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NTTによる総務省幹部らへの高額接待をめぐり、歴代の総務相ら同省政務三役も在任中や退任後にNTT側と会食していたと週刊文春(電子版)が10日報じた。
週刊文春によると、NTTは当時総務相だった自民党の野田聖子幹事長代行と高市早苗衆院議員のほか、総務副大臣だった坂井学官房副長官、寺田稔衆院議員の4人を澤田純社長らが接待していたという。
坂井氏は10日、記者団に対し、2018年6月に篠原弘道NTT会長と会食したことを明らかにした。会食は人を紹介してもらうことが目的で、費用は篠原氏が支払ったという。坂井氏は「(会食時に)総務省の業務に関する要請や要望は全くなかった」としている。
寺田氏の事務所は会食を認めた上で、「副大臣退任の慰労会のつもりだった。何も働きかけはない」とし、提供を受けた会食費分を返金する考えを示した。
この問題に関連し、武田総務相は10日の参院予算委員会で、NTT側との会食の有無を問われ、「国民が疑念を抱くような会食、会合に応じたことは一切ない」との答弁を繰り返し、会食の有無自体については明言しなかった。