撃を弾き返す防御技。カオスヘッダー・メビュートが同時に放った、怪光、光弾、衝撃波をことごとく弾き返した。
- ライトニングディフェンダー[31][27]
- 相手の方向に向かって空中を移動しながら、体を縦方向に高速回転させ、足などで敵の光線や武器を弾き返す防御技。カオスヘッダー・メビュートが連続発射した破壊光線を、ことごとく跳ね返した。
- エクリプス・レセプト[出典 12]
- 腕で敵の攻撃を弾き、自分のエネルギーに変える[40]。カオスネルドラントの火炎弾や、スコーピスの光弾を弾いた。
- エクリプス・パンチ[31][22]
- パンチ攻撃の総称。多くの場面で用いたストレートパンチをはじめ、フック、アッパーカットなどのバリエーションを持つ。
- ダイアモンドクラッシュ[出典 12]
- 強烈なカウンター。劇場版第2作では右腕を光らせて使用、スコーピスを粉砕した。
- エクリプス・キック[22][31]
- 回し蹴りや前蹴りなどの多彩なバリエーションを持つキック攻撃。
- ハイエスト・スウィング[22][27][注釈 18]
- 敵の腕や脚、尻尾を掴んで振り回し、空中高くに一気に投げ飛ばす。
- エクリプス・チョップ[22][31]
- サブサイドショック[22][31][27]などのバリエーションを持つチョップ攻撃。カオスネルドランドの頭部に放ったほか、サンドロスの腕にジャンピングを命中させ、ウルトラマンジャスティスを救出した。
- エクリプス・ヘッドロック[31][27]
- 両腕ないし片腕で相手の頭をつかみ、驚異的な怪力によって締め付けて動きを封じる技。不発弾状態の「NX弾」に近づこうとするカオステールダスの頭部を抱え込んで動きを止めた。
- エクリプスパワー[41][27]
- 敵を両腕の怪力で持ち上げて地面に叩き落とす技。
- 細胞組織変化能力[27]
- 第63話で使用した能力。ゴールデンライトバリアでカオスエリガルIIのガスを押し戻すと同時に、怪獣の細胞組織を変化させてガス噴出腺を塞ぐ。
- ブラベリーアタック[22][37](本編未使用)
- 念を込めて両手から弾き出すように発射する攻撃光線。
他のウルトラシリーズへの登場
- 『ウルトラマンサーガ』
- 時系列的には、最終章『ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE』の後の出来事。本作品で初めて他のシリーズのウルトラマンとの共演を果たした[注釈 19]。異世界のウルトラ戦士からの知名度も高いようで、ウルトラマンゼロもその名を知っていた。
- 本作品では怪獣との戦いがあるにもかかわらず全てルナモードのみの登場であり、モードチェンジはしない[注釈 20]が、新たにルナモードの2種類の攻撃技を使用した。コスモスの人格は表に出ず、変身後も人格は終始ムサシのままである。
- 『新ウルトラマン列伝』で放送されたディレクターズカット版ではウルトラマンダイナと同様の方法で別宇宙に渡った描写が追加されている。
- 初期プロットではウルトラマンサーガとなるのはゼロとダイナのみで、コスモスはジャスティスと合体してウルトラマンレジェンドとして最終決戦に参加するという展開であった[10]。
- 『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』
- 時系列的には、『ウルトラマンサーガ』の後の出来事。 遊星ジュランでエタルガーと戦うが敗北し、アレーナによって「魔鏡」と呼ばれるアイテムで封印されてしまうが、封印直前にムサシは分離させられた。時空城と共にギンガたちの宇宙にたどり着き、時空を超えて追って来たゼロと久々に再会し、アレーナの洗脳を解こうと奮闘する。
- 『ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA』
- 時系列的には、『ウルトラマンサーガ』の後の出来事。アスカからの要請で一足早く王立惑星カノンに向かい、ダイナやオーブと共に命の樹を巡る戦いに関わる。本作品では一貫してルナモードのみの登場となる。
- 『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』
