声優の諏訪部順一が20日、自身の「X」(旧ツイッター)を更新。1995年に起きたオウム真理教による東京・地下鉄サリン事件を振り返った。

 この日は14人が死亡し、6000人以上が重軽症を負ったとされる最悪の事件からちょうど29年。諏訪部は「あの朝、まだ会社勤めもしていた私は出勤のため家を出た」と切り出すと「いつもより遅れていたので焦って駅に着くと、大混雑で構内に入れない。一体? すると『霞ヶ関で爆発が起きたらしい』というアナウンスが。利用しているのは日比谷線。いつものに乗っていたらヤバかった…。昼過ぎに事実知り別の嫌な汗が出た」と、一歩間違えれば自身にも命の危険があったことを明かした。

 また、事件が起きたのは「スマホどころかケータイもまだ普及していない時代」だったため「情報はそうそう入ってこない。違うルートでどうにか昼頃に会社に辿り着くと、ラジオから『毒ガスが撒かれたらしい』というニュースが」と衝撃的な報道を回顧。

「その日の帰路の電車。封鎖され照明の消えた駅を通過した時の光景、車内の重苦しい空気を今でも覚えている」と振り返った。