元自民党衆院議員の宮崎謙介氏が6日、報道番組「ABEMA的ニュースショー」(ABEMA TV)に出演。自民党を離党した秋本真利衆院議員の洋上風力発電事業を巡る汚職事件についてコメントした。

 秋本氏は2012年当選で、宮﨑氏と〝同期〟。その人となりについて宮﨑氏は「議員としては脱原発の急先鋒なんですよ」と指摘した。

 続けて「当選したころは民主党政権が終わって安倍政権、また自民党政権が誕生した時。だから、原発問題とかが比較的まだ熱いころ。自民党では原発をもう一回戻さなきゃいけないっていう声が強い中で、経産大臣、今の茂木(敏充)幹事長に食ってかかって『脱原発を進めるべきだ』ってやってたのが印象的に残ってますね。喧嘩腰に。同じ党内ですよ」と振り返った。

 エネルギー関係について思いが強かったのか?と聞かれると「ありました。思いがあったみたいで。おそらくご家族のなんかの関係から、そういうふうに思うようになったって言ってましたんで」と証言。

 MCの千原ジュニアから「このニュース自体はどう思われます?」と尋ねられると、宮﨑氏は「結構、噂ベースでは聞いてました。この秋本さんと再エネの企業の間には、『結構そういうお金のやり取りとかあったんじゃないの?』『秋本、やられるんじゃないの』みたいな話は、ちょっと私の耳に入ってましたね」と明かした。
 
 ジュニアからそういう情報はどこから漏れるのか?と質問されると、「相手の企業側から漏れるってこともあるんですけど、私は秘書だと思いますね。秘書からだいたい永田町関係のことは漏れていて、特捜が動くってことは相当のやっぱり証拠がないと、家宅捜索は入らない。確実に掴んでると思います。こうなってくると逃げられないし、だから政務官やめて離党もするっていうふうなことになってるじゃないですかね」と推測した。

 ちなみに宮﨑氏は不倫問題がきっかけで議員辞職しているが、秋本氏は離党したのみで辞職はしていない。

 秋本氏はなぜ辞職しないのか?の声が出ると、宮﨑氏は「僕は反省の念が強かったから。ちょっと反省が甘いんじゃないですかね」と苦笑していた。