3Dスキャンで数秒!自分の分身が作れる機械:WBS
会議に出たくないとき、家から買い物に出るのもおっくうなとき...自分の分身がいたらいいな~などと思ったことはないだろうか?
今回は、それが可能になるかもしれないシステムを紹介する。
こちらは、3Dアバターデータを作るシステム。ぐるっとスキャンするだけで、自分の分身が数秒で作れてしまう。
2台のカメラが搭載されており、赤外線カメラと普通のカメラで撮った体の輪郭のデータと色のデータを組み合わせてこの分身が作られる。
そして、分身には自動で22か所の関節が入っているので、こんなこともできる。
実際はダンスがとても苦手だという北村まあさキャスターだが、映像の中では流れるようなダンスをカッコよく踊っている。関節があるからこそ、このなめらかな動きが実現しているという。
さらに自分のアバターを選択して格闘ゲームもできる。
この分身データは、QRコードなどを読み込めばスマホなどで持ち帰り可能だ。
このシステムはワントゥーテンとVRCという会社が共同開発した。
今後の展開として、3Dのアバターに性格を持たせることは可能かどうか尋ねると、ワントゥーテンの澤邊芳明CEOは「できますね」と即答。
「AI(人口知能)を搭載して性格や心を持たせれば完全に自分の分身じゃないですか。自分の代わりにインタビューに答えたり、会議に出たり夫婦げんかしたり...そういう未来はもう全然遠くないですね」とのことだ。
この分身アバターには、「体操中」などいろいろなコマンドがあって、ゆくゆくはたまごっちのような育成ゲームもできるようになるそう。
今回、自分のアバターを持ち帰ってきた北村キャスターも、「可愛く見えてくるんですよ」と話す。
今後は、他のアバターと交流させたりというエンタメ部門はもちろん、全身をスキャンして身長や腕の長さや胴回りなども測れる採寸機能をつけることでヘルスケア部門やアパレル部門の展開も見込まれている。また、成長記録として3Dで撮って更新していくことも可能。分身3Dアバターの可能性は無限大だ。
みんなで踊ったりストリートファイトをするなど、現実の自分にはできないこともバーチャル世界で自分の分身でなら実現可能。今後は、現実とバーチャルと、複数の人生をいっぺんに体験できる時代が来るかもしれない。
【商品名】
ANATOMe(TM)
【商品の特徴】
全身を3Dスキャンして動く3Dアバター(分身)を瞬時に自動生成する
【企業名】
ワントゥーテン、VRC
【住所】
東京都品川区東品川2-2-8スフィアタワー天王洲7F千代田区、東京都八王子市明神町2-26-9
※その他、先週の「WBS」"トレンドたまご"では、以下のトレンドを紹介!
●うっかり忘れを防止"慣習時計「ルクル」"
毎週、毎日のことなのにうっかり忘れてしまうことを解決する時計
●布が黒板に変身"布地が黒板になるインク"
インクを布に塗り乾かすと黒板のようにチョークで書くことができる
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ブラックライトを当てるとグミが光る
●モニタリング服"e-skin"
着るだけで人の動きや運動フォーム、健康状態などを計測可能な服。洗濯も可能