女子高生への強制わいせつ事件を起こした元TOKIOの山口達也(46)の今後が「イバラの道」と言われているが、同じくわいせつ行為で先月、逮捕された俳優・青木玄徳(つねのり=30)の“トホホぶり”が失笑を買っているという。勢いのあったイケメン俳優のハレンチ行為に世間は驚かされたが、山口と同じ時期に“酒”と“性犯罪”で人生が狂ってしまった、もう一人の芸能人の事件の顛末を追った――。

 青木は3月4日午前1時ごろ、東京・世田谷区三軒茶屋で信号待ちをしていた30代女性に背後から抱きつき、両手で胸を強くもみ、首や腰に10日間のケガを負わせた強制わいせつ致傷と強制わいせつ未遂の疑いで4月5日、警視庁世田谷署に逮捕された。

 取り調べに対し容疑を認め「酒を飲んで気が大きくなってしまった」と供述。また事件当日、別の女性のスカートの中に手を入れようとしたことも分かり、同20日には強制わいせつ未遂の疑いで再逮捕された。東京地検は27日、青木を不起訴処分としたが、理由は明らかにしていない。

「青木は身長180センチで、目鼻立ちの整った端整なマスク。若い女性に人気がありました。ミュージカル『テニスの王子様2ndシーズン』の演技が好評で、ドラマ『仮面ライダー鎧武』では、悪役ながら主役に勝るほど人気を集めました。特に子供たちや主婦層にも支持されましたね。最近は、映画の主役にも抜てきされるほどだった」(芸能関係者)

 そんな成長著しいイケメン俳優のまさかの行為…。世間が仰天したのも無理はない。

 同関係者は「とにかく酒癖が悪い。事件直前まで大量の飲酒をしていたようで、周囲も何かしでかすのではないかと心配していた」と言うが、その心配が現実に。防犯カメラや目撃者の情報によると、ほかにも複数の被害者がいるという情報もある。

「TOKIOの山口は番組MCという立場を利用して、共演する未成年の女子高生にわいせつ行為を迫りました。大手のジャニーズ事務所所属というおごりがあったのは否めない。一方の青木も『イケメンにやられて、うれしいだろう』ぐらいに思っていたのでは。山口同様、お酒によってスイッチが入ってしまったのでしょう」(同)

 ただ、青木が逮捕されるに至った理由が「あまりにもトホホすぎる」と話題になっている。

「青木は3月31日付で所属事務所を辞めることが決まっていた。どうやら事務所に対して不満を抱えていたようだ。そこで別の事務所に売り込むため、自分の履歴書や宣材写真などを持ち歩いていたが、事件時にそれらを落としてしまったらしい(笑い)。おそらくもみ合っているうちにそうなったのでしょうが、それで青木の犯行だとバレてしまった」(テレビ局関係者)

 有名俳優が、自分の身元を証明するものを事件現場に残すとは…。不起訴になったとはいえ、俳優として大きな代償を払うことに変わりはない。

「(主演の)映画『闇金ドッグス8』は何とか予定通り、DVDが今月2日の発売にこぎつけた。ただ、19日に公開予定だった『闇金ドッグス9』はお蔵入りが決定した。表向きは『諸般の事情』とされていますが、青木の事件の影響なのは明らか。不起訴になったとはいえ、わいせつ行為がなかったわけではない。そのうえ主演だから、さすがに公開するわけにいかなかったのでしょう。“性犯罪”はイメージが悪すぎるし、再起は難しいのではないか」(同)

 山口同様、青木は“酒と性犯罪”で大きく人生を狂わせてしまったようだ。