らくらくスマートフォン3 らくらくスマートフォン3の概要

らくらくスマートフォン3

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/09 06:46 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
富士通 > ARROWS (携帯電話) > らくらくスマートフォン3
NTTドコモ らくらくスマートフォン3 F-06F

らくらくスマートフォン3
F-06F (レッド)
キャリア NTTドコモ
製造 富士通
発売日 2014年7月26日
2015年7月31日 (エアーブルー)
概要
OS Android 4.4
CPU Qualcomm
Snapdragon 400
MSM8926 1.2GHz
(クアッドコア)
音声通信方式 3.9GVoLTE(LTE)[1]
3GFOMAW-CDMA
2GGSM
データ通信方式 3.9GXi
3GFOMAHSDPAHSUPA
2GGSM
無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)
形状 ストレート型
サイズ 137 × 67 × 9.9 mm
質量 約138 g
連続通話時間 約530分(3G)
約530分(GSM)
連続待受時間 約590時間(3G)
約480時間(LTE)
約460時間(GSM)
充電時間 約120分[2]
バッテリー 2100mAh
内部メモリ RAM:2GB
ROM:8GB
外部メモリ microSD
(最大2GB)
microSDHC
(最大32GB)
microSDXC
(最大64GB)
日本語入力 Super ATOK ULTIAS for らくらく
FeliCa あり
赤外線通信機能 あり
テザリング なし
Bluetooth 4.0
放送受信機能 ワンセグ(録画不可)
備考 1.実使用時間:約72.5時間
メインディスプレイ
方式 有機EL
解像度 HD
(1280×720ドット)
サイズ 4.5インチ
表示色数 約1677万色
サブディスプレイ
なし
メインカメラ
画素数・方式 約810万画素裏面照射積層型CMOS
Exmor RS for mobile
サブカメラ
画素数・方式 約130万画素裏面照射型CMOS
カラーバリエーション
レッド
ホワイト
ブラック
エアーブルー(新色)
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

概要

本端末はらくらくスマートフォン2(F-08E)の後継機種である。

無印良品のアートディレクションなどを手掛けるグラフィックデザイナーの原研哉氏が製品とUIのデザインを担当し、「らくらくスマートフォン」ならではの使いやすさはそのままに、外観やメニュー画面を一新。本体色とメニュー画面を統一したことで美しく一体感のあるデザインとなった。メニュー画面もボタンを立体的に見せたり、文字のフォント半角や長体を使用せず、キレイで見やすいようにするなど細部までこだわり、配置やデザインも見直されたことでスマートフォン初心者の方でも一目で操作方法がわかる設計とした。なお、メニュー画面は本体色同色の他に、らくらくスマートフォン2のように機能ごとに色分けされた配色に変更したり、らくらくホンと同じ口語調で表現されたシンプルメニューに変更することも可能である。また、ワンタッチダイヤルの登録件数が従来のらくらくスマートフォンの3倍となる最大9件まで登録が可能となった。このワンタッチダイヤルは横スクロールで操作するようになっている。画面解像度はHDにスペックアップしており、液晶は従来のTFTから有機ELへと変更された。さらに、照度センサーが屋外にいることを検知すると輝度とコントラストを自動調整して見やすくする「スーパークリアモード」や年齢により色覚特性が変化しやすい青色を使う人の年齢に応じて識別しやすい配色に調整する機能も備えている。

共通の趣味や話題を通じてネット上で交流を楽しめる「らくらくコミュニティ」にも対応しているほか、他の家族から投稿された写真やメッセージを待受画面に自動的にスライドショーで表示することができる「ファミリーページ機能」を搭載。らくらくスマートフォン以外の機種からでも「ファミリーページ」専用アプリをダウンロードすれば、「ファミリーページ機能」が楽しむことができる。専用アプリはAndroid版・iOS版が本機種の発売日から提供されている。

