アムロド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/31 16:58 UTC 版)
アムロドの父名はクウェンヤで「小フィンウェ」を意味する、ピチャフィンウェ(Pityafinwë)であった。母名は「赤頭」を意味するアンバルッサ(Ambarussa)を双子の兄弟アムラスと分け合った。のちにアムラスの母名はアンバルトと変えられたが、双子はお互いをアンバルッサと呼んだ。
ベレリアンドのアムロド
かれはマイズロスの辺境国の南、東ベレリアンドの広大な土地に住まい、偉大な狩人になった。ベオルの族がフィンロドに勧められて住んだエストラドは、かれの領土内にある。
第二の同族殺し
ルーシエンがこの世を去り、その息子ディオルがシルマリルを受け継ぐと、フェアノールの息子たちはこれを引き渡すよう要求した。ディオルは返答せず、兄弟たちは誓言にしたがってドリアスを襲い、滅ぼした。しかしディオルの娘エルウィングは逃げ延び、シルマリルは彼女の元にあった。
第三の同族殺し
エルウィングがシリオンの河口に住み、シルマリルがかの女の元にあることを知ると、フェアノールの息子たちはこれを要求した。エルウィングが拒否すると、兄弟はかの女の一党を襲い、滅ぼした。アムロドはこの戦いのさなかに死んだ。
異伝
かれの双子の兄弟アムラスのロスガールでの事故死は後期の案であったため、出版された『シルマリルの物語』では語られていない。同作ではアムロドとアムラスは常に行動を共にしたことになっている。
フェアノールの系図
フィンウェ | ミーリエル | マハタン | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
フェアノール | ネアダネル | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
マイズロス | マグロール | ケレゴルム | カランシア | クルフィン | アムロド | アムラス | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ケレブリンボール | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
関連項目
- 1 アムロドとは
- 2 アムロドの概要
固有名詞の分類
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