インスタントコーヒー 公正競争規約との関係

インスタントコーヒー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/24 01:17 UTC 版)

インスタントコーヒーとは、コーヒー豆の抽出液を乾燥させて粉末状に加工したインスタント食品である。湯を注ぐだけでコーヒーが完成する。


注釈

  1. ^ 同規約第2条には「(定義)この規約において「コーヒー」とは、レギュラーコーヒー及びインスタントコーヒーであって、容器又は包装に密封されたものをいう。ただし、コーヒー飲料等の表示に関する公正競争規約の適用を受けるものは除く。 2 この規約において「レギュラーコーヒー」とは、コーヒーノキの種実を精製したコーヒー生豆(以下「コーヒー生豆」という。)を焙煎したもの(以下「煎り豆」という。)及び煎り豆にコーヒー生豆を加えたもの並びにこれらを挽いたものをいう。 3 この規約において「インスタントコーヒー」とは、煎り豆又は煎り豆にコーヒー生豆を加えたものから得られる抽出液を乾燥した水溶性の粉状、顆粒状その他の固形状のものをいう。 4 この規約において、レギュラーコーヒーとインスタントコーヒーを混合したもの及びインスタントコーヒーの製造工程における抽出液にレギュラーコーヒー粉末を混合して乾燥させたものは、最終製品の重量百分比率で、レギュラーコーヒーの割合が多いものは「レギュラーコーヒー」、インスタントコーヒーの割合が多いものは「インスタントコーヒー」とみなすものとする。」とあり、「ソリュブルコーヒー」をどちらでもない新ジャンルの「コーヒー」と称するネスレ日本の主張を一切認めていない。また同規約第6条には「(不当表示の禁止) 事業者は、次の各号に掲げる表示をしてはならない。(中略)(2) 第2条第1項から第4項までの規定で定義するコーヒーについて、定義に合致しない名称で、かつ、一般消費者を誤認させるおそれがある表示」とあり、「ソリュブルコーヒー」という名称の表示も認めていない。
  2. ^ 全日本コーヒー商工組合連合会・日本インスタントコーヒー協会・日本家庭用レギュラーコーヒー工業会・日本珈琲輸入協会・日本グリーンコーヒー協会の5業界団体により、構成されている。
  3. ^ 事務局はネスレ日本本社内に置かれていたため、脱退した団体の事務局が自社内にある状態になっていた。移転時期は不明ながら2020年4月現在は味の素AGF内に置かれている。
  4. ^ 天声人語」(朝日新聞2014年7月25日)にネスカフェの「違いがわかる男」というコピーから「バラと呼ぶ花を別の名前にしても、美しい香りはそのまま」を引用してこの問題を語っている。

出典

  1. ^ a b c d RANDY ALFRED,Aug. 11, 1903: Instant Coffee, a Mixed Blessing,08.11.09 ,12:00 AM.WIRED(日本語訳WIRED2009.9.10.「インスタント・コーヒー、最初の特許は日本人」
  2. ^ Instant coffee invented down south 2012年12月16日
  3. ^ 1890 First Annual Report, New Zealand, Patents, Designs and Trade-marks ニュージーランドの商標出願記録で1889年1月28日付、3518号としてストラングの出願記録が掲載されている。記載された商品名は"Strang's Patent Soluble Dry Coffee-powder"
  4. ^ 西東秋男編『日本食文化人物事典 人物で読む日本食文化史』筑波書房,2005
  5. ^ 富田仁編『事典近代日本の先駆者』(日外アソシエーツ 1995)
  6. ^ 「インスタントコーヒーを発明した人に日本人とアメリカ人がいるらしい。名前を知りたい。」大阪市立中央図書館) - レファレンス協同データベース カトウ・サトリについては彼とその発明品について著述したいずれの文献でも詳細な情報に乏しく、このレファレンス事例でも詳細不明のままである。
  7. ^ 日本インスタントコーヒー協会サイト「インスタントコーヒーの始まり」
  8. ^ 下川耿史 家庭総合研究会 編『明治・大正家庭史年表:1868-1925』河出書房新社、2000年、396,398頁。ISBN 4-309-22361-3 
  9. ^ exfuze Summa Café
  10. ^ マイナビニュース2013/10/10「脂肪も燃焼してくれるグリーンコーヒーならテカリ肌にもサヨナラ」
  11. ^ Summa cafe
  12. ^ レギュラーコーヒー及びインスタントコーヒーの表示に関する公正競争規約2018年5月21日 全日本コーヒー公正取引協議会
  13. ^ a b ネスカフェ「インスタントコーヒー」終了!?すべて「挽き豆包みコーヒー」に (2/2) - Business Media 誠・2013年8月28日
  14. ^ ネスレ日本「インスタント」の呼称やめる 「ネスカフェ」刷新 - 日本経済新聞・2013年8月28日
  15. ^ レギュラーコーヒー及びインスタントコーヒーの表示に関する公正競争規約2018年5月21日 全日本コーヒー公正取引協議会
  16. ^ ネスレ日本が業界団体から脱退―自社表記を認められず 産経新聞2014年7月23日


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