- ゼロと出会った後の時系列であるChapter.1『動き出す陰謀 -The Beginning-』に登場[42][43]。コスモスペースやフューチャーアースでアブソリュートタルタロスが放つ異常なエネルギー反応を観測し、ジャスティスとともに追跡したところでルーゴサイトを発見し、応戦する80たちに協力する。本作品ではルーゴサイト戦時にスペースコロナモードで初登場した後、フューチャーモードにモードチェンジしている。その後のタルタロス戦ではジャスティスと合体してウルトラマンレジェンドとなっている。
関連する能力を持つ戦士
- ウルトラマンゼロ
- ルナモードの力を宿したルナミラクルゼロ、コロナモードの力を宿したストロングコロナゼロにタイプチェンジする。
- ウルトラマンギンガビクトリー
- コスモスの能力を使用可能。
- ウルトラマンオーブ フルムーンザナディウム
- ウルトラマンジード アクロスマッシャー
- ウルトラマンジード マイティトレッカー
- ウルトラマンジード テトライトクロス
注釈
- ^ 巨大ヒーロー番組全般としても最多話数である。
- ^ 退職後の後続のウルトラシリーズやその他の作品に関しては、監修として関わっている。
- ^ DVD特典の絵コンテ集に掲載された監督のコメントによると、尺の都合でカットされてしまったが、コスモスとの関連性を匂わせるセリフが存在していた。
- ^ 杉浦の希望により、ムサシがTEAM EYESの隊員服に袖を通すシーンがあったが[10]、カットされた。
- ^ 嶋は「自分が出撃するのを止めるな」という意味での遮りなのか、コスモスの正体を自らも知っていて遮ったのか、というところが複雑であったが、監督の根本から「キャップも気づいていたということにする」と言われたという[14]。
- ^ 三連覇達成時の試合では気を失ったまま戦って勝利した。
- ^ 地図上では山梨県に位置する。
- ^ a b 原田昌樹監督によると、今回限りのゲストだと思って名前を考えなかったという[3]。
- ^ スペースコロナモード・スケルトンコロナモードはコロナモード、フューチャーモードはエクリプスモードの色違い。
- ^ そのため、鏡像撮影用に模様を左右逆にしたスーツも作られていた。
- ^ 『ウルトラマンコスモスイズム』ではスケルトンコロナモードの数値をコロナモードと同一としている[21]。
- ^ 第39話でカオスヘッダーがムサシを襲撃した時など。
- ^ 必ずしも敵を倒すためだけにタイプチェンジするわけではなく、相手をこらしめて戦意喪失させるためにタイプチェンジすることもあった。
- ^ プロデューサーの渋谷浩康は、「優しさ」も「強さ」も発揮するためには「勇気」が必要であるとし、子供に持っていて欲しい要素として設定したと述べている[7]。
- ^ ただし劇場版第2作ではムサシと分離した際にこの姿のままムサシを見詰めていた。
- ^ 劇場版第1作でネオバルタンの左手の武器を破壊した。
- ^ 『ウルトラマンコスモス超全集』では名称をコズミューム光線・ピンポイントショットと記述している[29]。
- ^ 書籍『ウルトラマンコスモスイズム』では名称をハイエストスイングと表記している[30]。
- ^ バラエティ作品の『新世紀ウルトラマン伝説』を除く。
- ^ 初期の脚本にはフューチャーモードが登場するものもあり、同作のDVDメモリアルボックスおよびブルーレイメモリアルボックスの特典の絵コンテ集に掲載されている。
- ^ a b c d カメオ出演。
- ^ 映像は映画第1作からの流用。
- ^ 第14話はノンクレジット。
- ^ 1948年生の女優・声優と別人。
- ^ 永畑洋と誤記。
- ^ 1940年生の民謡歌手と別人。
- ^ ノンクレジット。
- ^ 後継の日曜5時枠アニメでもOP・EDを一貫して同一歌手が歌った作品は現時点で存在していない。
- ^ 当初は第41話からエンディング主題歌になる予定だった。
- ^ 同時ネット地域では、オープニングの前に杉浦によるメッセージが放送された[3]。
- ^ リドリアスの「友好巨獣」などの別名。
- ^ 当初は「深海の春風」というサブタイトルであった[3]。
- ^ 脚本では「破壊指令00」というタイトルであった[3]。
- ^ ノンクレジット
出典
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