カメラ機能も強化されており、新たにシャッターを押したタイミングから遅れることなくその瞬間を写真に残せるゼロシャッター機能と暖色LEDを採用することでフラッシュ撮影にありがちな青白い映りを防ぎ、暖かみのある雰囲気の写真を撮影できる暖色フラッシュを追加。さらに、画像処理エンジンをらくらくスマートフォン プレミアムと同じ「GRANVU(グランビュー)」に変更したことで撮影者の姿勢を検知してフォーカス速度を上げる「クイックフォーカス」なども備えられた。また、画像の輪郭や質感を判定してより自然な仕上がりに補正したり、映像の乱れを推定して適切に乱れを抑制し、1,000種類以上の画像パターンをもとに解析して映像の色合いを最適化する映像処理エンジン「Xevic(ゼビック)」も新たに搭載された。

文字変換はこれまでのATOKに代わって、富士通とジャストシステムが共同開発した「Super ATOK ULTIAS(ウルティアス)」をらくらくスマートフォン向けにカスタマイズした「Super ATOK ULTIAS for らくらく」を搭載している。本システムは長文を一括変換・確定することができ、打ちにくい促音など誤入力した文字も自動修正する「かしこい変換機能」をはじめ、難しい漢字や英語、住所まで網羅された豊富な単語数、一度入力すると予測候補に長期間表示されるのでスムーズに変換できたり、使用アプリに合わせて候補の優先内容を変えたり、方言に対応するなど多彩な機能を備えていることが特徴である。入力方法に関しても、「あ」などの行を長押しすると押した行の文字がすべてポップアップ表示され、「お」や「こ」など子音に"お"がつく文字でもボタンを2回押すだけで素早く入力できる「らくらく2タッチ入力」を新たに採用した。

また、今まで使用していた携帯電話のデータを別売りのmicro SDカード経由で一括して本機へデータ移行ができる「らくらくお引越し」も搭載された。

なお、先代機種同様、初期設定を簡易化するためにGoogleアカウントを利用しないようになっているため、Google Playを用いて新たなアプリをダウンロードすることができず、Google マップなどのGoogle社提供のアプリは利用できない。その代わり、東北大学 加齢医学研究所 川島隆太教授監修の「みんなの能力ストレッチング」や対応のエプソン製プリンター(Wi-Fi対応のカラリオなど)とWi-Fi経由で接続し、ファミリーページなどで送られてきた写真を印刷できる「らくらくかんたん写真印刷」などの新規アプリを加え、実用系アプリやゲームアプリを中心とした40種類以上のアプリをあらかじめプリインストールしている。

さらに、必要最低限の機能のみ動作させることで待受け状態を長持ちできる「非常用節電機能」に対応し、既対応のXiに関してもXiエリア内において4種類の周波数である「クワッドバンドLTE」にも対応した。VoLTEは発売開始当初非対応だったが、2015年7月のソフトウェアバージョンアップを行うことにより対応する[3]

富士通の自社名義では、最後のらくらくスマートフォンであった。

搭載アプリ




  1. ^ a b 2015年7月27日に配信されたアップデートを行うことで対応。
  2. ^ ACアダプタ04使用時
  3. ^ らくらくスマートフォン3のバージョンアップの提供について - 株式会社NTTドコモ ドコモからのお知らせ 2015年7月24日(2015年7月25日閲覧)
  4. ^ 受信時:150Mbps/送信時:50Mbps
  5. ^ 受信時:14Mbps/送信時:5.7Mbps
  6. ^ 連続視聴時間:約480分
  7. ^ 報道発表資料 「らくらくスマートフォン3 F-06F」を発売 お知らせ NTTドコモ
  8. ^ 2015年夏モデルの10機種を開発 - 株式会社NTTドコモ 報道発表資料 2015年5月13日(2015年7月27日閲覧)
  9. ^ 「ドコモ らくらくホン らくらくスマートフォン3 F-06F」に新色を追加 - 株式会社NTTドコモ 報道発表資料 2015年7月27日
  10. ^ a b c d e f g h らくらくスマートフォン3(F-06F)の製品アップデート情報”. 株式会社NTTドコモ. 2020年3月9日閲覧。


「らくらくスマートフォン3」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「らくらくスマートフォン3」の関連用語

らくらくスマートフォン3のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



らくらくスマートフォン3のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのらくらくスマートフォン3 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS