徳島県は、兵庫県とともに大鳴門橋(全長1629メートル)の桁下空間に整備を検討している自転車道の事業化に、2023年度にも着手する。課題となっていた観光歩道「渦の道」を残した状態での整備が可能と判断した。事業着手に向け、安全性を確認するとともに、公募委員らから成る検討会で、自転車道を生かした観光振興策などを練る。

 今後は「渦の道」を残せる配置の模型を作って実験し、橋への影響を確認する。徳島、兵庫両県と橋を管理する本州四国連絡高速道路で設計や施工などについて協議し、着工に向けて準備を進める。

 観光振興策や自転車道の魅力向上、管理・運営などソフト面については…