みちのく民俗村
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/26 05:07 UTC 版)
概要
展勝地山手の7万平方メートルの丘陵と谷に、北上川流域に存在した江戸時代から大正時代の古建築20棟以上を計画的に移築して藩政時代の村の環境も含めて復元し、公開している。
建物の配置により、民俗村導入ゾーン、南部伊達領境ゾーン、北上川流域古民家ゾーン、縄文時代と古代遺跡ゾーンの4ゾーンで構成され、別ゾーンに北上市立博物館と北上埋蔵文化財センターを併設する。
建物一覧
- 旧今野家住宅 - 梁川宿の商家。江戸時代末 - 明治時代初期築、江刺市から移築
- 旧菅野家(かんのけ)住宅 - 国の重要文化財。本屋は1728年(享保13年)、桁行21.3m、梁間11.6m、寄棟造、茅葺き。薬医門は1720年(享保5年)の建立。通称中村屋敷。北上市口内町から移築
- 羽黒派修験道場宝珠院 - 1835年築、北上市口内水押から移築
- 旧伊達領寺坂番所 - 稲瀬町から移築
- 旧お駒堂 - 復元
- 旧大泉家住宅・旧渡辺家門 - 伊達藩の城代家老の邸宅。北上市内から移築
- 旧岩手県立黒沢尻高等女学校校舎 - 1927年(昭和2年)、1977年当地に移築。木造2階建、スレート葺き、建築面積456平方メートル。外装の基調は白色下見板貼で、階上階下の腰を竪羽目、階上中央部を黒色ドイツ壁とする。昭和期の竣工であるが、端部妻のハンマービーム風の収まり、開口部のペジメントなどに明治期の面影が残されている。1999年(平成11年)8月23日、国の登録有形文化財となる。
- 体験工房 -
- 旧菅原家住宅 - 明治時代後期築、湯田町から移築
- 炭焼小屋 -
- 登り窯 - 平安時代築
- がん小屋 - 二子町から移築
- 長屋門・旧菅原家住宅 -
- 旧佐々木家住宅 - たばこ栽培農家、江戸時代中期築
- 高麗門 -
- 旧小野家住宅 - 1870年(明治3年)築、西根町から移築
- ませ小屋 -
- 旧北川家住宅 -
- 旧星川家住宅 - 江戸時代後期築、南部曲り家
- 長屋門風演舞場 -
- 体験工房 -
- 竪穴建物 - 室町時代(復元)
- 竪穴建物 - 平安時代(復元)
- 竪穴建物 - 縄文時代(復元)
- 考古館 - 収蔵庫として使用しており内部は非公開。
- 水車小屋 -
- 展勝地茶屋 -
- バッタリ -
- 北上川の渡し舟 -
- 南部領伊達領境塚 - 国の史跡
催事
- みちのく民俗村まつり - 9月中旬(隔年開催)
- 南部さき織り実演 - 4月〜11月の毎週土・日
- 1 みちのく民俗村とは
- 2 みちのく民俗村の概要
- 3 利用情報
固有名詞の分類
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