イオンスタイル尾道、9月18日にグランドオープン DCMダイキも

2020年7月29日 07:39

印刷

イオンスタイル尾道のオープンイメージ(イオンリテール発表資料より)

イオンスタイル尾道のオープンイメージ(イオンリテール発表資料より)[写真拡大]

 イオンリテールは28日、広島県尾道市天満町のイオン尾道店跡に9月18日、イオンスタイル尾道を開店することを明らかにした。高齢者世帯が増えた地域の特性を考慮し、ネットスーパーや自宅配送サービスを充実させるのが特徴で、尾道市によると、隣接してホームセンターのDCMダイキが出店を予定している。

【こちらも】埼玉県蕨市のイトーヨーカドー錦町店跡、ビバモール蕨として2021年春オープンへ

 イオンスタイル尾道がオープンするのは、イオン尾道店跡のうち、約1万1,000平方メートル。売り場面積は約3,300平方メートルとなる予定で、イオンリテールの直営が約3,260平方メートル、残りを入居テナントが占める。入居テナントは銀行のATM、クリーニング店、保険ショップの合計4店。

 駐車場として約220台分、駐輪場として約80台分が確保されているが、ともに隣接してオープンする予定のDCMダイキと共用となる。

 店舗ができるのはJR尾道駅から北へ歩いて15分の場所。車で10分圏内に約2万6,000世帯、約5万7,000人が暮らしているが、尾道市は海岸線近くまで山が迫り、山肌に住宅が密集する坂の街として知られている。

 全国平均に比べて65歳以上の高齢者の比率が高いうえ、40~50代の共働き世帯が多いという地域の特性を考慮して、インターネットからの注文で自宅へ商品を配送するネットスーパー、店舗のカウンターや駐車場で事前に注文した商品を受け取れるピックアップサービス、購入した商品を当日中に自宅へ配送するサービスに力を入れる。

 生鮮食品は内食需要の高まりを見越し、地元産中心の構成にする。JA尾道市の産直野菜や果実、瀬戸内の漁港で水揚げされたばかりの魚介類をそろえ、内食需要に応える。

 店内のイオン薬局では、全国の医療機関の処方せんを受け付けるだけでなく、処方せんを受け取った時点でスマートフォンから調剤予約するサービスを展開、高齢者世帯をサポートする。

 尾道市の告示によると、イオンスタイル尾道の開発はイオンリテールとDCMダイキが共同で進める尾道市天満町プロジェクト(仮称)の一環。イオンスタイル尾道の隣接地にDCMダイキのホームセンターが出店を予定している。(記事:高田泰・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事