すき焼きとは? わかりやすく解説

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すき‐やき【×鋤焼(き)】

読み方:すきやき

牛肉豆腐ネギなどと一緒にたれで煮焼きしながら食する鍋料理関東では牛鍋(ぎゅうなべ)ともよばれた。名は、鋤を鍋の代用にしたからとも、肉をすき身にして焼くところからともいう。《 冬》「—の香が頭髪(かみのけ)の根に残る/誓子」


すき焼き

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/21 14:17 UTC 版)

すき焼き(鋤焼・銚焼[注 1]、すきなべ)は、食肉や他の食材を浅い鉄鍋で焼いたり煮たりして調理する日本料理である。調味料醤油砂糖みりんなど、またそれらをあらかじめ合わせた割下が使用される。


注釈

  1. ^ 「銚」とは金属製の鍋の事である。またをするための金属製の酒器銚釐の事もいう
  2. ^ 太田なわのれん」は現存し、今でもぶつ切り牛肉を使い、適宜、割下を注ぎながら濃い味噌だれで炒りつけるように煮る牛鍋を提供している。
  3. ^ この作品での表記は「牛鍋(ウシナベ)」『日本国語大辞典』(小学館)による。

出典

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  2. ^ 語源由来辞典
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「すき焼き」の続きの解説一覧

すき焼き

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/16 07:43 UTC 版)

「鋤」の記事における「すき焼き」の解説

なお、柄の取れた古い鋤を野外で鍋の代わりに使って鳥獣の肉や野菜焼いたのが「すき焼き」の始まりといわれている。

※この「すき焼き」の解説は、「鋤」の解説の一部です。
「すき焼き」を含む「鋤」の記事については、「鋤」の概要を参照ください。

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