お盆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/30 06:06 UTC 版)
お盆(おぼん)は、日本で夏季に行われる祖先の霊を祀る一連の行事。日本古来の祖霊信仰と仏教が融合した行事である。
注釈
- ^ 旧暦7月15日は新暦8月8日から9月7日の範囲になる。1991年 - 2030年の40年間では、2006年が8月8日、2025年が9月6日となる。また、閏月に行事を繰り返すことはないため、閏7月15日(閏7月があった2006年では9月7日)は旧盆ではない。
- ^ 一般的に7月13日に墓参りを行う。なお大正6年に旧暦7月から新暦7月に変更された[3]。
- ^ NHK放送文化研究所によると、「NHKが昭和53年(1978年)に農林水産通信員を対象に行った「ことばの地域差」調査によりますと、「初盆(はつぼん)」が全国的に最も優勢でした。しかし、関東地方や甲信越地方では「初盆」とは言わず、「にいぼん」「あらぼん」「しんぼん」が重なり合って分布していました。ただ、調査時点から20年以上たっているので、この分布も変化しているかもしれません。」という[20]。
- ^ ただ、2003年の祝日法の改正で海の日が7月20日固定から7月第3月曜日に変更されたため、それ以降は新暦お盆に相当する7月15日が祝日となる年もある。
- ^ この法令は1947年(昭和22年)を限りに失効しているが、その後も慣例となり、1988年(昭和63年)12月13日法律第91号「行政機関の休日に関する法律」によって、行政機関限定ではあるものの12月29日から1月3日まで6連休となっている。年末年始の連休が充実している反面、行政機関(官公庁)にお盆休みがないのはこのような経緯による。
- ^ 2017年においては、例えば京阪電気鉄道では京阪線は平日ダイヤ、大津線は土休日ダイヤ[37]、西日本鉄道では天神大牟田線は土休日ダイヤ、貝塚線は平日ダイヤ[38]。
出典
- ^ a b c d e f g ~マメ知識~ 「お盆はなぜ7月と8月があるのか~」 大田市場花き部仲卸協同組合 2019年6月13日閲覧
- ^ みんなのライフハックDIME 全国的には8月でも、東京でお盆を7月に行う風習がある理由とは?東京のお盆の迎え方と過ごし方を解説
- ^ “市史余話 7月お盆・8月お盆”. 函館市中央図書館. 2014年4月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月15日閲覧。
- ^ Qなぜ7月盆と8月盆があるのですか? - 了光山護国寺
- ^ お盆 Part2 (PDF) - 大田市場花き部仲卸組合 青年部
- ^ 西東京市のお盆について - 西東京市役所(2011年7月28日)
- ^ 七月三十一日~八月二日 盂蘭盆会(小金井盆、棚経) - 真言宗豊山派 小金井金蔵院
- ^ “夏季イベント紹介”. 調布市役所. 2018年9月4日閲覧。
- ^ “盆棚飾りを展示しておりす”. 小平ふるさと村. 2020年5月1日閲覧。
- ^ 歳時報告 お盆 Archived 2016年8月12日, at the Wayback Machine. - 株式会社 大田花き
- ^ “「みんな元気でやってますよと報告」新盆を迎え 先祖をしのび家族連れらが墓参り”. TBS. 2023年7月30日閲覧。
- ^ a b デジタル大辞泉
- ^ a b goo辞書
- ^ “徳島県指定無形民俗文化財 「津田の盆踊り」”. 徳島市. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月26日閲覧。
- ^ “盆踊り(上)地元の宝 有志が保存”. 徳島新聞. (2011年9月9日). オリジナルの2016年3月6日時点におけるアーカイブ。 2012年4月26日閲覧。
- ^ “盆踊り(下) 伝統の調べ 次世代へ”. 徳島新聞. (2011年9月10日). オリジナルの2016年3月6日時点におけるアーカイブ。 2012年4月26日閲覧。
- ^ “阿波弁講座セミの呼び方。カマキリ、トンボ”. 四国放送. 2015年11月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月26日閲覧。
- ^ 実は岡山弁。教えてください(駄)
- ^ びんごばあ!第354号●「ぼに」
- ^ 「初盆」と「新盆」についての使い分けや決まりはある? NHK放送文化研究所「放送現場の疑問・視聴者の疑問」 2001年5月1日
- ^ a b “お盆の精霊馬 すごいことに”. NHK生活情報ブログ (2018年9月25日). 2022年8月12日閲覧。
- ^ a b 澤田 千晴・安田 智子・下山 春香「青森県における行事食に関する調査研究〜津軽地域のお盆の行事食について〜」 東北女子大学・東北女子短期大学紀要 No.52 2019年6月13日閲覧
- ^ a b 丹治翔 (2017年8月14日). “「爆竹」が鳴り響く!長崎のお盆って本当?「50万円買う人もいる」”. withnews.jp. 2022年8月12日閲覧。
- ^ “ここがオモロイ!「秘密のケンミンSHOW」 お供えはお弁当?軒下におもちゃの車?独特すぎだぞ!全国のお盆カルチャー”. 読みテレ|読んで楽しいテレビの話. 2022年8月12日閲覧。
- ^ “きょうから旧盆 ンカイ準備にぎわう/市内スーパー”. 宮古毎日新聞. (2018年8月25日)
- ^ “沖縄Q&A”. 沖縄県大阪事務所. 2018年8月25日閲覧。
- ^ “ウチカビ 2.0! 進化を続けるあの世のお金について”. 琉球新報Style (2018年8月24日). 2022年8月12日閲覧。
- ^ “きょうソーロン(旧盆)入り”. 八重山毎日新聞. (2018年8月25日). オリジナルの2018年8月23日時点におけるアーカイブ。
- ^ “わら綱引き霊を送迎…謎の行事「盆綱」茨城県教委が調査”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社 (2019年5月3日). 2020年8月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月5日閲覧。
- ^ “東関東の盆綱”. 茨城県教育委員会. いばらきの文化財. 茨城県. 2020年8月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月5日閲覧。
- ^ “「おわら風の盆」の歴史”. 越中八尾観光協会. 富山市. 2009年8月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年2月23日閲覧。
- ^ 「お盆休み、Uターンラッシュがピークに」『日本経済新聞』ニュースサイト(2018年8月15日)2018年8月20日閲覧。
- ^ 帰省費用は節約も…じわり広がる「お盆玉」『日本経済新聞』電子版(2018年8月10日)2018年8月20日閲覧。
- ^ “お盆期間中の「JR九州の在来線」列車ダイヤについて” (pdf). 九州旅客鉄道 (2020年8月11日). 2020年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月12日閲覧。
- ^ “博多駅時刻表” (pdf). 九州旅客鉄道 (2021年3月14日). 2021年3月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月8日閲覧。 - 例として博多駅時刻表。在来線時刻表の「土曜・休日用時刻」の注記に8月13日 - 8月15日の適用が含まれている。ただし当pdfファイルページは2021年8月1日で廃止。
- ^ “お盆期間中の「運行ダイヤ」と回数券のご使用について”. 阪急電鉄. 2017年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月16日閲覧。
- ^ “お盆期間中の営業のご案内”. 京阪電気鉄道. 2017年8月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月14日閲覧。
- ^ “お盆期間中の電車・バス・高速バス・定期券発売窓口のご案内”. 西日本鉄道. 2017年8月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月14日閲覧。
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