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ルイ・アームストロングの曲、野太く優しい歌声響く…閉会式フィナーレ

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 5日の東京パラリンピック閉会式では、20世紀を代表するジャズの巨人ルイ・アームストロングの代表曲「ホワット・ア・ワンダフル・ワールド(この素晴らしき世界)」が、フィナーレとして、国立競技場に鳴り響いた。

紫色にライトアップされた聖火(5日午後9時49分、国立競技場で)=川崎公太撮影
紫色にライトアップされた聖火(5日午後9時49分、国立競技場で)=川崎公太撮影

 あなたの周りには、なんでもない幸せがいっぱいあるよ――といった、時代を超えるメッセージを優しく語りかける歌。世界中のアーティストたちにカバーされ、歌い継がれてきた。東京パラリンピックが掲げた「共生」や「調和」の理念と歌の世界を重ね合わせた演出で、オリンピックの開会式でのジョン・レノン「イマジン」の合唱とも響き合った。

閉会式の音楽パフォーマンス「ホワット・ア・ワンダフルワールド」(5日、国立競技場で)=横山就平撮影
閉会式の音楽パフォーマンス「ホワット・ア・ワンダフルワールド」(5日、国立競技場で)=横山就平撮影

 それぞれに障害を抱えながら活躍するピアニストの西川悟平さん、ボーカリストの奥野敦士さん、公募で選ばれた特別支援学校高等部2年の小汐唯菜さんらが登場。ロックバンド「ROGUE」で活躍し、事故で胸から下が麻痺した奥野さんは、アームストロングばりの野太く優しい歌声を、映像出演で響かせた。聴覚障害をもつ手話パフォーマーのRIMIさんも曲に合わせて出演した。

 最後には、パフォーマンスの出演者ら約60人が再登場して、声を合わせて歌った。歌が終わると、東京大会の聖火は静かに消えた。

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2342849 0 東京パラリンピック 2021/09/05 22:26:00 2021/09/05 22:42:02 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210905-OYT1I50138-T.jpg?type=thumbnail
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